音楽教育活動奮闘記

不定調性論からの展開~音楽思考の玩具箱

不定調性論について/内容インデックス

もしあなたが現在、直感と知識をバランスよく活用して仕事が成り立っているなら、このページの話は必要ありません。

 

制作のポイントは、次自分が何をすればいいか、の判断です。

もうちょっと本質的な質問をすると、

あなたが、今作っている楽曲における今おいたその音、の根拠はなんですか?

その答えを 不定調性論では"音楽的なクオリア"に従って決める、ということにしました。簡単にいうと、"直観で決める"です。もっと乱暴に言えば"勘でやる"です。

 

こんなふんわりと掴みどころのない言及は専門的な研究では許されないでしょう。

故にそれを前面に押し出せる在野サブカルチャーとしてブログ形式で書いてます。

 

直感だけでやるなら勉強はいらないだろう、と思うかも知れません。

ある程度はそれでも最初はできます。やがて感覚が成長するに従い満足できなくなってきます。そこで勉強をし始め、自分の無能さに絶望して辞める人もいれば、本腰を入れて学習する人もいます。そこが分かれ目です。時には知識と直感を連動できなくなる時期もあります。
歴史の中には自分など到底及ばない様々な美的感覚知識が君臨しています。それらを懸命に勉強し、実践の中で直感的に用いることで、自分の作品に合った自分が使える知識としてアウトプットできるようになります。

常に教科書を開いて参考にするわけにはいきません。

結局最後は自分の直感が最良であることが求められます。

 

テキトーが意味を持つには、膨大な意味付けとそれなりに論理的な方法論構築が必要です。面白い矛盾に気がついた、と感じています。

 

不定調性論は、「俺が作った最強のmy音楽理論」ですが、これは「独自論」です。直感に制限をかけないためにも、独自論の承認と錬磨が必須になってきます。

独自論(本心本音)と社会的発言(調和的発信)は明らかな区別を個人が把握しておくべきです。この区別ができるからこそ独自論は独自性を保てます。独自論は不可侵で、その人がその人の人生を歩きやすくするために整えられるべき、と考えます。

 

不定調性≠不定調性論、としています。「不定調性」はわれらSound Jankyのスラングです。例えあなたの作品が鳴かず、飛ばずであったとしても、あなたが生涯、活動に没頭し、楽しんで生きられるならそれを励みに生きられる人もいると思います。

 

 

概略と方針

不定調性論ってなに? 

 

 

不定調性論の具体的方法論の紹介

不定調性感制作の過程と独自論の作り方

 

不定調性論の方法論的展開その1

不定調性論の方法論的展開その1-2

不定調性論の方法論的展開その2

不定調性論の方法論的展開その2-2

 

 

流し見る、動画解説シリーズ

2017年時期の不定調性論教材の内容の概略を紹介した動画集です。

 テキスト動画(本人解説)〜不定調性論全編解説1-33

実は当時DAW使い始めたばっかりでなのにイキっててすみません。

 

不定調性論的思考による制作動画です。

深夜のDTM 不定調性論的制作

深夜のDTM2 不定調性論的制作〜数理親和音モデル作成の理由

不定調和音の連鎖方法〜不定調性論への招待 その3

一つのコードを音楽的なクオリアで並行連鎖して音楽表現を作る〜不定調性論への招待その4

 

 

不定調性論用語解説

上記概略や、動画で出てくる独自用語の解説集です。

不定調性論用語/概念紹介記事目次一覧

 

不定調性論最難関〜モジュラー連鎖対称性による不定調性

ご自身で独自方法論を創っている場合、自分が決めたルールを重ね合わせていくと、その方法論独自のルールやパターンが見えてきます。そこにご自身の思想が反映されて新たなルールが見られたり、作者本人も気が付かなかったルールやパターン、相似性や対称性が発見できることもあります。下記はそうしたことを不定調性論で展開してみた事例です。

全ての和音集合の領域表記可能性の話(原理編1)

連関表モデリングの展開〜漸移旋回する重ね合わせの連関表(原理編2)

連関表モデリングの展開〜モジュラー連鎖対称性による不定調性界(原理編3)

関係性に響くということ〜関係性共感覚と戯れる(原理編4)

12音集合名前付け〜独自論的命名呪と思想

不定調性論関連含めた主な制作作品

不定調性論を用いた作品の記録集(画面左下再生ボタンの右▶︎|をクリックで次の作品に行けます)

 

日々紀行〜この作品のためにお願いして頂いたお写真を音楽で表現した作品です。

www.youtube.com

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ピアノ曲が好きなんだ自分、て気がつきまして。

 

動画概要欄から解説記事に直接リンクもあります。

下記からご覧いただくこともできます。

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音と楽しむ不定調性ハーモニー

丸サ進行はなぜエモいのか〜エモいコード進行感を不定調性論的に考える

不定調性進行/名もなき進行感〜調性システムの外縁にある世界

ビートルズも分析(?)できる「進行感作曲法」

「カエルの合唱」のメロディで不定調性和音〜和音を単音として捉える

「メリーさんのひつじ」を題材に〜協和強度感覚をコントロールする 

作曲している時、どのコード進行・音色にするか

進行感分析の方法〜不定調性論的進行理解の方法1

進行感分析の方法〜不定調性論的進行理解の方法2

抽象的な音表現を理解する融和感分析の方法〜不定調性論的進行理解の方法3

抽象的な音表現を理解する融和感分析の方法〜不定調性論的進行理解の方法4

リハモヴォイシング文化の解体へ、不定調性音楽感の作り方〜私の場合

不定調性論的音集合連鎖に文法はあるのか?他小話。

不定調性アレンジの現在

調性を橋渡す不定調性〜ダイアトニックコードをつなげる不定調性

不定調性コンセプトの歌唱作品紹介

 

教材最新版は毎年4月1日以降にリリースです

音楽理論的な詳細まで納得したい方用です。

「不定調性論教材」について

 

不定調性論と独自論の有り様

独自論は、自身の人生経験を通じて自然と発露する嗜好/思想/欲求から生まれる行動原理を指します。
独自論論はその独自論に対する向き合い方です。

"私"を創る得体の知れない構造〜独自論論とは何か?

 

プラシーボ的反応と独自論1〜概略

和音の印象と進行感について考える~独自感覚の再起動

自分勝手を維持するのは意外に難しい? 

ドレミファソラシドにコードを付ける

言論と独自論

下方倍音列について

サブドミナントマイナーは下方倍音列?

倍音マトリックス

居眠り音楽理論講座ー長三/短三和音が生まれるまで

 和音は二種類しかない

コードアナライズの意味と心象分析について

不定調性論的なアナライズ方法等について

非論理学のススメ〜芸術表現を構成する"矛盾への理解"の重要性 

<コラム>コード影響範囲の個人差/状況差の話

協和音から調和音へ〜その和音があなたにとって響いてくる理由は? 

調和音から転和音へ〜和音の相似性と関連性の創造

転和音から線型/非線型和音へ〜クオリアが引き起こす和音連鎖を数理的に紐付ける

線型/非線型和音から時系列情報へ〜振動現象の全てを紐付けて着想可能性を広げる

音楽的な違和感との付き合い方-不定調性論的違和感論??

音楽理論を知らない人のための音楽理解と不定調性論の応用

瞬間的な比較能力(momentary comparability)と決断感覚感(sense of determination)の向上へ

静的モデルと動的モデルの違い〜Tonnetzと12音連関表の質問から

音関係組織願望の気質発作と音楽表現の社会学〜独自論が生まれる時1

個性と被解釈力と独自論思考の先端へ〜独自論が生まれる時2

独自性の早期把握と世論の意識内コントロール

意識の中の音楽的存在〜不定調性論的影響音楽ノススメ

下方倍音列を用いた音階設計〜反応領域から結合領域への展開

下方倍音を用いてオルタードテンションを理解する

個人モジュールの関係性構築で生まれる私的音楽分析の手始め

topic

音の距離感の話

不定調性論的思考を使って作った初期曲についてのメモ

不定調性和声のコンセプトによる"枯葉"バリエーション

属和音が主和音に行かないことがあるのはなぜか

真の「偶然の音楽」は創れるのか

 

印象とクオリア

音楽的なクオリアの奥にある"構造源"からの息吹

 

なぜその曲は切ないか?について

実際どのように作曲をするか?

音楽的なクオリアと中動態と不定調性論(超能動態的感覚を身につける)

音楽的なクオリアと中動態と不定調性論(脳の暗算は筆算より若干正しい?)

音楽と脳とクオリアと独自論と。「ジョン・フルシアンテが語る、ギターと“心”の関係性/Guitar Magazine」読了

オリンピック2020〜開会式「君が代」を巡って街の音楽家が感じたこと

 準矛盾構文とクオリア

メタ時系列情報がもたらす重層的進行感 

CとクラスターCc#dはどんな関係にありますか?

情動性行動と音楽表現の閾値

誰かにとって不可解な音が置かれた時〜欠陥は存在しない

 

音楽制作心理学

音楽表現活動も錯覚、勘違い、思い込みの応酬です。

人間の目と脳が外界の情報を補い、適切に状況を把握しやすくするために起こす現象で、これをバグと解釈するか、命を守る仕組み、と感じるかはその人の心の豊かさに依存するでしょう。

音楽活動にも、さまざまな錯覚や見間違い、勘違いが起きます。

必要な時にそれを理解し、経験を積んで補えるように、この項目を設けました。

引用

知識がないと、下の方が長い、と信じてしまいます。これは人間が距離感を大げさに把握するときに都合が良いために起きる錯覚です。人間は周囲の状況に対して予測し、今後の行動判断の概略を同時にいくつもまとめようと、様々な"仮説"を立てながら生きています。だから"こうに違いない"と思うことで様々な結論を導き出しやすいようにしてるわけです。

錯覚自体は、必要のために起こるのですが、それが差別や区別になり、軋轢を起こすこともあります。

自分が"錯覚してしまうアホな人間"、と自覚して、周囲の人の勘違いも小馬鹿にせず、何度も同じ間違いをしながら、学んでいきたいです。

制作においても、調子、気温、時間、相手への偏見や贔屓で音がよく(悪く)聞こえたり、普段「お酒飲んで制作したらいい作品できた(参考/参考:宗珉の滝)」と錯覚したり、それが一時期変にうまくいってしまったり。

 

錯覚をして勘違いをする性質を勉強しておきたくてこの項目を作りました。

感覚で音楽やるなら、セオリー通りやるよりもたくさん勉強しな意図、勉強してる人に及びません。

詳細各項目は下記にて。

音楽制作心理学関連トピックはこちら

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