音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

ビートルズも分析できる「進行感作曲法」〜不定調性論の展開1

terraxart動画リンクへ

 

 

今回は動画にしたものを記事で改めて解説します。

 

コードをいくつか覚えたら作曲してみよう。

という話です。

特にコードとメロディや、グルーヴとラップ、伴奏と即興のような、音楽の骨格を作るような作業において活用頂くと良いです。

 

御幣を覚悟で申し上げれば、音楽教育は、専門でない人が音楽文化を理解するために設けられている学問です。

中には、小学生ぐらいから自分勝手なメロディを歌ったり、歌詞を適当に書いたり、ドラムを叩きまくってる、みたいな人で、両親が音楽に全く興味がないと、その子の才能は全く伸びない、という現実を音楽教室をやりながら感じていました。

 

「あ、この手の感性は才能とは思われないんだ...」

 

youtubeなどの存在でAuto才能開発が始まったのはとても良いことだと思います。

私たち昭和世代の時代は完全に終わりました笑。若い方のサポートに回りましょう。

 

周囲が無知な時、(潜在的)天才/異才/鬼才/奇才は放って置かれます。

 

ご両親の音楽的な知識がたとえ少なかったとしても、本人が理屈の勉強が嫌いでも、ある程度才能開発できる(その能力を褒めてあげることができる感覚が持てる)可能性を持つだおう、と私が思っているのがこの「進行感」による表現法です。

 

まだ本にはあまり書かれていないので(すぐ書かれるようになります)、でも先生方はすでにこのやり方をご存知だと思います。

方法論としての名前がなかっただけです。

あとは皆様それぞれの先生方のやり方で体系化していただけると思います。

 

ここでは簡単なコード、ギターならバレーを使わない

E,G,A,C,D,

を使って動画を作ってます。

 

コードを二つ連続に弾いた時に、才覚ある人は「あ!」って思います。

・どこかで聞いたことある

・昨日聴いたあの曲だ

・なんか知らんけどカッコ良い

・あ、行ったことはないけどパリの空だ

・あ、なんか空飛びたい...

...etc

とにかく天才は、連想感覚が尋常じゃないので、音をトリガーとして様々なイメージングが可能です。こちらがついていけないレベルでいろんな想像をします。

コードを弾くと、狂喜して自分の床に置いて手を踏みつけたり、ベランダに出て飛び降りようとする人さえいます。

人間は相手をある程度把握できる、などと思ったら大間違いです。

 

とにかく「音現象の聴取」をトリガーとして、何か行動や思想を起こせるタイプは天才です。こちらはそれ受け入れて、必要なものを用意してあげて、宿題にするか、その場であなたが残業して作品が完成するまで見てあげるか、本人にその才能スイッチが確かに入ったことを確認させてから家に帰してください、またはZOOMを切ってください。

あとは飛び降りだけなんとか止めてもらって(ZOOMは要注意)、話を聞いてあげて、何か代替できる行為がないか真剣に話し合ってください。

彼が今その才能を理解して自らを責めず、明日から自分を作れるかどうかの瀬戸際です。

 

 

もちろん音楽においてそれが顕現するとは限りません。

料理をしたり、絵を描いたり、なんでもいいです。才能から逃げようとする人もいます。でも意識が熟成されれば(?)すぐ戻ってきます。

 

また素養のある子はコードをいくつも教える必要はなく、ワンコードでも音楽のグルーブを作ることはできます。

しかし通例は1コードで聞くに耐える音楽を完成させるのは容易ではありません。

2コードでも難しいです。グルーヴ、節回しや即興さ、作詞、ラップ。アーティストのカリスマで音楽を構成していくので誰でもできる、というわけではありません。

steely dan - show biz kids - YouTube

Do Yourself A Favor - YouTube

上記は1コードのアーティスト楽曲です。

 

常識として「コードをつなげる」ということ自体"コードを繋げないと音楽として面白くないという不感症な人たちに下ろす表現物"ぐらいに考えている場合がありますので、その辺はじっくりと話し合ってください笑。

天下を取るには民の声をしっかり聞ける人が人の上に立てるのですから笑。

 

それ故に学校教育では(たとえば)主要三和音をつなげて音楽を理解、表現するのが最も基本だ云々と教えています。それは芸術の基準ではなく、社会教育上の基準がそこにあるだけです。

 

あなたの才能を社会に合わせなくても良いと思います。それはもっと暴れた後で良いです。

 

話を戻しましょう。

5つコードを覚えて、弾けるようにして適当にコードを並べて、本人がそこに何らかなの「進行感」を感じ、情動や、欲求を感じ、それを音楽として認識し、何かをリアクション(弾き語り、ダンス、ダンス、作曲...)できるなら、そこから彼彼女の能力を引き出してあげてください。

気が済むまでその時感じたものを具現化してもらってください。

 

そうしたやり方の一つの事例として「進行感作曲法」をあげました。

ビートルズメンバーはもれなくこの進行感作曲法で、音楽を即興的に作ってきました。

www.terrax.site

「ビートルズも分析できる」というのはちょっと語弊があって、私はそれでだいぶビートルズのやろうとしたことが理解できた、そのやり方をもとに自分のやり方を作れた、という意味も含まれています。

皆さんのビートルズ分析もそれは皆様にとって正解であると思います。

 

 

もちろん天才たちは「進行感」など具体的に意識しなくても手が勝手に動きます。

「やることがわかっている」または

「これをやっていけば何か作れるのがわかっている」

ので動機よりも先に行動できます。

 

でも通例は、それに何かを感じ、動機を思い、計画を立てて行動します。

 

理論に基づく方法は学校で学べます。

だから私は、直感の方を優先して感じ取って行動する方法を一方の極に用意いたしました。

 

何かを感じたら、それを信じてみる、というやり方が役に立つ時があります。

どんな時にもうまくいく確率とうまくいかない確率は50%です。

理論に従った曲が未来永劫傑作とされる可能性も50%です。

脳はあなたの生存に適したことを行おうとします。わがままでめんどくさがりやで、生きることにあなたより貪欲です。

www.terrax.site

であれば、脳はあなたに適切なアドバイスを発しているときもあると思うのです(本能とか...解釈が微妙だけど)。

そこにあなた自身の根拠はなくとも「その確信」で動いてみる(失敗を重ねる)、というトレーニングも並行して積んでみてはいかがでしょうか(犯罪の幇助は拒否します、せめて信念に沿った芸術作品発表に特化してください)。

 

考えないようにして降ってくる直感に従って行動していると、時々自分でも驚くようなことが発想できたり、着想できたりします(直感時はモヤモヤとしかわからない)。

 

若い人のエネルギーが理屈を超えているとき、変にセオリーや常識の枠内に押し込めようとせず、責任を持って見守って、その直感を上手に導いていただきたいです。

結果としてそれが日本の音楽文化の向上となり、彼彼女を支えてきた我々も恩恵を受ける日がきます。

f:id:terraxart:20210823123012j:plain