不定調性論用語/概念紹介
www.terrax.site 欠陥がない作品 未響楽+既響楽=影響音楽 ある影響音楽作品 e軸とNe軸の拡張 表面に存在しない表現 下方倍音の座標軸 対極を想像する 流転し続ける独自論 Homo sapiensとFelis catus あなたの日記は見られている 欠陥がない作品 前回までで作…
音楽には「変な音」って思う音が入っていたりします。 先に結論を書いておきます。不定調性論的な設定によって ・不快に思ったら不快 ・不快に思わなかったら不快ではない というところでまとまる話です。でもこれ意外と難しいんです。 同調圧力がこの世にあ…
不定調性論の内容インデックスに戻る 自分中心に考えてみる 12音のモデルの再形成 聴覚と脳と心 楽曲解釈の心象表現化 "アート思考"のその先へ 感受性教育のその先へ 全ての音楽制作は独自論 独自論論を持つ さらに具体的方法論について 前ページ 不定調性で…
「不定調性」は"調性が定まらない音楽状態"を指す私の造語です。
そろそろ独自論の展開も打ち止めにしたいのですが、まだまだ話が広がりを持っていそうで少し困っています。 この記事では、ネット上の情報の意味と独自論との兼ね合いを述べています。 <医学的には不正確だが意義のあった事例> <SNSでバズったらデビュー…
「この音はそっちに行こうとしている」と音の意思を擬人化?するような表現は、試合の「流れ」を感じてしまう感覚と似ているのではなかろうか。流れを感じ、そう信じることができる、という人でなければ音で表現するという動機にもならなそうだし。 — M-Bank…
C△は基音cの上方倍音、および基音b,dの下方倍音に現れた音に基づいて構成されていると言えるのか?を考える記事です。
www.youtube.com 涼しくなってきて曲を作る時間を取ることができました。 自分的には秋のピアノ曲です。 今回は不定調性の基本に立ち返って。 まず下記を聞いてください。 これは何のコードタイプだかわかりますか? 次はいかがでしょう。 最初の和音がCです…
例えば、その直前に奥さんとか上司とか、少なからずマウント気味な電話がかかってきて、あれこれ文句を言われたとしましょう。少しイライラして、少し凹んで。 その後で向き合う仕事に、その気分が反映されて、つい言わなくてもいいことを確認したり、相手が…
和音分析自体が自在に個々人のやり方でできるのは痛快です。 ここでは拙論の事例として、不定調性論の図表を用いて、解釈の自在性とその捉え方について書いておきます。 ここではC△という一般的和音と、c,c#,dという半音でぶつかったクラスター的不協和音の…
ここでは昨今のコード進行分析、という意味での現状の最先端を書いておきたいと思います。 いつ頃からか、インターネットと音楽のサブスクリプションの進化が、音楽情報の脳内シチュー状態を作り出していました。音楽に限ったことではないかもしれません。 …
不定調性論用語/概念紹介記事目次一覧に戻る 前回の続きです。 www.terrax.site 例えば音楽制作時に、 "よーわからんけど、最終的にこうなった" 等の説明不能な感覚/確信も「音楽的なクオリア」としましょう。 そこからちゃんと勉強するかその感性のまま研ぎ…
前回の話をさらに抽象化、より演奏現場での即興作業が落とし込めるタイプの思考に向かっていきます。 www.terrax.site <再掲>不定調性論では12音の関係性(12音連関表)。 文化的先入観を排除するため、時には音の動きを記号化して、あらゆる振動数の動き…
前回の話をさらに抽象化、より現場での即興作業が落とし込めるタイプの思考に向かっていきます。 www.terrax.site <再掲>不定調性論では12音の関連はこうなっています(12音連関表)。 前回、これらへの動きを記号化しました。 cの+s化はgである、などと言…
以前話した和声の分子構造表の応用の話、その2です。 www.terrax.site 不定調性論では12音の関連はこうなっていますね(12音連関表)。 ここからさまざまな音の変化の組織性、パターン、組み合わせを考えることができます。 例えば、これはcがc#とbに変化し…
面白いな、と思う方は思考ゲームとしてご自身の書き方を作ってみてください。もし機能和声以外の和音を使う音楽性をお持ちの方は、ご自身が持つイメージが反映されやすい音集合概念を持つことは有意義でしょう。下記、クリックすると拡大します。 12音平均…
2019.4.1⇨2023.4.1更新 『不定調性音楽論』の教材をご案内申し上げます。 同教材は、不定調性論的思考の音楽理論的な根拠を追求したい、という方に特にオススメです。 その代わり、ある程度、音楽理論を理解している、鼻歌程度の曲ならいくらでも作れる、と…
答えはいくつもありますので、個々人の方法論で考えてください。 kotobank.jp 一般概念的には、 特定の音(x)を主音(中心音)とした場合にこれをx調という。 ということですから、 CM7 A7 DmM7 G7(b5) C#m7(b5) CM7 というコード進行でもcを中心にメロディを作…
前回の続きです。 www.terrax.site コンポジット・モード=合成旋法 現代は様々な呼び名があるかもしれませんが、要は「独自な音階」です。 バークリーはコードスケール発祥の地ですから、モードについても気合が入っています。"特殊なハーモニー付けをする…
この記事では「なんで丸サ進行はエモいのか?」を丁寧に考えます。 不定調性論自体は独自論ですのでご留意ください。 丸サ進行 丸サ進行とは? エモさのツボ エモさとは?〜「音楽的なクオリア」でくくる エモ進行のエモさに思う 簡易版"丸サ進行"とEb7のエグ…
まずこういう音源があったとしましょう。和音は二分音符で鳴らしただけ、メロディは細工してありますが、ここに調性があることはなんとなく認められるでしょうか? コードは下記です。 これらにテンションが加わりどんなに複雑怪奇になっても、それが音楽と…
自分で作った概念を「私の場合」とするのもなんですが、不定調性の概念自体は数百年以上?前から存在するので(調性概念がなかった時代は"不定"とは言わず)やはり「私の場合」というのが正確でしょう。 ここに書いてあることもご自身の文脈に置き換えてご自…
音楽的な違和感、と云うものがあります。 ・人ぞれぞれ感じるところ、程度が違います。 ・やがて慣れます。 ・たとえ完全に理論的な間違いでも、リリースされた作品なら、しばらく聴いていると慣れます。 ・「これは無理!」と思うのは主観です。 だから法律…
前回 www.terrax.site 前回まででP(O),I,R,RIが揃いました。 あとは作っていくだけ。 こうやって3つの誘導形を配置して12音が被さらないようにすれば、どの位置でも12音がある程度自在に出てくるような感じしますね。使える音も3倍!苦労も3倍! シェーン…
前回 www.terrax.site 十二音技法では、基本となる音列を「Prime」と言います。 シェーンベルクの書簡集ではOriginalとも言っています。私はPrimeと習いました。Oと使うべきだったかも知れません。 そして12音音楽を作るために、音列のバリエーションが用…
前回 www.terrax.site 前回作った音列を見てみましょう。 (音列1) ローカルルールが様々ありますが、 ・なるべく音列の順番で出現させる (シェーンベルクは基礎音列に聞き手が馴染んだ楽曲後半においては入れ替えを伴奏声部で多少許容しても良いのではな…
この記事はレッスンでのご希望ご指摘を受け、あくまでレッスンのお時間を短縮するための予習復習補填を兼ねた考察です。 ここではレッスンでお話しする内容以外の「現代における十二音技法スタンスとの付き合い方」という視点中心に描いてみます。 十二音技…
Dm7 G7 CM7の和音進行を事例に不定調性進行の作り方を列挙します。 不定調性進行がもつ感覚(コード進行感)は、浮遊した曖昧なコードをいくつか並べながら時折少しわかりやすい進行感を持つ連鎖を挿入することで仮想の帰着感を作ることで作り上げます。 こ…
前回 www.terrax.site 和音は転回するだけでも雰囲気が変わります。 ましてや組合せれば、無限の構成が可能です。 次はどうでしょう。Dm7 G7の後のコードを感じてみてください。 Dm7 G7 |D△/C△ | D/Cはリディアンコードと呼ばれる明るく透明感のあるサウンド…
前回 www.terrax.site このブログに来るようなみなさん"イキスギコード"はご存知ですね? Dm7 |Gaug/C# |CM7 || がわかりやすいですね。 Gaug/C#=Baug/C#=D#aug/C#と捉えて表記する場合もあります。 ちょと展開してみましょう。 Dm7 |Gaug/C# |CM7 |Aaug/D# …