音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

不定調性論ってなに?(2020)

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こんにちは。不定調性論のページにようこそ。

 

 

自分の和音の感覚が人と少し違う、と気が付いたのは音楽活動をしてからだいぶたった時でした。和音や旋律に独自の風景感や心象が強く、既存の和声進行の規則に従えなくなっていました。どうやったら自分の自然な音楽表現ができるのだろう、とそうこうしていたら20-30代はほとんど不定調性論の概略作りで終わってしまいました。

近現代音楽的和声感を操る一つの方法論になったと思っています。

あなたの感覚は人とずれてない?

皆さんの中にも、周囲と同じやり方や考え方に我慢してあわせたりしていませんか?

誰もが音楽を聴いて背筋がゾクッとするわけではありません(または脳の特殊構造?)。そうなる人とそうならない人がいます。

まずあなた自身が何をどう感じるかを自分に許すことが最初のステップです。

 

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すでに活用されている不定調性論的表現

自己の感性を重視した表現は昔からありました。

「このコード進行の雰囲気は、まるで〇〇〇〇の風景みたいだ」

「自分はその時降ってくるイメージや感覚だけで音楽をやっている」

「サビのメロディーがふわっと降ってきて一気に作った」

「この和音や音色には、自分は〇〇〇〇の印象を持つ」

「この曲は夢の中で作った」

「この曲の展開部はサイコロを振った」...etc

 

このような感覚重視表現は軽視されがちでした。不定調性論はこれらの"降ってくる感覚"を鍛えあげて制作に活かします。

 

本来教科書に「あなたがどうすればいいか」の答えは書かれていません。

 

最後は自分で考えるしかありません。結果として私は、自分論をどう作るかの例として、不定調性論を公開しようと思うに至りました。

その過程で伝統技法への憧れを本当に感じたら、ぜひ勉強してください。一般音楽理論は相互理解を深めるために必須です。

不定調性論は伝統技法やルール、他者の手法を一切否定しません。ゆえに競合は起きません。しかしそれでは矛盾が起きるのでは?と思われるかもしれません。

それについてはあとで説明します。

 

不定調性論的な教授法の例

NHK趣味百科ショパンを弾く レッスン篇Vol.5 NHK Chopin masterclasses Vol.5 - 

バラード一番の冒頭を「恋人達の会話と捉えて」とか「二人の対話をイメージしながら弾いて」とか「今度は春です、二人は幸せでいっぱい」とか「感動のフォルテ」などと形容します。

しかしこれは講師のイメージをそのまま捉えよ、という意味ではないと思うのです。「春」にはあなたのイメージがあるはずです。それをこのピアノの旋律に伴わせて自分の解釈で演奏を創造せよ、という指示だと思います。

音符の音を自分に向けて翻訳する作業です。この作業と一般音楽理論を上手に組み合わせることが秘訣です。

(想像力が豊かだとショパンの楽曲においてショパンの解釈を越えてしまう場合があります。その場合、極端に再現芸術の美学探求は難しい、と感じたらポピュラーミュージックやジャズを探究されることをおススメします。)

 

まず日常生活で何をする? 〜自己の印象を重んじてみる

最初にやることはシンプルです。

例えば、学校や職場で好きな人の声を聞いたら、気持ちいいなぁ、と感じることを自分に認め、イライラした声が聞こえてきたら、やだなぁ、と感じることを自分に認めてあげる、そういうことからでOKです。

今まで抑えてきたものを自分に認めてやります(表に出さなくていいですよ笑)。

それから好きな音に反応するようにしましょう。そして好きな音楽にも。

デスメタルを聴いて落ち着く人は、それを認めて睡眠時好きなだけ流しましょう(ボリュームには気をつけて、耳を大切に)。

 

やがてどんな変わった音にでもそれなりに好き苦手を判別できるようになります。

その"感じ"を感じることが最初のとっかかりです。

 

Em7というコードを「これはCメジャーキーのIIIm7でありトニックの代理コードです」と知るよりも「甘くてセツナイ、いい感じの和音」と感じるわけです。

前者の主張には進化はありませんが、後者の主張はあなたの経験によって深みを持ってきます。

「枯れ木の最後の葉が誰も知らない夜更けに静かに落ちるような和音」の絵が浮かぶようになれば、その和音をどう弾いたらいいか分かるはずです(それを表現するフィジカルなテクニックはひたすら練習)。

 

「IIIm7だ」というのは単に合理的表現を学んだだけです(知識)。

 

印象力は音楽以外でも使えます。デザインや色の組み合わせや、今日自分は何を食べたいか、という何気ない意思も豊かになります。それらは音楽だけでなく色々な人や社会とのコミュニケーションをも豊かにしてくれます。

Don't think,Feel...

です。

 

また、不定調性論がたとえあなたに合ったとしてもあなたは自分自身の原則を改めて作る必要があります。他者の発想に盲目的に従う必要はないと思います。

 

 

ブログの紹介

このブログは、不定調性論教材の第5巻め、と言えます。

最初はコード進行解説からスタート(X-artというHP(2002?~2007?)、MIXI~HPでのビートルズ解説2009〜アメブロ2013年頃~)しました。

邦・洋の昭和・平成の難しいコード進行を紹介してます。ビートルズやユーミンの音楽を解説しやすいのも不定調性論的思考ならではです。

またコード進行が重要だ、という意図はありません。

 

教材の紹介

本教材では「不定調性論の根拠」を列挙しています。

書くのに30年近くかかったと思います。

研究教材「不定調性論教材」について

music school M-Bank 不定調性音楽論一般教材お申し込みフォーム


動画で概略を解説するシリーズ

テキスト動画(本人解説)〜不定調性論全編解説1-33

暇な日などにご覧いただければ嬉しいです。概略はつかめます。

   

同じコード進行でも同じメロディにならない理由

たとえば、このロールシャッハテストの絵、皆さんはどんな絵に見えますか?

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わたしは、テーブルの上で左肘を付いて拳を頬に当てて物思いにふける女性・・・。に見えました。「いやいやそれはないでしょ」と第三者が言っても、これは個人の感覚ですから、他者が巧みに否定しようとしてもどうにもなりません。


人と人との感じ方に差異があるからこそ、同じコード進行でも異なるメロディができるのだと思います。

音楽は過去と同じ出題に対して「それまでにない答え」を創造することが目的であるのが面白いところです。

 

最終的には私自身が拙論に縛られる必要がない、というところにたどり着きます。

追及すると、やがて矛盾してきます。

そこで「矛盾」を受け入れる必要が出てきます。

  

矛盾との付き合い方 

不定調性論では、「矛盾」が持つ雰囲気やニュアンスも「印象・心象」で受け入れ、バランスを創造することが奥義と考えています

心の中は異次元ですから、四次元の理屈を超えて様々な理屈が存在できます。

実際ある程度、世上の真理に対して愚鈍でなければ音楽制作などできません。 

「彼女のことはすごく好きだけど...すごく嫌い」という文章の"言いたいこと"は理解できると思います。これを活用し、脳というブラックボックスに回答を委ねて得られる"一見不可思議な解答"を理解できるチカラを身につけるわけです。

例題;

C   |G   |◯   |G    |

というコード進行の中の◯の中に自分が合う、と思うコードを下記から選んで完成させてみてください。

1.Am  2.Fm  3.FM7  4.C

実際、この四つ、どれでも音楽は成り立つんです。

あとは「今、あなたがどれを選ぶか」です。では次の四つはどうでしょう。

1.A♭m  2.F#m  3.D#M7  4.G7

これは音楽理論学習数か月程度ではどれも気持ち悪いでしょう。

しかし1年経つか経たないかで、どれでも音楽が作れるようになります。

「理解の仕方を創造」するからです。

理解の創造は、差別・偏見・誤解を乗り越える道、とも云えます。

誰が正しい、ではなく、自分にとっての正しさを常に更新していく強さが必要です。

矛盾にぶつかった時は理解を創造するタイミングと思ってみてください。

大抵は矛盾に出会うと、人は怒り、憤り冷静ではありません。

矛盾の理解を難しくしているのが「感情」です。結局日本人にとっての武道のような"道"の考え方に向かって進んでいくことが重要になってくるのかな、と今はイメージしています。

最後に

こちらのページから色々な記事をかいつまんで読んでいただければ幸いです。

不定調性論は個人占有しないことが基本信念です。用語等の商標登録等の個人占有は、当ブログ並びに拙論とは無関係であることを承諾したものとします。

これら全ては提唱者の遺志です。ご理解いただけることを願っています。

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不定調性論は不定期に研究発表しております。
日本音楽理論研究会
日本リズム協会 

※私自身の信念として、どのような方が受講されているかは一切口外しておりません。