音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

不定調性論ってなに?(2021)

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"全ての音楽理論は独自論である"

 

あなたにはあなたのやり方がある。

が不定調性論のたどり着くところです。メタ認知的音楽方法論です。

 

私は自分専用にスーツをオーダーメイドするのと同様に、音楽理論をカスタムメイドしました。

それによって作る音楽はまさに自分のやりたいことが100%実現できました。さらに

・自分とは何者か

・自分は何がしたいのか

・自分はどういう音楽が作りたいのか

は全てはっきりくっきりわかりました(感じ取れた)。

そのやり方によって他者の雑音に慄くことなくとりあえず音楽で食べられるようになりました。そして自分が作りたい音楽を完全に作ることができました。

 

と云って、それで満足するか、というと、もちろん満足などしません笑。

「これなら、普通に売れる音楽を作る音楽理論を学ぶ、現在の方法のほうが利便性が高いなぁ」としみじみ感じました笑。

世間の音楽の享受法は決して間違っていなかったのです笑。

 

結果として現在は、これから学校などで専門的な音楽教育を受ける方は、入学したその日から、拙論のような独自論的方法論開発を行なっていくと良い、と考えています(厳密なものでなくて、納豆にネギ入れることに根拠を発見し、自分に合うことに根拠を見つけ、信念を持つ、ぐらいの独自論でOKです)。

 

教えられたことだけの人生ではいつ独自性を発動して良いかわかりません。

自分勝手だけの心地よい世界の確立だけでは社会生活はできません。

 

私自身、最初は教わったことだけで生きようとし長い期間「自分」を持てず、その後狂ったように自分論だけを重視して今度は完全に孤立してしまいました。

二つはバランスをとり並立させるべきなんです。

 

まあ、当たり前と言えば当たり前の結論に30年かけてたどり着いた自分は一体何のためにこれをやってきたのか笑。

自分の青春全てを捧げてしまった不定調性論を少しでも楽しんでいただきたいです。

音楽を追求している人なら誰でも必ずこれまで感じたこともないような感覚を2つは得ると思います。

 

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「不定調性」という用語はわたくしが2002年頃からネット上で用い始めた造語です。

最初は邦・洋楽曲の難しいコード進行の紹介と解釈方法の発信からスタートしました。

ビートルズやユーミンのコード進行を解説しやすいのも不定調性論的思考ならではです。現代音楽のようなサウンドも表現しやすいです。

 12音を、機能ではない別の理屈で連結させることができるからです。

 

教材の紹介

教材では「不定調性論の根拠」の仕組みを細かく列挙しています。

研究教材「不定調性論教材」について

 


STEP 0 動画で概略を解説するシリーズ

テキスト動画(本人解説)〜不定調性論全編解説1-33

暇なときなどにご覧いただければ嬉しいです。教材の概略がつかめます。

 

 

STEP1 自分の感覚は信じるのも疑うのも難しい

最初に意識すべきことは「自分がどう感じているかを把握すること」です。

これまで、あなたは周囲と同じやり方や考え方に我慢してあわせたりしませんでしたか?

誰もが音楽を聴いて背筋がゾクッとするわけではありません(または脳の特殊構造?)。

どんなことにも「個人差」があります。

不定調性論ではあなた自身が感じる意思を最優先して音楽表現に用いるのが特徴です。まずこの前提を心のどこかに刻んでおいてください。

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STEP2 独自論的思考

「このコード進行の雰囲気は、まるで〇〇〇〇の風景みたいだ」

「サビのメロディーがふわっと降ってきて一気に作った」

「この和音や音色には、自分は〇〇〇〇の印象を持つ」

「この曲は夢の中で作った」

「この曲の展開部はサイコロを振った」...etc

 

このような感覚重視の印象表現は軽視されがちです。

なぜなら"社会的根拠"や”学術的根拠”が乏しいからです。

不定調性論ではこの感覚的判断を、作品に具現化します。

これは危険な思想と思われるかもしれません。

鈍い人の直感に従うと周囲は命取りです。

だから「自分で責任を取る」必要があります。「人の直感に従うか、従わないか」もあなたの責任です。

故に感覚を鍛錬鍛錬!!と拙論は申し上げています。

ぜひ今日から試してください。やることは、

「自分で決めて行動し、責任も取る」

これだけです。

 

だから音楽理論最大の謎も簡単に解けます。

そのコードから次のコードになぜ移行したか、の理由は

「その個人の判断によるもの」

というだけです。

 

本来、教科書に「あなたがどうすればいいか」の答えは書かれていません。

 

やはり最後は自分で決断するしかありません。その上、

われわれは感覚が不完全なので真実を判断することができない

-Anaxagoras  c. 510 – c. 428 BC-

 

感覚の能力は、万人に共通でもなく、同じ人の中でも常に同じではないのである

人は真実を求めようとするが、それゆえに、変わりやすい判断をたよりにするしかないのである

-Anicius Manlius Severinus Boëthius c.480–524 AD-

音楽の心理学 ダイアン・ドイチェ著、寺西立年/大串健吾/宮崎謙一監訳 西村書店上巻 序文より

古代ギリシャの時代から、人が不完全な判断しかできないことが嘆かれています・・。

頼れるものなんて、実は何もないので「責任を取る」ということがとても重要になってきます。

 

STEP3 自己表現を身につける

次のステップは「感じたことを自分なりに表現できる」です。

昔テレビで見た、良い例があります。

NHK趣味百科ショパンを弾く レッスン篇Vol.5 NHK Chopin masterclasses Vol.5 - 

バラード一番の冒頭を「恋人達の会話と捉えて」とか「二人の対話をイメージしながら弾いて」とか「今度は春です、二人は幸せでいっぱい」とか「感動のフォルテ」などと形容します。

これは講師のイメージをそのまま捉えよ、という意味ではないと思うのです。「春」にはあなたのイメージがあるはずです。それをこのピアノの旋律に伴わせて自分の解釈で演奏を創造せよ、という指示だと思います。

(想像力が豊かだとショパンの楽曲においてショパンの解釈を越えてしまう場合があります。そうして再現芸術の美学探求は難しい、と感じたらポピュラーミュージックやジャズを探究されることをおススメします。)

最初は、学校や職場で好きな人の声を聞いたら、気持ちいいなぁ、と感じることを自分に認め、イライラした声が聞こえてきたら、やだなぁ、と感じることを自分に認めてあげる、そんなことからでOKです。

ネガティブなことは精神的にもよくありませんのでスルーしてください。

 

パン屋に入って好きなパンを買ってくる、のと同じです。

でも最初はパンが食べたいかどうかを選べず、パン屋に入っても好きなパンを選べず、好きなパンがあっても買えず、そのことに後悔すらしないように教育されています。

 

ただし、好きなものばかりを食べていたら体がおかしくなります。

だから武道のように「体が欲するものを感じられるようになるまで」自分の感覚を研ぎ澄ませる日々を送ります(たくさん失敗します笑)。

幾度も幾度もそうした「好きの発見」⇨「表現」を繰り返してください。

多少人とは違っても、犯罪にならないのであれば気にしないでください。

 

デスメタルを聴いて落ち着く人は、睡眠時に好きなだけ流してみましょう(耳を大切に)。それがあなたらしい生き方を作ります。

ご夫婦で共通点があるならその生き方を2人で極めてみてください。

 

感じ方はどんどん進化します。

Em7というコードを「これはCメジャーキーのIIIm7でありトニックの代理コードです」と知るよりも「甘くてセツナイ、いい感じの和音」と感じるわけです。

前者の主張には進化はありませんが、後者の主張はあなたの経験によって深みを持ってきます(それを表現するフィジカルなテクニックはひたすら練習)。

「IIIm7だ」というのは単に合理的表現を学んだだけです(知識)。

 

また、不定調性論がたとえあなたに合ったとしても、あなたは自分自身の原則を改めて作ってください。

不定調性論は独自論作成の参考例です。

    

STEP 4 自分の意見に賛同者がいるとは思わない

このロールシャッハテストの絵、皆さんはどんな絵に見えますか?

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わたしは、テーブルの上で左肘を付いて拳を頬に当てて物思いにふける女性・・・。に見えました。「いやいやそれはないでしょ」と第三者が言っても、これは個人の印象ですから、他者が巧みに否定しようとしてもどうにもなりません。


人と人との感じ方に差異があるからこそ、同じコード進行でも異なるメロディができるのだと思います。

音楽は過去と同じ出題に対して「それまでにない答え」を創造するところに面白味があります。 

そして、やがて私自身が拙論に縛られる必要がない、というところにきます。

矛盾が姿を現します。

  

STEP 5 矛盾との付き合い方 

人生そのものが矛盾に満ち溢れています。

 

何が自由であるかも、見方によります。

息をしなければ生きられない、と言うのは"不自由"だと思いませんか?

不定調性論では「矛盾」が持つ雰囲気やニュアンスも「印象・心象」で受け入れていくように考えます。「矛盾」を解決しません。活用します。

 

「彼女のことはすごく好きだけど...すごく…嫌い」という文章の"言いたいこと"は理解できると思います。全てが表現される訳ではありません。

表現されない方が意味を持つものもあります。音楽における休符のように。

 

脳というブラックボックスは自在に心象をはじき出します。

矛盾にぶつかった時は「新しい理解を創造するタイミング」だと思うのです。

矛盾を難しくするのも「感情」ですが。

だから日本人にとっては、武道のような"道"の考え方への理解がこうした「矛盾」を理解するための一つの道になってきたのかな、と思っています。

私も生涯勉強しないと。

 

STEP 6 全てを掌握しない

自分が最高なのですから、他者を認めることは矛盾します。

しかし他者を理解できなければ、自己の方法論も他者は理解してくれません。

「理解」には「 他人の気持ちや立場を察すること」の意味もあります。

これも突き詰めれば矛盾します。

また人は言い間違い、勘違い、思い違いをするものです。

宇宙の根本理論認識もまだまだ誤っている可能性がある時代です。

自分たちは天動説を世界中が信じている時代に生きている、と思ってみましょう。

世界が曖昧だから、批判する人のほうが楽/有利です。

 

STEP7 脳は錯覚する

こちらのシリーズをお読みください。

音楽制作心理学 

脳の限界値と可能性がわかります。

またこれにより音楽理論がどこに進化していけばいいかもわかります。

 

STEP8 偶然と失敗からヒントを見つける

 ←イマココ です。

自分がイメージできないこと、想像もできないこと、自分の信念ではないこと、そういうところとぶつかって初めて次のステップが待っています。

理屈が通用しないこと、まだ誰もやったことがないこと、自分が目を背けていたこと、それを見つける旅に出ないと、昨日までの斬新な創造性なんてすぐに絵に描いた餅になります。

今自分もそこに向かって日々もがいています。

いずれまとまったら記事にします。

 

最後に

こちらのページから色々な記事をかいつまんで読んでいただけたら幸いです。

不定調性論は個人占有しないことが基本信念です。用語等の商標登録等の個人占有は、当ブログ並びに拙論とは無関係であることを承諾したものとします。

これら全ては提唱者の遺志です。

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不定調性論は不定期に研究発表しております。
日本音楽理論研究会
日本リズム学会 

※私自身の信念として、どのような方が受講されているかは一切口外しておりません。