音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

音楽制作・勉強

7thコードはなぜトニックになりうるか(2019)★★★★★

2017.10.18→2019.9.21更新 この問題は、I7ーV7ーI7において「なぜI7で、人はトニック感を感じるか」という問いです。こういう風に唐突に人に聞かれたら、皆さんは何と答えるのでしょう。不定調性論は答えを持っています。 // 「ブルース7th」と言われるこの…

なぜ「ペッパー軍曹のバンド」を創らなければならなかったか~ビートルズ楽曲topic★★★

2017.10.02→2019.9.20更新 ほぼ全曲ビートルズのコード進行不定調性考察 アルバム「SGT.Pepper's〜」1(2017) 1、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド open.spotify.com // コード進行論の先にあるビートルズ楽曲の学習が充実してくる…

I→iv#の流れに脈絡を作る。12,In Her Family / Pat Metheny★★★★

パット・メセニーの不定調性コード進行分析(2013-06-09→2016→2017→2019.9.19更新) // open.spotify.com G#m7(9) |DM7 |EM7(9,#11) |D#m7 | C#m7 EM7(9) |F#sus4(9) EM7(9) |C#m7 G#m7(9) |F#/A Aadd9| E/G# BbM7(#11)/F |E BbM7(#11)/D |E BbM7(#11) |E | こ…

9.参考文献抜粋資料6 (ユーミンレポート公開シリーズ)29

日本人の心の情景を変えたシンガーソングライター(改訂版)―研究レポート;ユーミン楽曲の和声分析と音楽的クオリアが紡ぐ作曲の手法― <前の記事> www.terrax.site //

なぜ本番で緊張してしまうのか。ライブ;MC;プレゼンテーションをもっと良くしたい人へ

2017.9.20→2019.9.14更新 音楽スクールでの発表会等でも、一番厄介なのは 「本番で緊張してしまうのを何とかしたい」 という問題です。 // 練習量が足らないからって緊張しなければならない、という理由はありません。 社会人であれば、もっと緊張する場に立…

99, The Sixteen Men Of Tain-A.ホールズワース(創造的音楽鑑賞行為をしてみる)★★★★

2017.9.13-2019.9.13更新 アラン・ホールズワースの紹介ページは下記もご参考ください。 www.terrax.site www.terrax.site 今日のお題はこちら。 The Sixteen Men Of Tain open.spotify.com // <コード進行> (3/4)Cadd9/F C5/E |(4/4)Bbadd9/D |% |% |×3(…

制作メモ;<ピアノ曲>Qualia-不定調的な即興曲〜感性で曲を作るとは?★★★★

不定調性論で作るピアノ小品、第三段。 www.youtube.com ======== 自曲解説は恥ずかしいので、レッスン用にコンセプトとして組み込んだポイントのみをピックアップします。 <最後は"自分"が曲をつくる> 作曲をしようとするとき私たちは先生方に学…

M-Bankスティービー・ワンダー楽曲(コード進行)研究レポート公開シリーズ(最終回)★★★

スティービー・ワンダーの和声構造 ~非視覚的クオリアを活用した作曲技法~ <前回> www.terrax.site // 目次ページはこちら ~おわりに~ “憲兵さま、おらは、いま、あなたさまがいうさかい目がわかりませぬ。世の中に、いったい、どげなさかい目があるの…

9.参考文献抜粋資料5 (ユーミンレポート公開シリーズ)28

日本人の心の情景を変えたシンガーソングライター(改訂版)―研究レポート;ユーミン楽曲の和声分析と音楽的クオリアが紡ぐ作曲の手法― <前の記事> www.terrax.site //

和音の印象について考える~独自感覚の発見(2017-2019)★★

2017.9.13-2019.9.9更新 昨今SNSの進化によって、音楽も独自論の発信が増えてまいりました。 各位が自分の「印象論」「方法論」を自在に"発明"できるようになることが、本来の音楽理論の最終目的です。そしてそれを他者に強要しないこと、それによって同時に…

マイナーコードはなぜ悲しい響きがするのですか~不定調性論の挑戦★★

2017.9.10→2019.9.8更新 「マイナーコードってなんで悲しい感じがするの?」二年に一度ぐらい、この質問を受けます。そのときにこう答えます。 では、カレーライスはなんでおいしいのか、と。 このときカレーがおいしい科学的根拠を知りたいなら科学者に、芸…

27, ひこうき雲(和音がもつ言語性と作曲への活用)★★★

2017.9.10→2019.9.7更新 ユーミン楽曲の不定調性進行分析 www.terrax.site 27, ひこうき雲 / 松任谷由実(荒井由美) open.spotify.com // ====作者の意図が、聴き手一人一人にいつも完全に当てはまるとは限りません。なぜなら、人間一人一人、感じ方も感性も…

(基礎)移調楽器の理解と移調方法早見表★★★

<基礎編> ギターで次の3本のギターがあるとします。 A,普通のギター B,全音下げチューニングギター C,長六度下げチューニングギター これから三人で演奏しようとする曲があります。 C |Am7 |Dm7 |G7 | これを「レギュラー譜面」とします。 これを繰り返…

ハーモロディクス理論とは?;オーネット・コールマン「ジャズを変えた男」5読書感想文

前回 www.terrax.site 今回の記事だけではまとまらなかったので、後実践編というのを作ります。 コールマンと付き合いの長いトランペット奏者、ドン・チェリーの言葉も書いておきます。チェリーがハーモロディクスについて述べた言葉です。 楽器を扱うテクニ…

M-Bankスティービー・ワンダー楽曲(コード進行)研究レポート公開シリーズ27★★★

スティービー・ワンダーの和声構造 ~非視覚的クオリアを活用した作曲技法~ <前回> www.terrax.site // 目次ページはこちら 非視覚的な世界を考える2 ・不思議なことに自分が左目をまばたきして、まぶしい光の量を調節している夢を見たのです。夢では光が…

9.参考文献抜粋資料4 (ユーミンレポート公開シリーズ)27

日本人の心の情景を変えたシンガーソングライター(改訂版)―研究レポート;ユーミン楽曲の和声分析と音楽的クオリアが紡ぐ作曲の手法― <前の記事> www.terrax.site //

ハーモロディクス理論とは?;オーネット・コールマン「ジャズを変えた男」4 読書感想文

前回 www.terrax.site 形式がないが、様式美のある方法論を完成していたコールマンのやり方について、かのジョン・コルトレーンもコールマンに教えを乞うていました。コールマンは述べています。 ジョンが電話をかけてきて、どうしたら私のように、不協和音…

ハーモロディクス理論とは?;オーネット・コールマン「ジャズを変えた男」3 読書感想文

前回 www.terrax.site 普通、先輩から 「適当に吹くな」 って一言言われたらしばらく萎縮してやめてしまうところですが、コールマンはそれを無視して探求できる変人さがあった、と感じました。先に書いた「自分が何者か知りたい」という思いがあったからでし…

ハーモロディクス理論とは?;オーネット・コールマン「ジャズを変えた男」2 読書感想文

前回 www.terrax.site 54年にオーネットはプラスチック製のサックスを購入します。お金がなかったからですが、今となれば彼のトレードマークです。音は金属よりも澄んでいて、出すことが難しい分、彼独自の音を出す口回りの強い筋肉を鍛えてくれる結果を生み…

制作メモ;シニアライフの楽しみ〜オーケストラ風楽曲を作ってみよう;Miroslav Philharmonik 2

2011年から活動のサポートをさせていただいております。 前回もご紹介させていただきました。 www.terrax.site 新作を毎月1ー2曲ぐらいずつ作っておられます。 リタイヤして悠々自適、シニアのアマチュアでありながら、精力的に楽曲を制作しています。46…

M-Bankスティービー・ワンダー楽曲(コード進行)研究レポート公開シリーズ26★★★

スティービー・ワンダーの和声構造 ~非視覚的クオリアを活用した作曲技法~ <前回> www.terrax.site // 目次ページはこちら 非視覚的な世界を考える 抜粋引用であるので、詳細は参考文献を参照頂きたい。 === ・身体障害者なんてものをやっていますと、そ…

9.参考文献抜粋資料3 (ユーミンレポート公開シリーズ)26

日本人の心の情景を変えたシンガーソングライター(改訂版)―研究レポート;ユーミン楽曲の和声分析と音楽的クオリアが紡ぐ作曲の手法― <前の記事> www.terrax.site //

125."Nevermind" 4 / Nirvana★★★

2017-09-06→2019-8-26(更新) 最初の記事はこちら www.terrax.site // 9曲目"Lounge Act"パターン1B B/F# |G C |パターン2E A |F#G|×4A |G# G |×2 比較的これもポップに感じます。一瞬POLICEかと思うくらいです。コードを紐解くと変です。これまた一…

124."Nevermind" 3 / Nirvana★★★

2017-09-06→2019-8-26(更新) その1はこちら www.terrax.site 5曲目"Lithium"パターン1D F# |B G |Bb/F C/G |A C | パターン2D F#/C# |B G |Bb/F C/G |A C | パターン3G A# |G A# |G A# | // 短三度、長三度の根音移動が効果的に使われています。ちょっと…

123."Nevermind" 2 / Nirvana★★★

2017-09-06→2019-8-26(更新) 前回はこちら www.terrax.site 2曲目 "In Bloom" パターン1Bb G |F Ab |パターン2Bb Gb |Eb B A |パターン3Bb G |~C Eb |これも長三和音にしても良いですが、三度を抜いたほうが正確に再現できるのではないでしょうか。 // …

122."Nevermind" 1 / Nirvana★★★

2017-09-06→2019-8-26(更新) 大きな商業的成功を収めた二枚目「Nevermind」を題材に、同バンドの使用したコード感が持つ意味を当ブログの趣旨に沿って考えてみましょう。 // まず結論です。■ビートルズ楽曲には一部怪しい雰囲気を放っていた楽曲群がある。こ…

不定調性論と「ハーモニー探求の歴史」4;読書感想文

前回 www.terrax.site 4第6章 独自論の誕生 同章で紹介されるシェンカー理論の考え方は優れた独自論の在り方を示しています。 独自論とて公開されれば、世界に何人かはそれに影響される人、同調できる人が現れます。その理論が優れているかどうかではなく、…

不定調性論と「ハーモニー探求の歴史」3;読書感想文

前回 www.terrax.site リーマンの和音進行分類 同著書P94からの表をポピュラーコードネームで書いてみました。 Fm-F△をなんで「五度転換」というかというと、 Fmの主要音はc F△の主要音はfで c→fが起こっているからです。 これらの名称はリーマンが独自で付…

不定調性論と「ハーモニー探求の歴史」2;読書感想文

前回 www.terrax.site <第3章>科学から教育へ 「調性」の時代がやってきます。フランス和声を代表とする実践とデータによる和声の形式分類が学問として確立された背景などについて学習できます。 1810-11年に出版された『音楽家の歴史辞典』に「調性(tona…

不定調性論と「ハーモニー探求の歴史」1;読書感想文

薄いけど、強力な参考書ですね。 ハーモニー探究の歴史 思想としての和声理論 ここでは内容の紹介を含めつつ、不定調性論との兼ね合いについて述べていきます。同書を読まれることで拙論の理解への補完、歴史とのリンクが計れると思います。 p12 本書では、…