音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

制作メモ;Someday My Prince Will Come / 不定調性ピアノアレンジカバー

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Kuun Kissa-月の猫- / 不定調性ピアノ曲 

前回の曲で少しクラスター的なサウンドを微量に塗すことで平均律の響きを自由に歪ませる技(手動ディストーション笑)を編み出した???んですが、それをもっと綺麗に自然に使うためにはどんな要素があるのかな、と思い、分かりやすい楽曲でやってみようとトライしました。

プライベート練習作です。

 

今回は我が家にネコくんが訪れた、ということでこの曲に。

プリンスは窓際の日向でうたた寝をしております。

 

参考にしたコードは、

こちら。

 

冒頭は

D△/F  Db△/F C△/F B△/F
でオーソドックスですが色々めちゃくちゃです。

 

コードが表記されていたら、そのコードを弾く、っていう行為に飽きてくると音楽家は誰でもこういうことをします。ましてやソロ楽器なら関係ありません。

相手にわかりやすく伝えるために楽譜やコード譜があるわけですが、私の作品は、100%自分のためです。

 

肝心のクラスターもはっきりわかるのはこの四つぐらいで、あとは結構音色に貢献しています。

 

このチリチリとした感じは、何といいますか、猫ちゃんがトイレから出てきてしれっとその場で足に払割れた砂のような...笑

もとい、高貴な人が歩くとその足跡に沿って道筋に虹色のキラキラが飛び散るような。

それが無くてもパスタは美味しいけど、ほのかに香るバジルの風味です。

 

几帳面なのは料理だけな料理人、カンフーになると厳しいジャッキーチェン映画の酔いどれ師匠、手段は選ばないけど金さえ払えば完璧に治療する闇医者、ほとんど猿だけど凄腕のゴルファー...etc、アンバランスが持つ魅力。アンバランスが持つ均衡。

 

この和声感を連続させるためには、全体的に不協和の程度が統一されていないといけません。

でも本来平均律で作る音楽も、「不協和な平均律の響き」が統一されているから違和感がないんですよね。

 

好きなことで生きるのが「他者にとって無意味」になるタイプでしたが、ねこくんにとってはちょうど良い暇つぶしの相手、として役立っているようです。

 

時折、不定調性論を読んでもあなたのようなアレンジができないが、どうやっているのか?と聞かれますが、不定調性論をあなたが手に入れても、あなたはあなたが求める方法論に改変してしまうはずです。私自身、不定調性論を「my解釈」して用いて現状の表現になりました。私自身が自分のアイディアやルールを独自に解釈し、自分の表現に都合よく変えて用いているんです。甘口のカレーを自然と自分に合う辛口にいろいろtして変えていくような自然な欲求に応じています。「この甘口が理論上最も美味しいカレーだからこれで我慢する」というのが私にとっての社会的価値の中の音楽です。私は辛口が好みなので、どうしても自分の作品では色々なところにスパイスを足して味わってしまうんです。そのスパイスが私の不定調性論の解釈です。そして自分の方法論として、自分のやり方に正当性があるように意識しながら作っているところもあります。

だからこそ、皆さんには皆さんにとっての正当性のある方法論を独自論としてお作りください、と述べています。

 

だからあなたが同じやり方をしたとしても私と同じ音楽になろうはずはありません。ビートルズの1曲を1年かけて完コピをしたとしてもどこか物足りないか、どこか違和感のあるものになることに似ています。

不定調性論は、誰かの真似や、誰かの方法論から脱却し、他人の青く見える芝生を目指すことは良い意味で諦め、今あなたが持てる力を最も効率よく噴射できる部分で燃やしあなた自身の音楽を作ることに邁進してください、と述べた方法論です。

他者に権威を感じすぎるタイプ、自分大嫌いなタイプ、はこうした独自論の探究は苦手かもしれません。それでも私の真似をして同じものができたところであなたの本質は満たされないでしょう。あなたはロボットではなく、独自に動いて生きている独りの人間だからです。私がどんなに満腹になる姿を見てもあなたの胃袋が生理的に満たされることはないんです。コピーとは人が満たされる姿を見ているだけです。

ぜひ他者の美を手放し、自分が最初から持っている美を磨き鍛錬してご自身の作品をお作りください。自らの歯で噛み砕き、自らの唾液と胃液で消化し、食べ物の栄養や雑味を自分で食らう快感を恥じずに手に入れてください。

 

 

メロディ冒頭のb9thは、キミが普通に優雅に歩こうとしてもコテッとよろめく様が究極に愛らしいから、その感じを頭に持ってきたかっただけです。

子猫は全てにおぼつかないから可愛い。

 

キミにあげようこの夜空の星を。