音楽制作心理学
仮想アースは音が変わるのか、的な話から一考したものです。 私は「オーディオ機器」の専門家ではありません。 ここでは専門家ではないからこそ提示できることを書いた、と思っていただければ幸いです。 また下記のポイントをご理解あれば、そんなにサウンド…
あなたを否定する意見は多々あるものです。 多くの人に知られれば知られるほど様々な種類の、さまざまな観点からの批判を受けます。 批判を素直に受け入れられる人は、自分が何者かを知っている、独自性を高いレベルで把握している人です。 批判を受けるだけ…
例えば、その直前に奥さんとか上司とか、少なからずマウント気味な電話がかかってきて、あれこれ文句を言われたとしましょう。少しイライラして、少し凹んで。 その後で向き合う仕事に、その気分が反映されて、つい言わなくてもいいことを確認したり、相手が…
和音分析自体が自在に個々人のやり方でできるのは痛快です。 ここでは拙論の事例として、不定調性論の図表を用いて、解釈の自在性とその捉え方について書いておきます。 ここではC△という一般的和音と、c,c#,dという半音でぶつかったクラスター的不協和音の…
まだAI自体の精度が上がっているわけではないので、すぐにAI音楽が私たちの仕事を奪う、ということはなさそうです。 ただ、AIを忌避し、価値がないと思いたい、と言う意思も何となく感じます。 それはAIは「人の為に生み出された」と言う視点があるからです…
音楽制作や音楽表現で求められる能力は、実施段階で何かを参考にせず直感的に処理できる能力の向上、錬成の巧みさです。 それを瞬間的な比較能力(momentary comparability)と呼んでおきます。 文字通り瞬間的な比較能力を鍛え上げることで、より良い選択肢…
"''完璧なんだけどつまらない"' こういうちょっとおかしな文章を「準矛盾構文」としてみましょう。 音楽制作時や表現を評価する時、何とも言えない感情や表現をしてしまう時があります。適切な表現が生まれる前の直感的な感覚を文字にしたものです。 定義は…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 導入 何もしなくても脳は働く 過去と未来にとらわれない行為をいくつか探してみる 毎日行う行為の中で活用できる時間を探す ストレスは脳から改善 「脳の可塑性」を…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 「グルーヴ」と言う言葉があります。 グルーヴがある、グルーヴがない。。 でもこの言葉迷いませんか?世界中で使われているけど、クラシックでは使わない。アフリカ…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 音を群化する能力 人はその日のライブと翌日のライブは別なものと考えることができます。 スタジオの中で聞こえる音楽とスタジオの外で聴こえる音楽は違うものとみな…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 音楽における究極の錯覚といえば、構成と形式の錯覚だろう。音符の順序そのものには、私たちが音楽から感じる豊かな感情のつながりを生み出すものは何もない。音階に…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 私たちは矛盾のない世界を見ているが、それは自分たちと宇宙との相互作用をもとに推定したものであって、私たちの途方もなく愚かな脳にも処理できるように、過度に単…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 音楽は聴覚のチーズケーキです。 認知科学者のスティーブン・ピンカーが1997年に述べた言葉です。 音楽の刺激がたまたま脳が喜ぶ部分に反応するために人の進化の過程…
この記事を読む前に、次の課題を10分でやってみてください。次の19個のコードを使いながら、32小節の「鳥についての簡単な歌」を作ってみてください。テンションコードにしたり分数コードにして組み合わせてもらってもOKです。CM7 DM7 EM7 F#M7Gm7 Abm7 Bbm7…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 当たり前構文な表題で恐れ入ります。 売れるためになぜ売れる要素を加える必要があるのか?という当たり前のことを整理する記事です。それらの要素無くして売れても…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site この本では、音楽が人の脳、心、思考、気分にどんな影響を与えるかを、神経心理学的観点な観点から探っていく。 発売は2006年ですので少し古い本です。邦訳も2…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 同書最後です。同書は専門家のインタビューを多く含めながら脳を鍛えるための様々なエビデンスを提示し、話題を提供してくれます。直感について調べようと思って買っ…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site David A. Kolb - Wikipedia デイビッド・コルブ氏(ケースウェスタンリザーブ大学名誉教授)の学習の4ステップの定義は有名ですね。 学習サイクルには4つの段階があ…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site この記事の表題は、 「なぜ音楽理論を勉強しても曲ができないのか」ですが、これは要点をまとめた表現です。つまり、その人が音楽理論を等して音楽を学べる素養がな…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 同著書もこれで最後です。紹介した話の他にも、なぜ海外で軽い風邪にかかるのか(異国の地での万が一に備え、どうでも良い風邪を治すのに免疫機能を使うのを脳が控え…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 同書の内容に沿いながら、できるかぎり普段から別途時間を使わずストレスなくできる方法を書いてゆきます。 しっかり感じる まず簡単なのはこれです。当ブログでも書…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 人類が賢くなりすぎると、それぞれが自分の能力を過信することになり、他人の能力に期待したり、頼ったりしなくなる。そのように、社会的協力体制や社会のまとまりが…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 綺麗な花の写真を「見せ」られて、それが花だと判断するのは、直感的判断である。この場合には、直線的な判断力をまったく必要としない。青い背景に、ピンク色の花び…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 不定調性論では直感的作曲を行うことに注目しています。 楽器を弾きながら、ピントくる、街を歩いていてピンとくる、制作作業をしながら「あ!こうしよう!」と思え…
terraxart動画リンクへ 動画にしたものを記事で改めて解説します。 大きく出てすみませんが、作曲する人なら多くの方が自然と行えているやり方についてです。作曲指南書にはっきりとした特定した方法論名が書かれていないので、誠に勝手ながら、上記で説明で…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 // 第8講その2 音楽家の脳 作曲中の脳内機能ネットワークを調べた研究によれば、やはりディフォルト・ネットワークの使用部位が活性化したそう…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 // 前回の続きです。 第8講その1 音楽家の脳 <トレーニングする理由> 単純にスキルアップというよりも、スキルアップするための脳回路を作…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 // 前回の続きです。 第7講 情景 冒頭、川端康成「雪國」が引用されます。本当に講義のようです。 「雪国」 川端康成 - 小説の「書き出し」 確…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 // 前回の続きです。 第6講 共感 導入窓の言葉が素敵だったので引用します。 悩みながら社会生活を送っている私たちは、ふと自分とはなんだろ…
同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 // 前回の続きです。 第5講 感情 <認知的再評価> 悲しい時、怒った時、激情を発する時は、文字どおり感情が自分を支配してしまいます。 その…