音楽教室運営奮闘記

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直感の鍛え方と役立たせ方1〜音楽制作で考える脳科学40

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同書の内容に沿いながら、できるかぎり普段から別途時間を使わずストレスなくできる方法を書いてゆきます。

 

しっかり感じる

まず簡単なのはこれです。当ブログでも書いていることです。マック食べて「美味い!!!」と思ったら、確かにそれを感じること、テレビ見ながらでも、一旦テレビから意識を離れて、マック美味い!!!に集中する、そういうすることで「そう感じること」が注視されます。それと同時に

・ああ嬉しいな

・美味しくて幸せだな

と確かに感じたらそれもしっかり感じておいてください。一つ一つの印象が音楽制作の時に"ピンとくる感覚"になってくれます。

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むやみに説明しない

これも当ブログで書いてますね。楽曲制作の作業中、"あ、これだ"と思った時の根拠をいちいち考えないようにする、という捉え方です。まさにこれは直感が働いた時です。

これが勘違いであるときもありますが、へこたれないで。

同書には、戦争経験者が戦後、電車の急停車でかすかな煙の匂いを感じ、窓を割って外に飛び出した、ことで翌日の新聞に"慌て者がガラスを割って怪我"と書かれて世間から小笑を買った、という話が掲載されています。これは戦争経験者だからこその直感だ、と筆者は言います。普段の生活の中で直感は失われかねないので、音楽でも"根拠のない確信"を説明しなければならない時があったら、"上手にそれっぽいプレゼンをする能力"を鍛える等の作業をしないと、根拠のない確信は周囲から笑われることの方が多いと思います。

できれば一人で行う作業の時に"考えず行動する"っていうのをやってみるといいでしょう。そういう体験を日々重ねていくことで精度が上がってきます。

 

 

リラックスする

財布をなくした時リラックスしろ、そうすれば見つかる、と言ってもなかなか難しいでしょう。納期が迫っている制作作品でリラックしろ、というのも無理でしょう。

そういう肝心な時に脳に働きやすい環境を作るためにも、普段、ダメ出しをされたり、イライラしたりした時、リラックスするように意図的にコントロールしましょう。

なんでもいいです。お香を焚いたり、軽い運動をしたり、深呼吸したり。

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杏林大学の精神神経科の研究では、コーヒーの香りを嗅ぐと、色を短時間で識別する能力が向上したり、音の高低を聞き分ける能力が上がる(豆の種類によって認知速度が上がる)そうです。

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散歩もいいそうです。散歩の時は音楽とか聞かず、一人で孤独にやるのがいいんだそうです。自分の心の内の状態を静観できることでその後の作業に良い影響があるのだとか。それはなんとなく私もわかります。

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またTOT現象という、喉まで出かかってるけど出てこない!!という言葉をもがいてもがいて思い出す!というのも直感的作業として効果があるようです。

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これは私の体験ですが、この時、無理に思い出そうとせず、そのイメージや、絵柄、もやもやっとしたものだけを思い浮かばせながら、考えようとせず、軽作業をしながらそのイメージを思い浮かべているとすっと出てきたりします。空の雲を数えたり、車の色を見たり、車種を見たり。そうしているうちに回転寿司の上を目当ての寿司が回ってきて食べたい!と思うような感覚でその言葉を思い出します。直接の語を思い出そうとせず、関連の言葉を思い出してもいいです。それと一緒に出てくることもあります。

「フェラーリ」という言葉を忘れたら「ポルシェ」「ランボルギーニ」とか思い出しているとポっと出てきたりします。不思議な感覚です。脳は忘れているのではなく、何か余計な回線でそこだけブロックされていたような感覚を思い出した時感じます。

これも直感を使っているような体感がすると思います。日常でよく起こることですから試してみてください。

 

普段のちょっとした習慣があなたをリラックスさせて集中力を高めているのでしょう。

クリエイターは、肝心な仕事の時に直感を高めるためにも日々の生き方の中でトレーニングが必要だ、ということになります。

 

同著書最後の引用として、瞑想時の脳の仕組みについてわかりやすく書かれていたので、それを紹介して終わります。

クリエイティブとは、作品を生み出せれば、クリエイターは苦しんでも良い、苦しんで生み出すことは悪ではない、という世間の風潮がある限りクリエイターの権利は守られません。

 

もしあなたが画期的な健康法を見つけ、あまり苦しむことなく、スラスラと作品を残せているなら、なるべくプライベートは明かさず、"苦しくない"とも明かさず、ひっそりと制作を行っていくのが良いでしょう。この瞑想時の脳の体感を知ることは、「本来苦しんで生み出さなければならないクリエイティブ」を少し一段上から捉えられるかもしれません。

 

かのスティーブ・ジョブスが瞑想に入れ込んでいたのも、きっと直感的な発想で着想を得るタイプだったからではないでしょうか。

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