音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介26>調向階段モデル

先にあげた交差する領域音の表を階段状にまとめたものです。

 

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上方と、下方の数理を12音のピッチクラスに分けて表にすると、上記のような類似性が出来てしまいます。

本来音は1振動数が異なっても違う音ですから、本来の振動数を厳密に数値で照らし合わせtらこうした関連性は起きていない、ということもできますが、不定調性論は機能和声論の展開、として扱っているので、12音種を用いて作れる方法論を模索しているので、関連音が拡張されると、このような関連性が出来てしまうわけです。

 

しかし機能和声論は下方音を用いないので、c,g,fはバラバラに独立した音が上方倍音列をモデルにして"なぜか"関連させられてしまっているわけです。

 

そしてこのモデルのように、上下をcの関連音でくくることによって、「閉じた世界観」を作ることができます。

 

これが「調性」の意識的な構図と合致しているはずです。

 

通常、五度圏を学習するとき、それは閉じていません。12音をすべて用いないとcに戻ってこれません。しかしなぜc、g、fではcが中心になるのか、その説明が曖昧になっている点はスルーされます。

その理由も慣習的に定まっていったものなので、「何故調性が存在するのか」というモデル創りは、個々の教材に委ねられているわけです。

 

それがもし人々の解釈であれば、自在にそれを作ることができる、というわけです。

 

不定調性論では、「反応領域」という考え方を用いて、c,f,gの三音の連関性を閉じたものにして、「なぜcが中心になるのか」という理由をこのモデルによって構築してしまいました。それぞれの発生音の類似が基音を呼び込み、収束し、上方に向かっても下方に向かってもcに終止させる、というモデルを作ってしまうことができます。

同様にこのモデルでgやfに終止させるモデルも作れるでしょう。あとは気持ちまでそう持っていけるか、どうかです。潜在意識を操作する(顕在意識がくみ取れる要素を変革するためには、思い込んでいる要素を変えていく必要があります。潜在意識そのものをコントロールすることはできないので、思い込んでいく作業が必要です。半分催眠状態に掛けるのと同じかもしれません。あなたは犬です、って信じ込んだ催眠術を見たことがありますか?)ことになるので、おそらくニ、三週間頑張ればc,f,gはあなたの思う通りの基音を中心にした世界観を作れる(信じ込むことができる)と思います。

 

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そして構築したものであれば、いつでも取り外せます。

なぜG7はCに帰着するのか、という答えを、「私が帰着させたいと思ったから」というところに落とし込み、後は慣習、学習の成果として共有できる社会を作って、その部分が持つ商業的価値に特化した社会を構築・啓蒙・強制することによって、その価値の独占を許容している社会がある、ということも分かると思います。

現代において、機能和声で作られた音楽にはお金を払う必要がない、それはあくまで思い込んでいる価値である、なんて言っても誰も許容できないでしょう。そのくらいがっちり意識の中に組み込まれた価値であり、「あなたが持って生まれた人と違う感性」など絶対に認めない同調圧力が実に巧みに肯定されています。

安易に、持って生まれた価値で飯を食う、など苦労して同調圧力世界で権威を勝ちえた人は無意識的に理解したがらない、というようなことも分からなくもありませんが、人の存在は否定できません。そこに新しい価値、変わった存在がいるなら、それを認知してプロデュースする人がいても良いと思います。

 

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これにより

トニック≒ドミナント≒サブドミナント

という構図が明らかになり、これは

機能Aタイプ≒機能Bタイプ≒機能Cタイプ

ということです。

結果、どれを中心にするかは、理論的解釈の枠組みをどのように狭めるかを自分で決め、中心も自分で決められる、ということになります。

 

あなたが信じることは、あなたが信じると決めた事だけ、となります。