活動休止前のオリジナル作品として光栄にもまた編曲を担当させていただきました。
両曲またMVまで作っていただいて、とても良い記念作品になりました。
ありがとうございました。
みるくてぃ
歌詞を読ませていただき、色々な葛藤の曲なのかな、とか深く考えたんですが、ご本人も感覚でお作りになるので、こちらも最後は感覚で作りました。
イントロのフレーズはシンセとギターの二つのラインが混じっています。どっちが主線でも良いんですが、二つ混ぜてもそういうフレーズに聞こえますし、単発でも意味を持ちます。うまく混ざっているように見えて、独立していたり、それぞれ独立しているように見えて、依存しあっていたり。そういう関係性の象徴的なものです。
小さいシンセノイズがずーっとところどころ入ってるんです。
でもデジタルノイズだと思われてはいけないんで微妙にフレーズになっています。よーく聞くと聞こえてくるノイズ。
喧嘩するとどうでもいいちっちゃいノイズがやたら大きく聞こえるんですよね、ずっと最初からあったものなのに。今健全な人間関係を作っている人には聞こえません笑。
曲の最後に「鈴梛」時代に最初にご依頼いただいたオリジナル曲のイントロのフレーズがゆっくりめで入って曲が締められています。全てはあの曲から始まりました。youtubeでアップされているファンの方の動画もあるようです。探してみてください。
最初ぼんやりとアイディアとしてあって、昔のデータ引っ張ってきて並べてみたら『みるくてぃ』とキーが一緒だったので、迷わず採用。
終わりを締める者は初まりの者。
ネックレスとか、首に巻いて円にして閉じて初めて輝く、的な意味で。
ハピハピ
これが最後の曲に思えますが、これは始まりの曲です。次の人生はもうこの曲から始まっているんだと感じました。
だからお花と春と入学式とか、門出とかそういうイメージ+ちゃらんぽらんな音、というもはや作る前から破綻した(笑)リファレンスで楽しく作り始めました。
なんだかんだ100トラックくらい音並べてます。これまで使ってきた効果音とか、使っていない最近の効果音とか、いろんな要素を混ぜこぜしたらそういう感じになりました。
おもちゃ箱をひっくりかえしたら歌と世界がひろがって続いていった、的に勝手に思っていたのですが、MVでオコジョがハピハピな世界線を歩いて、花に水をやっているのを見て泣いた笑。そういえば「みるくてぃ」もなんか葛藤が頭の中でぐるぐる回っていたのでMVが色々回ってて感心してしまいました。私はMV制作には全く0タッチですが、なんか共有していたんでしょう。そういう気とは一切話し合ってもいないのに。まあチームというのはそういうものです。
「呼ばれて振り向いた時の顔がオコジョに似てると言われた」のだそうです。
オコジョって。似てるっていう時に例える動物がなかなかレアですね。
ホールズワース神とかも生前「虫みたいな人」とか言われててなんでしたね。
オコジョはかわいいからいいですね。
活動期間本当にお疲れ様でした!
また次のハピハピに向かって進んでいただきたいです。
Youtubeカバーとかはまだまだ依頼いただいてますので、全然終わった感ないのですが引き続き頑張って作ってまいります、よろしくお願いします!!
カバー曲とかも結構な曲数になりました。
自分の20代と比べると本当に尊敬しかありません。
就職等したら、いつまで動画残していただけるのかわかりませんがYoutubeチャンネルで公開していただいております。