音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

研究教材「不定調性論教材」について(2023)

2019.4.1⇨2023.4.1更新

『不定調性音楽論』の教材をご案内申し上げます。 

 

同教材は、不定調性論的思考の音楽理論的な根拠を追求したい、という方に特にオススメです。 

その代わり、ある程度、音楽理論を理解している、鼻歌程度の曲ならいくらでも作れる、といった基礎知識/技能が最初から求められますのでご注意ください。

 

方法論によって整った思考体系が、制作作業時に手順よくアイディアを捻出してくれます=音楽的なクオリアが働きやすくなる。

よって、方法論が同じでも個人の音楽的なクオリアが異なるので、結果として現れる作品スタイルは個人によって変わってきます。

 

例えば私の場合、

www.youtube.com

この作品は、何か技法を組み合わせて作ったのではなく、不定調性論という体系を把握した上で、制作に向かうとき、自ずと「こうしたい」「ここはこう表現したい」といった音楽的なクオリアに沿って1音1音おいてゆく作り方をします。

その時の必要に応じ自分が憧れる調的システムを用い、時にそこから崩れ、自我を追求したりします。

 

それらの制作感覚いちいち考えず、直感的に得てゆくことで制作は効率的になります。1.方法論の策定

2.習曲の作成を重ね、自分の思考癖/願望癖などを捉える

3.テーマを決め作品を作る(作りまくる)

という流れで独自論による楽曲は極めてゆきます。

結局は3.が一番大事です。だから最初から作品を作りまくれる人は、遠回りはするにせよ、方法論自体を固める必要はないと思います。

 

同教材は特に1.の方法論部分について詳述し、2.習作を作るステップにも触れています。

その後は2と3の間の「自分の思考癖をしっかり把握する独習期間」があります。

それらを通じてあなた自身の独自論を見つけ、あとはひたすら作ってください。

 

ご購入サービスのオプションとして、上記の独習期間を一緒にディスカッションしながらサポートさせていただくコースもございます。方法論学習と共に、自分自身がどんな形態で発信していくべきか、といったことも一緒に考えながら進めていくオプションです。

 

独自作品の発信は、方法論構築に10年、それから作品制作の模索に5−6年かかります。腰を据えて臨んでください。

「個性を磨きたい」「自分だけのやり方を構築したい」等の欲望は、そういう才能です。音楽的才能とは別で、自己愛を磨く、というような能力への欲求だと思います。

拙論はその事例であり、「個性を磨く」ことの巧拙をご覧いただければ幸いです。

 

また、あなたが「市場のニーズを必要とする作品」「聴き手を求める作品」「社会的価値を求める作品」を求めておられるなら、不定調性論ではなく、より汎用的な音楽制作サービスをご活用ください。

拙論は、純粋に自己の音楽的表現とは何か?という一点を追求してゆきます。

 

不定調性音楽論一般教材お申し込みフォーム

PDFにて配布いたしますのでスマホ等でもいつでもご覧いただけます。

ニックネームでのお申し込み、ニックネームでの名義書換えお手続きでも問題ございません。

また2023年度版(四月以降)より、全体をコンパクトにまとめた第0巻が付属します。

 

 

教材は毎年4/1以降に最新版をお送りしております(メール自己申告制)。一度購入いただきますと、ご希望により毎年最新版をお受け取りになれます。

注;個人にて作成している資料です、内容は独自論を含む独特の方法論体系です。教材をご購入いただくという意味は、私が人生を懸けて制作してきた教材にご投資いただく、という一点です。ブログや動画シリーズでも十分に内容の概略を公開しています。それらをよくご吟味、ご了承いただいた上でご購入ください。

 

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<概要>
常に最新版がお申し込み可能でございます。

不定調性音楽論一般教材お申し込みフォーム(著者直通)

(一度ご購入いただけますと、毎年4月以降にご希望を頂ければ毎年最新版をお送りいたします。)

圧縮フォルダのスマホでの解凍方法はこちら(希望がない限り基本的にはファイルごとにお送りしています。圧縮フォルダは使いません)。

スマホで圧縮ファイルを解凍/開く方法

 

内容概略はこちら。

www.terrax.site

 


<下記目次や画像は2023年度版より参考までに>

  

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<目次-2023>

第0巻 目 次

0.独自方法論の体系化に向けて
1.直観的な自分に気が付くために
2.自在に解釈可能な音の関係性の構築
3.音集合の構築
4.音集合の連結1
5.音集合の連結2
6.補足の用語解説
7.補講 TIP分析による楽曲制作

 


第 I 巻 目 次

第一章 音現象の数理的な解釈・・・・・・・・・・・・P.8
1,導入
2,音素材の抽象化・記号化
3,平均律について
4,音楽が引き起こすクオリア
5,音楽的なクオリアと音楽的方法論
6,平均律の数理
7,平均律の計算方法
8,“平均律の耳”の機能
9,オクターブの概念
10,オクターブレンジという考え方
11,オクターブレンジ1と完全八度について
12,オクターブレンジ2と音楽の種類の分割の可能性
13,オクターブレンジ3と二つの主和音
14,オクターブレンジ4以降
15,倍音列上の音程と音階
16,各種の数列的音程の連鎖
17,基音の反応領域-12音の自由の再確認
18,平均律音の平面座標
19,下方倍音列の紹介と活用の可能性
20,音の上行と下行
21,音の上下領域の相互連関表
22,数理親和音モデル
23,音楽の存在意義
24,上下の倍音列が持つ音楽的示唆
25,第一章のまとめ

 

第二章 和声と音階の作成モデル・・・・・・・・・P.108
26,音楽の発生と価値への転換
27,二層鍵盤の仮定
28,CG問題
29,和声単位の構築
30,各種の和音構築法
31,単音概念という考え方
32,反応領域で発生音をコントロールする
33,上方と下方のマテリアルモーション
34,ダイアトニックスケール生成前夜
35,マテリアルダイアトニックスケール
36,反応領域による調の概念拡張
37,長三和音+短三和音
38,交差する領域、希薄化する基音1
39,交差する領域、希薄化する基音2
40,和声の存在意義
41,調向階段モデル
42,ケーデンスの原型の発生
43,C△-Cmライン(閉じた調向階段モデル)
44,和声と調の機能性を超えて
45,領域の結合・融合される集合
46,領域混合によって自在化する中心音の設定概念
47,長調主要三和音の領域の親和性
48,音楽的自由を示唆する数理構造

 

第 II 巻 目 次

第三章 和声の拡張と分子構造モデル・・・・・・・・P.8
49,導入II-1
50,結合領域和音
51,領域断層和音
52,対称領域和音
53,発生領域から考える和音の性格の差異
54,完全結合領域と十二音連関表
55,原素和声単位
56,水平領域
57,相似和音
58,反応領域と基音領域の差別化
59,増四度環
60,領域変換モデル1
61,二層鍵盤の統一
62,対称性と関連性の視覚化の統一
63,反応領域の形態模写
64,領域変換モデル2
65,リアクティブモーション
66,マテリアルモーションの機能交換性
67,コロイド音
68,対称性のコード進行
69,音を区分し、分類し、秩序を構築する
70,負の音の利用1
71,負の音の利用2
72,副次的和声単位
73,領域のアラベスク
74,和声の分子構造と和声翻訳
75,分子構造モデルと和声翻訳の展開
76,抽象的解釈を引き起こす分子構造モデル
77,様々な分子構造モデル例
78,対称性により意味を作る
79,分子構造表記の方法
80,不完全な形をなす和声単位
81,視覚的相似和音の展開
82,日本/世界の音階集合の生成
83,分子構造モデルのもたらすもの
84,第1~3章までの概念展開のまとめ


第四章 和音の進行モデルとモード解釈・・・・・・・P.139
85,導入II-2
90,機能という存在の確認
91,主和音から主和音へ戻る
92,メジャーダイアトニックのアラウンド化
93,ダイアトニックコードの進行自在化
94,マイナーダイアトニックのアラウンド化
95,ダイアトニックコード連鎖感の発展
96,モード上のダイアトニックコードの拡張
97,更なるモードの追加
98,新たなるコードモーション感覚
99,マザー・メロディ
100,和声単位作曲技法
101,ドミナント進行の意識内で進化させるために
102,和声の機能感そのものの源泉を解体する
103,『X』という和音が持つ音楽的意味
104,確調機能の分類~不定調性進行
105,V7のモードからの独立
106,和声的短音階と旋律的短音階の生成
107,新たな方法論の必要性
108,明るくないメジャーコードの感覚想起法
109, ポジティブコードとネガティブコード
110,音楽の静止画としてのクオリア想起
111,倍音列に基づく響きの表~複調性の根源
112,セカンダリードミナントの拡張


第 III 巻 目 次

第五章 和声の機能と進行感の解釈・・・・・・・・・P.8
113,原曲概念
114,原曲概念の拡張
115,ドミナントモーションの役割の変化
116,機能和声進行感の変遷
117,CM7-Gm7 C7-FM7
118,機能の間隙
119,オルタードテンションによる旋律感の発生
120,スケールアウトの音楽的脈絡
121,トライトーンの意義
122,トライトーン解決概念の発展
123,反応領域による解決モデル
124,領域音と声部進行の関係
125,ブルース7thとの出会い
126,逸脱する魅惑
127,収束の法則~解決思想から動和音という考え方へ
128,裏面領域の応用と動和音の類別
129,動和音の進行感
130,テンションとしての領域付属音の響きと発展
131,モードからの和声作成/静和音の確立
132,領域音の均等堆積
133,四度和音から不規則和音へ
134,サブドミナントモーションへの応用
135,弱ドミナントマイナー終止
136,サブドミナント終止への動和音の利用
137,掛留概念の拡張(動進行と静進行)
138,不定調性進行の分類
139,掛留進行連鎖
140,トーナリティモーション
141,モーダリティモーション
142,ブロックチェンジ
143,ハーモニックインターチェンジ
144,領域的機能分類と和声進行
145,モードマトリックス
146,トーナリティの拡張が新たな機能感の連鎖を生む

 

第六章 ブルースと四度領域音楽を考える・・・・・・・・P.153
147,独自性の例としてのブルース理論
148,ジャズの過去と未来
149,初期ジャズの旋律的構造
150,初期ジャズの和声的構造
151,サージェントの著書からの考察~その他
152,♭5thの解釈
153,シュラーの考察
154,I7-IV7はなぜ確立できるか
155,並行音程堆積法
156,並行音程堆積旋律法
157,四度領域の和音の再発見
158,四度領域と浮遊/安定の概念
159,四度領域の基礎進行
160,ブルース進行の新たなる構造論
161,メジャーペンタトニックスケールの活用
162,四度領域の不定調性進行分類
163,四度領域の動和音/進行形態
164,下方四度領域と上方四度領域の交差
165,下方四度領域のレッドノート
166,レッドノートの応用
167, 四度領域集合のダイアトニック化
168, ダイアトニックスケール/コードの四度領域化
169,下方四度領域のダイアトニック化
170,領域の交差と関係調概念の根源
171,音楽構造上の区分け~ジャンルの発生
172,二つの核の発展
173,ブルー/レッドノートの和声利用
174,剥離する音楽概念の確立
175,ブルーノート存在の数理からの展開
176,基音領域音階と和声集合
177,多解釈される音楽理論の在りようについて
178,モード変化のための表情音
179,表情音の一覧表化と抽出モード
180,表情音の音程についての不等式
181,モード・ハーモニー・即興・作曲の技能の統合
182,音楽の可能性~あとがきにかえて~

 

第 IV 巻1 目 次

第七章 用語解説;不定調性音楽論・・・・・・・・P.11

1,ポピュラー音楽 
2,教会旋法 
3,ジャズ・ブルース 
4,五音音階・七音音階 
5,平均律(十二音平均律) 
6,無調音楽と多調音楽 
7,ブルーノート/モダンブルーノート
8,音楽的なクオリアと独自論
9,ビ・バップ/モード音楽/コンテンポラリー
10,セリ―技法/バークリーメソッド/シェンカー理論/シリンガーシステム/ネオリーマン理論
11,対位法/十二音技法/フリージャズ/リディアンクロマチックコンセプト
12,機能和声論
13,自然倍音列
14,基音
15,ド・ミ・ソ
16,平均律の耳の機能
17,協和/不協和
18,振動数
19,純正律
20,Cメジャートライアド(コード表記=C△)
21,和声の模様感(音楽の模様感)
22,倍音列クラス/overtone class
23,平均律クラス
24,調
25,オクターブ
26,上方/下方オクターブレンジ(Octレンジ)
27,完全八度/完全五度/完全四度
28,五度領域/四度領域
29,上方/下方マテリアルスケール
30,数列的音階
31,インプロヴァイズ/インプロヴィゼーション/即興演奏
32,アヴォイドノートの考え方
33,基音の反応領域/基音の分解能/基音の協和の分解能
34,下方の倍音列という概念
35,倍音マトリックスと数理親和音モデル
36,ヴォイシング
37,コードネーム
38,ドミナント/ドミナント進行
39,ポリフォニー/ハーモニー
40,主音/属音/主和音/属和音/下属音/下属和音
41,オーグメントスケール、ディミニッシュスケール、ホールトーンスケール、クロマチックスケール/コンポジットスケール
42,五次元的世界
43,差音
44,和声単位/U/U4/L5/L4/基本和声単位
45,CG問題と和声二元論
46,上方性和音構築法/下方性和音構築法
47,単音概念
48,設計譜
49,上方/下方マテリアルモーション/基音の領域変化、領域変換進行
50,下方のC△
51,メジャースケール/ダイアトニックコード
52,転調/旋調性
53,ダイアトニックスケール上のモード名
54,アヴェイラブルノートスケール
55,マテリアルダイアトニックスケール
56,確調機能/確調機能
57,調向階段モデル
58,インナートニック領域、インナードミナント領域、インナーサブドミナント領域
59,C△-Cmライン(閉じた調向階段モデル)
60,結合領域、希結合領域、対称領域、完全結合領域、水平領域
61,領域断層和音
62,十二音連関表
63,原素和声単位
64,第一、二、三種相似和音
65,増四度環
66,裏領域
67,領域の変換モデル1、2
68,反応領域の形態模写
69,平行調と同主調、下属調、近親調
70,上方・下方リアクティブモーション
71,コロイド音
72,負の音
73,和声の分子構造モデル
74,エドモン・コステールの理論
75,センターコード/アラウンドコード
76,マザーメロディ
77,和声単位作曲技法
78,不定調性進行
79,ヴォイスリーディング
80,原曲概念
81,オルタードフレーズ
82,オルタードドミナント終止
83,クリシェ
84,ソリ・ヴォイシング
85,動和音/静和音
86,動進行と静進行
87,トーナリティモーション/モーダリティモーション
88,ブロックチェンジ
89,ハーモニックインターチェンジ
90,和声のモードマトリックス
91,正格ブルーノート/変格ブルーノート
92,並行音程堆積法
93,レッドノート
94,エクスプレッションノート

ブログ記事保存プロジェクトI

 

第 IV 巻2 目 次

ブログ記事保存プロジェクトII

資料集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P73
1,本文についてのお問い合わせ先 
2,上下の倍音列関連表
3,スケール構成音表 
4,モード別機能和声対応表 
5,スケールの和音構成音チャート 
6,モード対応コードタイプ表 
7,モード別ダイアトニックコード四和音表 
8,12キーダイアトニックコード関連資料 
9,マルチファンクショナル コードマトリックス 
10,機能和声論テンション表 
11,pivotコード一覧
12,モードマトリックス 
13,エクスプレッションノート資料 
14,結合領域音一覧表 
15,セカンダリーコード機能代理拡張表 
16,クロマチックレイヤーシステム
17,ハーモニーユニット表 
18,コードアナライズ記号表 
19,冠状三和音(UST)一覧表
20,冠状四和音(USM)一覧表
21,自然倍音列計算利用数値表
22,参考書籍他

第八章 不定調性論の展開〜ブログへ・・・・・・・P171
1,ジャズが教える楽曲解釈の自由と思想的展開 
2,負の音の概念の発展 
3,負の音の具現化 
4,リバースドミナントケーデンス
 5,終止感という常識から進行感へ
 6,逆サブドミナント終止
 7,循環コードの転回 
 8,錯覚感進行と予測感進行 
 9,非錯覚感進行と非予測感進行
 10,サブドミナントへの逆行
 11,II-Vの逆行からの展開
 12,3度と4度の合成
 13,同じ構成音を持つ和声進行
 14,m7(♭9)というコード
 15,X7sus4(♭9)、X7sus4(#9)、X7sus4(#11)

 

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www.terrax.site