音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

不定調性論楽曲覚書~論理的に考えない作曲心理状態を方法論化するということ

不定調性作品他はこちらから。

www.terrax.site

拙論は、メロディぐらいならある程度自由に作ることができる、というタイプの人が対象になってしまいます。ご了承ください。

 

「あなたは何を根拠に、今そのメロディにする、と決めましたか?」

 

私も制作を論理的にできない人間だったので、論理的に思考する必要性のない制作方法を具体化したい、と考えていました。

 

現状は「自分の音楽的なクオリアを根拠にして制作している」という言い方をします。

教材では、この思考を支えるために一般音楽理論をバラバラにして0から組み直すことに約1000ページ使っています。

 

要は、

「一応考えてるけど、ほとんど勘で作ってます」

です。

 

理論を勉強したいなと思った時は勉強してください。

でもいざ、

・音楽を作る時は、学んだことを考えたりしない

・不意に出てくるアイディアを捉えて活かせる感覚

を意識します。きっと個人差ありましょう。

 

制作時に「あの理論書にこう書いてあったから」などと考えません。

脳はすべて記録し、保管してあります。脳が勝手に必要なヒントを意識の上に浮かび上がらせます。あとはそれを掴むだけです。掴むコツを身につけるにはひたすら感覚で作っていくしかありません。勉強しても感覚で作り続けてください。

 

ブルースのソロを取ることに似ています。

スリーコードブルースを弾くとき、あなたは"何かを考えます"か?

ブルースのリズムが聞こえてくると、体が勝手に動くし、なんとなく"匂いのする方向"に"弾き進む"ことができると思います。

作曲もそうなるまでは訓練です。

脳内のディフォルト・ネットワークを働かせている状態です。

(初歩の学習段階では理知的で作っても良いと思います。そのための音楽理論です)

 

その人なりのやり方があると思います。

そのやり方だけは誰かに教えてもらうのではなく、自分で探す!!と覚悟してください。誰も「あなたの使い方」なんか知らないからです。

 

最初は簡単なことにチャレンジしてみてください。

・「太陽をテーマに8小節のあなたのメロディを書いてください」

・「昔好きだった人を思って"美しいと思うメロディ"を16小節書いてみてください」

・「このビートに自由に音楽を乗せてください」

といったことをやります。

「音楽的なクオリア」が自在に降ってくるのもこうした訓練の過程で体感して覚えます。

難しいのは、自分の直感を信じられない一時期です。自信をなくしている時です。

でもそこが結構脳にはチャンスです。グッと我慢して直感を出し続けると、自信が戻ってきます。新しい発見もあります。「自信を失っている」のは錯覚だったと気がつきます。

 

「感覚で行う」と個人の限界を感じるかもしれません。もちろんデータを取れば、人に受ける作品、社会に受け入れられる作品、自分の考えを浸透できいる作品をより作れる感もしれません。でもそれでは自分がやらなくてもいいんです。

その程度しかない自分を受け入れ、そこから何ができるかを探求し、たとえ再生回数0回でも自分が納得する作品を作ってみてください。

もしその過程で「やっぱり人に認められたい」と思うなら、あなたは機能和声論をやるべきです。

私はブログについてはわかりやすいように文章を書きたい、とは思いますが、自分の音楽に理解を求めたり、自分の正当性を主張する気もありません。

私は自分が満足するものができないから探究しているだけです。たまたま器用貧乏なので、普通の音楽仕事の合間にこういうことが切り替えてできるだけです。

下記作品のいくつかは、「聞いて理解してほしい」という思いに溢れて作っていますが、それから数年経ち、今私は、自分の音楽に他者を必要としません。

 

=以下は作品事例です(皆さんが同じ作風になるわけではありません)=

2020年までの記録です。最新の作品関連はこちらからご覧下さい。


富士の写真が大変美しいです。

 

<不定調性アレンジ>





原曲の和声とは関係なくリハーモナイズします。「崩れ」「不可思議」「憂い」「くぐもり」といった感覚イメージを音楽的なクオリアと連動させながら音を推敲しました。DANNY BOY

雪やこんこ

JINGLE BELLS 2018 

Auld Lang Syne/蛍の光

あの頃へ~安全地帯

 

不定調的な即興表現

 

In Peace~不定調的な即興表現

 

Qualia-不定調的な即興曲〜感性で曲を作るとは?

 

冷調という名の調性

適当にピアノを弾きながら降ってくる旋律感で調整しながら作った作品です。

 

 冬の街路樹

単旋律、領域混合和音、即興的アレンジの変奏曲。

 

 

M7だけを用いる、という和声単位連鎖に特化した作品

(2012年、おそらく不定調性論的思考のみで考えた最初の作品です)

制作;QY100(受講生からお借りした・・。)

まだDTMというのを始めていない頃です。

 

<現代ギター練習曲?>


全編解説動画でも紹介している、画像を読み取って音楽にする、という作曲のやり方です。

 

<ロックギター曲?>

 

<小品;五つの前奏曲>

 

 

修礼のコード進行をベースに様々音楽的思想を展開するコンセプトの作品です。不定調性的な考え方にどんどん寄っていきます。

 

 

 お客様からのご依頼で作りました。慣習的な和声の流れと不定調性の思考を混ぜる、というやり方で作っています。

MIDIで"Merry Christmas"と書いてみた

最後に"もろびとこぞりて"のメロディが来たのは、偶然です。音楽的クオリアの賜物です。

 

<ポップス?>

 はじめてポップス曲に曲の合間合間に不定調性のコンセプトを使わせて頂きました。記事

拙論の考え方がなかったらEM7/Dとかは以前の自分なら却下したと思います。

 

 

www.youtube.com

中間部を不定調性的思考で作っています。

 

 

<Audiostockで販売中の曲から> 

 

 

 

 

実験的な不定調性BGM

 

ジャズ+EDMなBGM

 

 

 

 

 

<参考>

 

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