音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ;<ピアノ曲>不定調的な即興表現★★★★

不定調性論で作るピアノ曲です。授業などで活用するために作りました。

www.youtube.com

 

即興的に横の流れだけで作ってます。理屈以前に自分が感応できる和音と装飾音を用いてます。

 

理論的制約をばらして音楽を作ったとしても、西欧音楽教育を受けた人しかいない現代においては、どうしてもある程度の慣習の中に収まる、という意識の部分の解放を逆手に用いています。

 

先端の近代音楽や現代音楽はドミナントへの憎悪、理論的制約が人をダメにする、みたいな脅迫のようなものがありましたが、20世紀以後のポピュラーソングがあいも変わらず人を感動させることを知った現代人は、もはや理論的制約を恨んだり、そこに価値がないとは感じていません(個人差あり)。

 

あとはじゃあどう組み合わせるか、だけです。

だからこの曲にもドミナントモーションが出てきますし、一部調も発生しています。

しかしローインターバルの下限とか、声部進行の不自然さ、不協和さなどが生まれてもそのまま採用します。濁りは「意識の淀み」とか「不安」を表します。これは下限を破らないと生みだせない表現もあるのでは?という欲求を認めます。

 

大切なのは、作り手が各声部の響き、流れに"音楽的意味"を感じているなら、それを許容する、という考え方です。これは機能和声ではなかなか難しく、むしろブルースやジャズが近代音楽を模範にして拡張して来た発想です。


その代わり、それが意図してできるなら、そうした規範破りを用いるな、と言われた仕事などにおいては用いない、という分別があれば良い、となります。

 

伝統的音楽教育を受けられる人は幸運です。しっかりと体に入れてください。

そのあとでどうやって個性を探すかということについて、学校卒業後に何をしていいかわからず、社会に縛られる、という段階において拙論のようなアプローチが助けになれば幸いです。

=====

 

18世紀であれば、文化と精神を統一するために教会の指導が必要だったのでしょう。

しかし現代日本ではほとんどの音楽の素養を持つ人が、一般的教育を受け、メディアから一般的音楽を聴き育っていますから、よほどのことがない限りおかしな作品を作ることはないので、音楽理論的慣習の絶対的体得が急務ではありません。むしろちょっと変わってる、くらいの方がインスピレーションになることもあります。


そうなると刷り込まれた音楽的慣習と、個人に備わっている他者と異なる感性的部分をどのように引き出して合算していくかが大事になってきます。

狂気の天才であればそれが個人でできますが、多くの人は流されるだけで大切な才能を自ら打ち消して社会が長年培って来た美意識や商業的価値に飲み込まれてしまいます。

 

個人が押しとどめている社会との差異を前面に出し、それを犯罪ではなく、芸術表現に昇華していくことで特異性の高い個人の人格をサポートしたいものです。

 

そのためには、自分がどう個性的なのかを講師と一緒に探っていく必要があります。

これは講師の側にも難問です。もしその人が「逆立ちして作曲すると曲ができる」という個性の持ち主であれば、どうやってその答えにたどり着くか、大抵そんなこと想像すらできないからです。ましてや犯罪を犯しているとき素晴らしいインスピレーションが浮かんでくる、なんて人をどうやって平時に助けることができるでしょうか。

それを本人が知っているならまだマシですが、本人が狂気の沙汰に落ちないとその能力に気が付かない、では、講師も命がいくつあっても足りません笑。

いえ、笑えない話です。

 

私たちは少数派の稀有な才能を無視せず、どのように作品制作と創作活動に生きがいとビジネス観を見出してもらうかという提案を仕事に一つにしています。

もちろん普通のレッスンも、ですが。

 

その方法論として不定調性論的思考が、

突飛で役に立たない才能=社会に必要ない

とせず、せめてSNSで発信できるぐらいの肯定感を持てるところぐらいまでお連れできればいいかな、と思っています。そこからどうやってニーズを見つけるかの旅の方が厳しく長いものです。本当に好きでなければ続ける事はできないでしょう。

 

=====

私自身が少数派であり、和音の感覚にどうもノイズが入っているようで、なんとかポピュラー和声に対して理解は示せたのですが、自分が持っている感覚をどうしても追求したくて、方法論作りを始めました。

自分が自分を認めてあげるまでだいぶ遠回りしてしまいました。

 

自分の何が一般の方法論と違い、自分にどんな性壁があるのかを直視し、列挙することなくして、自己の作品を作ることはできないと考えたからです。そうでなければ、単純に「音楽理論のやり方を誤って用いた曲」という認識に罪悪感を感じながら自分を偽った音楽しかできないからです。

でも教育のおかげでまともっぽい音楽も少々できるようになりました。妙な違和感はいまだありますが。

まるで誰かに作らされているような。


 

全ての音現象には平等に心象風景があります。これはOKでこれはダメ、という教わった価値観が理解できない自分を認めるには勇気が要りました。

常識や伝統を学んだあと、

自分に成りなさい、

自分に慣れなさい、

ということは教わらなかった気がします。

 

あとはそれを具現化しても良い、という方法論を作るだけでした。

あのまま機能和声論しかない世界であったとしたらは私の作品は「ただのちょっと外れた残念な音楽性」で排除されるだけです。せめて自分が主張できる何らかの居場所を見つけ、それを発信しなくちゃ、と。

自分の確立を諦めたら、現代音楽やスピリチュアルに道を求め、生きる隙間を失い、結果として社会を疎んじ、理解者を得ようとせず、孤立し、僅かにあった自己実現の意欲も完全に失ってしまっていたでしょう。

 

不定調性論による楽曲はそうした少数派が参考にして自身のやり方に昇華できる一つの事例として秘かに存在してあれば良い、と思っています。

私はこうやって自分のやり方が見つかった事で、逆に機能和声論的音楽に更なる憧れを感じ、自分は自分、世間は世間、と行ったり来たりする楽しみも覚えました。

 

拙論があなたにも大事!とは申しません。あくまで私はこれで自分が理解できたので、あなたのも見つけられるかも??という提案です。

あなたは私とやり方が異なるはずです。

私はこのようにやっています。あなたはどういう考え方で何を作りますか?

======== 

楽曲制作はこちらです。まずはお問い合わせにて。

Youtube用の制作もやってまーす。クレジット表記等の必要はありません。

楽曲制作のお見積もり依頼フォーム

   

 

==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題== 

何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりました。

 https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61HxLB7uEkL._SL1200_.jpg

【最新改良版】iPhone USBメモリ128GB BHOMEA フラッシュドライブ OTGメモリー スライド式 高速データ転送 3in1 iPhone lighting/USB3.0/iOS/Android/ PC パソコン対応 容量不足解消 パスワード保護 一本三役 日本語取扱説明書付き