音楽教育活動奮闘記

不定調性論からの展開~音楽思考の玩具箱

2019ピアノ曲〜各種技法(反復文脈化・固定層変移・階状層変移・層状転移・超人格表現・音像霧沼化・不定則近接・点拡張)

全ての技法的解説は下記目次から

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DAWのためのピアノ曲 In Peace-不定調な即興曲-

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音に意味を感じて、どんなストーリーの断片なのか

を感じながら目的をつくらず創ります。作曲というよりセラピー、自己省察です。

オレンジ色が浮かんだら、それは夕陽なのか朝日なのか、何を思ってそれを見ているのか、などとぼんやり感じたことをその次の旋律に反映させます。

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最初だったら、このトップのメロディを作ります。

その後内声とベースを当て込んでいきます。コードは考えません。

慣れてくるとサクッとできます。

マザーメロディ」とか「和声単位作曲法」も同じように作ります。

 

また0:36ぐらいの

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これは同じ音形が並びます。シークエンスです(反復文脈化)。シークエンスは調性を越えて連結してくれます。奇抜なサウンドや、微妙な転調を施したいときは内声、ベース、トップのいずれかにシークエンスを作ります。私はこれはSteely Danで勉強しました。0:52-も大変ですが、同じように作ります。慣れればすぐできます。

 

1:51-のgの連鎖も和声単位作曲技法です。またはOne note samba的な。

一般にはメロディックペダル等と呼びますが、不定調性的には技法としてラインフィクスフロー(Line fix flow)または「高音固定層変移」とします。低音が固定されている場合は「低音固定層変移」です。内声が固定されている場合は「内声固定層変移」とします。逆に音階的に旋律が順次進行または反復文脈化的に移行しながら和音が不定調性で組まれているような場合を階状層変移と言います。

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2:03からは曲の冒頭の音型が別の雰囲気になって展開しています。音域も少し上がっています。

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雰囲気に類似性を持たせながらも異なるアプローチで作る技法として「層状転移反復文脈化」とします。

 

2:34もシークエンスですね。少し変異しながら反復していくものとして「変移反復文脈化」とします。

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なぜDAWのための、とつけたか、と言うと、こうした不協和を実際に鳴らすためには、凄まじく細かいヴェロシティとペダルチェンジが必要で、人間技を超えている、と感じたからです。

といって、人間が弾けない、と決めつけるのもなんなので超人格表現という技法名にしてしまいましょう。アナログで物理的にコントロールが難しいタイプの表現を行う行為自体に名前をつけてしまうのです。

 

Qualia クオリアを旋律にする作曲実践〜ピアノによる不定調性的な即興曲

これまで無視してきた頭の中の雑音を曲にしてみました。

機能和声に原理的な違和感を感じるのは、この脳の雑音のせいだと思います。

雑音なのか、声なのか。特に昔は風邪で熱にうなされた時とかひどかったです。

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最初の和音C7(M7,#9)。好きな響きです。これはどちらかというと、B/C7的な和音で分数コード的に感じます。

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「B/C7」と書いたとしても、明らかに二つの層があることを私は感じます。

テーブルの上に、ショートケーキとカレーうどんがあったら一緒に混ぜて食べるところは想像しないでしょう?それぞれ分けて考えるじゃないですか。その感覚に似ています。

 

これは0;42ーごろ。Gm(10)。私にとってのドミナントコードです。

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ここにG7を置いても私には「薄すぎ」ます。故にこういう響きになります。

 

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3:17頃。これは低音での濁りを作ります。ローインターバルリミットの解放です。良く使います。何度も使うことがわかったので「音像霧沼化」という技法名にしました。

最初ははっきり音像が見えていてもどんどん重なって、どんよりコロイド状になってしまう状態を指します。

濁りは、心の淀み、良心の呵責、猥雑な考え、です。

人ですから誰しも心が濁る時があります。それがない西洋音楽は不気味でもあり、不自然でもあると同時に、究極の美の理想を表現した素晴らしい発明だとも思います。

 

後半は前半の二つのテーマを繰り替えす層状転移です。不定調性的なバリエーションを作りやすいです。

微妙に高さや表現を変えています。同じ人間だから朝も夜も同じ考え、同じ人間でいるとは限りません。

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最後の和音は音像霧沼化を意図したクラスターです。これはDAWならではのヴェロシティ、タイミングを駆使して微妙に明るくも暗い和音を簡単につくることができます。機械にこうした細かい表現ができるなら、AIはやがて人の情感を超えた情感を作れると思います。

 

 

冷調という名の調性〜不定調なピアノ曲

昨日はめちゃくちゃ寒かったので、待ち時間の合間に作りました。

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音楽的なクオリアをいかに音に置き換えるかす。

その過程で調的表現な名残り、自分が聴き込んできた音楽の断片、無意識が投影されます。ピアノ曲は冷たい感じを簡単に出せます。

でも作ってみて後から聞いてみると、燃えた灰の残り火を見ているようなほのかな熱さみたいなものが沸き起こってきて、音楽ってやっぱりおかしいなぁ、と感じます。

あまり強く感じすぎると、本人の中のイメージって変わるんだなと。

不定調和音の連鎖方法〜不定調性論への招待 その3

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最後の和音はシンプルに主音とメジャー3rdとマイナー3rdを薄く混ぜてヴェロシティバランスをとることで、

「幸福な寂しさ」

を出したかったです。

 

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この音階は前半がホールトーンで、後半がディミニッシュです。

ふんわりキュ!というイメージを出したかった。こうした次の音へのアプローチメロディは、音価が短くさまざまな自由な音階で作っても違和感がありません。こうしたアプローチもよく使うので「不定則近接」とします。これが目的音を持たずに高音部でリリースされる時、「不定則放解」とします。

また、コードトーンにランダムにアプローチ/リゾルブしていく方法...

このような旋律作りを定則点拡張、不定則点拡張と言います。

点拡張とは、音階音の周波数範囲を拡大し、拡張された音階音周辺を周回しながら旋律を作る方法論とします。

一般にはダブルリゾルブなどと表現するかもしれません。

 

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これは、

CmM7(9,11,b13)

です。これはたまたまこうなったのですが、これを分解すると、

G7/Ab/C

 

 

 

<おまけ>

単純にこういう作品を、ただ作りたかった。不定調性思想の卑猥さを感じます。

 

年末の準備でバタバタシし始める10日以降の動画などに活用ください。意味の霧沼化。

 

艶やかな理想とハチャメチャな現実。これはDP10の音。これは不定調性です。メロディは短9度で統一して被せています。普通に主要三和音なのに和音に合わない感じなのは、全部短9度だからです。

 

ちょっと弱い風の効果音。以前強風を作ったので。作り方は以前と同じです。

 

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