音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ;<ピアノ曲>冷調という名の調性

不定調性論で作るピアノ小品、第四段。

昨日はめちゃくちゃ寒かったので、待ち時間の合間に作りました。

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<イメージを音に置き換えるトレーニング>

不定調性論は、音楽的なクオリアをいかに音に正確に置き換えるかが、ミッションになります。その過程で調的な名残り、自分が聴き込んできた音楽の断片、自分が普段良いと思う印象、雰囲気などがほぼ無意識に投影されます。

それを何度も聴きながら音楽の流れに脈絡ができるように直していきます。

その脈絡は個人が持つ脈絡や意味感なので、他者が理解しづらい場合もあります。

他者でも誰も理解できるように普及し、教育されてきたのが伝統調性音楽の体系です。

不定調性論は、それ以前の精神性を、機能和声が生まれた当時にはなかった現代音楽、ジャズ、ポピュラーミュージックを加味する事で、あらためてフラットになった音楽制作を楽しむことができます。

 

この方法論でやればだれもがより理解出る音楽にある、とか、これこそが正しい音楽方法論だ、とは言わない、ということです。

こういうフラットな位置を知らずに私たちは、調性音楽に触れ、その概念を意識に染み込ませてきました。

それらのしみをある程度洗い流し、いつでも一般性、伝統性を装着できるような心の状態にするのが拙論のなすべきことです。

自分がやりたいように音楽を扱ったらどうなるか、を見つけ、いつでもそこに帰れるような意識を作れれば、「音楽性の不和」は無くなります。

この「自分だけの音楽」は自分にしか通用しないので、これは議論の対象にはなりません。ここからいつでも汎用的な音楽表現になじめる精神性を持つことの方が急務です。

それにより互いがどのような音楽に対する意識を持っているかを理解する意志を持ちます。

机上の空論かもしれませんがね。

要は、あなた自身が今自分がやっている音楽の意味や意義を理解して行えていれば問題はないんです。商業音楽はお客さんのため、売り上げのため、必要な尺で、必要な演出で会社が求める音楽を作る仕事です。そこに自我を勝手に投影させすぎると売り上げは落ち、会社は制作費を払えなくなります。仕事も経済も社会も回って行かなくなります。それでは結局、好きな音楽さえ作れないような『北斗の拳』の世界が待っているだけです。

だから、社会を維持し、経済を維持した上で、仕事と芸術を一緒にはせず、ちゃんと「仕事」をこなしたうえで「芸術」を行うことが現代人には求められています。きっと本当に芸術が人の心を豊かにするのは、もう少し未来の話なのではないか、そんな風になんとなく私は感じています。

だから無理して芸術で生きようとせず、もっと工夫できる社会なのですから、工夫してください。頭を使ってください。

芸術家は苦悩して苦しんで、大金持ちになってもまるで幸せになれない、っていう時代におさらばしようよ。そうなる前に、もっともっと工夫しようよ。

美しいものは正義だけど、それに頼りすぎて頭を使うのをやめてはいけないと思います。 

不定調性論は、容赦なくあなたの音楽性を表に出します。

もしそれが「絶対に売れない変態的な音楽性」だったら心の底からがっかりするでしょう(経験済みww)。それはまるでこれから先の運命を告げられるような心持ちです。でも自分と商業音楽の差を確認することができれば、開き直れます。距離感もつかめます。「自分の全体像」が見えます。自分がどんな顔つきか分かれば、初めてどんな表情をして、どの角度で映れば、マシに見えるか分かるものです。

 

自分はこれなんだ、普段のあれは仕事なんだ。ちゃんと仕事して、そしてちゃんと自分の音楽も作ろう。あわよくば合体させたものを作りたい!

、、とちゃんと考えを決められれば、普段の音楽はある程度割り切って、売れるために、聞きやすさのために、ファンに喜んでもらうためにどうすればいいか自然と気づけるようになります。そしてそれは結果が出るのでとても楽しくなるでしょう。

そして一方で、稼いだお金を自分の芸術的表現に投資しましょう。芸術は作者の死なくして完成しません。そういう過酷なものです。だから芸術に取り組んでいる間は非難はあっても賞賛されることはないと思います。賞賛されて続けられるのは商業的活動だけだと思います。次の作品は全く賞賛されない、というのは怖いからです。そして賞賛のためにやるのは仕事であり芸術ではありません。社会は誰かを賞賛し、価値を生み出し、それを経済にします。だからこそ難しいのですね。何が価値で、何が経済か。

そういうことはとても判別できるものではないので、頭を使ってちゃんと工夫するしかない、

。。。とわたしは学びました。

だからバランスを上手に取ってください。

苦しかったら逃げてください。

逃げないでとどまれた人のみが芸術家としての権利を勝ち取れるからです。

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この曲はモチーフを朝作り、仕事を終えて夜一気に作りました。

めちゃくちゃ寒い日でした。

 

ピアノ曲は冷たい感じを簡単に出せます。

そこで長調でも短調でもない、不定調性独特のバランスを組み込みました。

これを今回は「冷調」としているわけです。

ひたすら頭のなかを「冷たさ」で満たして作曲して、めっちゃ寒くなって辛い笑。

でも作ってみて後から聞いてみると、燃えた灰の残り火を見ているようなほのかな熱さみたいなものが沸き起こってきて、音楽ってやっぱりおかしいなぁ、と感じます。

あまり強く感じすぎると、本人の中のイメージって変わるんだなぁ。と。

やはり方法論優先ではなく、その時々で変わる、脳というスーパーコンピューターに委ねたやり方を確立しなければ面白くないな、と感じました。

 

後日、不定調性論における、十二音連関表と、この楽曲の和音を絡めた動画を作り、なぜこのようなことが意識の上で成り立つことを承認できるのか、ということを解説します。

「自分が何をやっているか分からないでやってる」

というのは芸ではないと思います。

こういった現代音楽は、

本当に自分の理論どおりにやってるの?

本当に作者は適当にやっていないの?

本当にこんな表現をイメージ出来てるの?

というツッコミを受けます。不定調性論は、これらのツッコミを受けても大丈夫なように方法論を整えています。

そのあたりを次回の動画で解説します。

 

、、、と言っても私自身がまだまだ未熟なので、現段階での解釈として読んで頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

方法論つくりで大切なのは、実際に作っているときに瞬時に頭のなかで無意識に構築できることです。そしてそれは個人個人違って、独自論でしか対応できないと考えています。

不定調性論は独自論の一例です。参考にしていただき、ぜひ自分がどんどんスマートに自分の音楽を作ることのできる方法論をあなた自身も創造していってください。

 

芸術家なんて目指して大丈夫?食べていけないんじゃない?

食べていけないけど、それで死んだらそこからが僕の価値だから。

そう、我々は手に負えないんです。だから仕事以外で私が取り組むことに特に文句がない場合は、死ぬまで待ってやってください。

 

次回の動画は解説動画です。。いつ作れるかな。

 

不定調性論の方法論概略

不定調性論の方法論的展開(2019) その1★★★★ - 音楽教室運営奮闘記

 

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何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりました。

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