音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

不定調性なアナライズ方法?★★★★★

音楽の現場で、これはトニックで、これはサブドミナントで、、、なんて考えたことあります?

それどころじゃないですよね。

プレイヤーなら音、バランス、弾き方、パフォーマンス、メンバーとのコミュニケーションなどやることが沢山あります。

学校での学習時にアナライズを覚えたら、あとはいかに感覚的に、全体的に音楽が表現したがってるものを瞬時に把握できるかがいつのまにか重要になっていることに気がつくでしょう。

そう、音楽を感覚的に把握する訓練を学校ではあまり体系的には教えてないからですね。

あ、でも不定調性論長くやってますと、そういった感覚把握向上のトレーニングもありますよ最近は、とも伺っています。

拙論はその先駆けです。

 

アナライズは機能和声におまかせし、拙論はアナライズを行ないません。

ここでは教材に書いた記号を用いた方法を一度書かせていただき、あわせて楽曲の感覚的把握についてのご提案も添えさせていただきたいと思います。

先に答えを言っておきますと、アナライズするときの「ハートが大事!!」っていう話です。きっと普段は皆さんすでにそうなってるので大丈夫です。

理論やって頭でっかちに一瞬なってしまった人用、と言えば良いのでしょうか。

そんなに理屈で音楽を全て理解・表現なんて現代の科学ではまだできませんよ、というお話です。

 

お題;「Autumn Leaves」

Eric Clapton -Autumn Leaves - YouTube

リンク先にて動画はご覧ください。

 

例えば、コードを勉強し、なんかキーとかも勉強してようやく、なんか音楽理論分かってきた!!!楽しーーー!!みたいになった、音楽学習時期3年目頃の話、と仮定してみて下さい。

 

授業で、クラプトンの「枯葉」を今日は皆さんでアナライズしてみましょう、となったとします。

 

で、クラスは60分とか90分ですから、どこまでできるかは別として、まずコードを書き出して、キーを書き、コードにディグリーを付け、機能を書きます。

拙論教材のアナライズの記号表は、参考のためこの記事の後半に公開してました。皆さんが学習するものは違うと思います。

今日はがんばってここまでやろう!!みたいな。動画で言うと0:54ぐらいまでですね。

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二回繰り返されています。

 

これを同記号表を参考に書いてみます。

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PCソフトを使わなくても書ける記号だけで作ったのが不定調性論バージョンのアナライズ記号です。アナライズそのものはジャズ理論によるものです。こちらではパソコンで書きやすいような記号にしただけです。

アナライズの感覚的把握で大切なのはあなたが抱く印象です。

 

例えば、次のような印象を書き入れます。

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曲聞くたんびにこんなことしなくていいです。初期学習時だけ。

ネガティブな印象は感じても書きません。

書きたい人はどうぞ。

書かない理由は、その印象がより強力に潜在意識に残るからです。自分が音楽を作るときだってかならずイマイチなところがあります。本人は許容しても潜在意識が批判してきます。結果、なぜか満足できず、また別途誰かを批判せざる得ない状況に追い込まれるからです。

 

作曲や音楽制作は、潜在意識との会話でもあるので、音楽に接するとき、できる限りポジティブ、ニュートラルである必要があると考えます。他人の良いところを自分の栄養にしていくわけです。

 

こうやって文字にすると、曲が理解できます。所有感も沸きますから「ジャズじゃないクラプトンがやったフツーの『枯葉』」、とかとはその後は一切思いません。

いつも近所を通る猫がどんなにブサイクでも特別な気持ちを抱くでしょう?それは意識がある種の所有感・自分との関連性を感じているからだと思います。

音楽も最初は、他人ですが、ちゃんと集中して幾度か聞けば「分かって」きます。

 

大切なのは、 

分析した結果、これはつまらない曲だ

みたいにしない事が大切だと思います。それが分かっても意味がないので。

 

分析=自分の解釈

 

なので、どこまで行っても、それはあなたの価値観であり、誰かと共有できるわけではないんです。共有できると思えばそれは承認欲求がもたらす錯覚です。あなたは死ぬまで一人であり続けます。あとは勝手な思い込みです笑。

なので曲に「自分なりの理解を示す。理解できると許容できる点を創造する」作業が、拙論による楽曲鑑賞術になります。

是非曲全体をこうやって聴き込んでみて下さい。生き様まで感じられて、楽しいと思います。音楽に良いも悪いもないなぁ、って思います。全て「人生の記録」です。人生の記録は重く大切で、どれも意味のあるものです。

そうやって音楽との共感が生まれないと、自分でも作ってみようかな、とか、自分も誰かと一緒にやりたいなぁ、とか心の奥のほうで思えません。どこかで批判していれば、自分も批判されるのではないか、こんなしょーもないもん作るんだったらやめろって言われるのではないか、と思いながら音楽やっても影響が良いはずありません。

 

さらに、

・イントロでピアノが左チャンネル、中央、右チャンネルへと高音のb-d-bと流れるけど、あれは何なんだろう

とか

・クラプトン、なんでこの曲やろうと思ったのかな、、、

とか

・めっちゃダークな感じで、やってるけど、何でこうやりたかったのかなぁ

とか。全部結果論なんですが、肯定してその質問を所有していくことで、曲への自分の気質がもたらす関心が見えてきます。これは自分でもそうならないとわからないことです。

「肯定的にならないと見えないもの」があります。

特に音楽は本当にそうです。

 

ここからこの時期のクラプトンの活動状況や、彼自身の人生観や歌への思いなどに興味を持ったなら本を読んでみればいいし、同時期のアルバムの作品とか、共演したミュージシャンの作品とかを聞いてみればいいかと思います。能動的な学習心を好きなものを追求することで身につけていきましょう。

 

自分の好きな音楽でこれをやって、自分の専門分野を極めて頂きたいです。好きでないと極められないし、究められなければその他大勢と同じだけのことしかできません。。それでも「好き」が見つかることは十分素晴らしいことですが。

 

同じやり方で難解なジャズ、現代音楽、バッハなども自己流分析やってみて下さい。

歴史的な学習は興味を持ってからやればOKです。まずはあなたが感じることの大切さをしっかり確立できるところから。

 

 

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人が心を持っている以上、いつも同じ答えにはなりません。状況によって人は変化するし、変わらないと進化していけません。楽曲分析は、今のあなたの考えが100%反映されます。それが役に立つのは今のあなただけで、明日また聞いたら違う答えが出ます。答えがいくつも見つかることこそが勉強です。

だから分析に時間をかけるより、自分の発信にどんどん取り組んでいかれると良いかと思います、もしあなたが自分で作ることが好きなら!

分析が音楽への理解であるとしたら、制作・発信活動は最高レベルの音楽への理解活動になるかと思います。なんで人が芸術をやるか、っていうことが脳科学で完全解明されるまでは、自分の心に沸き起こったことが全て、と考えておく自分をどこかにいつもプラグインのように常備しておいてください、っていうことでしょうか。。

 

もちろん料理を作る人、作れなくて食べるだけの人、という違いはあるので、最初は自分の嗜好・気質を理解してあげる、ところからですね。

 

 

 

<参考>

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