これもここ数年で少しずつまとまってきた音集合区分けについての話です。表記規則は記事末リンクから。

色が塗られた音集合に規則に従って名前をつけます。こちらは
C+
です。
次は下の三音集合。

/C+
です。
どんどんいきましょう。
/C+w
>C+w

>C|+w
>C|+ua

C+T54ua
C+T54ua\

C+T54sp\
またはCsq!+ua\
or CVIImh+\
or Czn/-

Czn-
Cz
12音集合だと全てCzになってしまうので、音高表示で詳細を示すこともできます。
下記の4つの12音和音で考えます。


(DAWの画面も)
1.
オクターブごとに色を変えています。
:C-ul3¯u4w¯/.la¯.|+
(注:.は表記上の目印として示すためでトニックの非在を示す、sに打ち消し線と同じ)
または
:C-ul3¯D#u5¯Du5¯.|+
2.

:C|/¯.\w¯h±¯\.q¯/|.
または
:C○p411
3.

:C⚫︎11
これだとあっさりなので、下記のようなセパレートタイプも考えてみましょう。


:C±Λsr/¯\|.|h
または
:C●3≦^G#¯E
4.
:C⚪︎p511
という表記などが可能です。
このような感じで基本的に12音を用いて表現する和音はさまざまな方法で簡略表記できます。
複雑な和音や、不定調な和音、非機能的無調的集合に対して、ベーシックなコードネームを併用せずとも自分が理解するための表記を作っておくと、少なくとも"音楽の曖昧なところ"はなくなります。
あとは、その音集合を聞いた時、どんな心象になるか、だけを自在に捉えて、論理的に考えずに音楽を作っていくことが可能です。どんな和音も表記できることで妙に霊的な「おかしな和音」が存在しなくなるからです。幽霊や魔物にもマイナンバーあげてる感じです。そしてこの命名は「クオリアが確かに生まれる種」をそこに確認して置いていく、という内部生成志向な性格ならではの行為ではないでしょうか。
C+T54ua\
ちなみにこの和音の読みは、
「シープラトップファイブフォーユーエーバック」
ちょっと長いですが読み方も決まっています。時々Cをシエルと呼んだりします。これは完全に呪術的なニュアンスとして。
機能和声論と心象を自分に変えるためですね。54はデモ、とも読むようにしたので、
「シエラプラトップデモユーエーバック」
と、呪をかけることもできます。音の所有性を高めるためと、自分が自分の意思で扱う、という宣言でもあります。
自分の外に鳴っている音に名前をつけることで、"呪"がかかり、その存在や本質を所有する責任みたいなものが発生するところが興味深い、というか、音という力を一時だけお借りして自分の作品に用いさせていただく、という日本人的な自然観のように感じさせてくれるところが私の思想と相性がいいです。
表記規則は下記を参考にしています。随時改訂中です。