音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介26>調向階段モデル

先にあげた交差する領域音の表を階段状にまとめたものです。 上方と、下方の数理を12音のピッチクラスに分けて表にすると、上記のような類似性が出来てしまいます。 本来音は1振動数が異なっても違う音ですから、本来の振動数を厳密に数値で照らし合わせtら…

<不定調性論用語/概念紹介25>調性という名の幻想3

人が慣習によって作り上げた枠組みの拡張により、意識の奥に潜む調性への執着をいつでも解き放てるような気分にしておく作業です。教材ではこれに第一巻を費やしている、と言っても過言でもありません。 表1 こんなふうに拡張できます。記録塗ったセルが、機…

<不定調性論用語/概念紹介24>調性という名の幻想2

当然、先の記事の逆も考えることができます。 CM7(#9) |Dm7(b13) |Em7(#11) |FM7(m7) | というような和音の流れを作ったとしましょう。 さすがにCM7における#9thはイカンだろう、という学習段階もあります。 しかしやがて慣れます。つまり個人の反応領域の中…

<不定調性論用語/概念紹介23>調性という名の幻想

各和音が主和音への終止を行う、というのが人に植えつけられた感覚であるとすると、これが反応領域、という考え方で自在にオンオフが可能、ということになります。 上記のように、あらゆるコードが主和音への収束を持っている、とその人が感じてあげるだけで…

<不定調性論用語/概念紹介22>マテリアルダイアトニックスケール

従来のダイアトニックシステム生成の慣習を利用して、一つの基音からできる純粋なダイアトニックスケールについて考える、という項目です。 基音cの上方オクターブレンジ4では、c d e f# g a♭ b♭ bという音階組織が現れました。 一つの音が作り出す、原始的…

<不定調性論用語/概念紹介21>ダイアトニックコードとスケールという反応領域

普段何気なく決めつけていることを取り上げましょう。 CM7 |Am7 |Dm7 |G7 :| という進行は、どのように分析できますでしょうか? 当然、 key=C IM7T |VIm7subT |IIm7subSD |V7[D] :| ですが、 これはなぜこうなると決まっているのでしょう。 そう、あなたが…

<不定調性論用語/概念紹介20>上方と下方のマテリアルモーション2~確調機能

この二つの領域の変化の流れを「元祖コード進行」とするわけです。 ①C△ Fm ②Fm C△ ①を上方マテリアルモーションとし、②を下方マテリアルモーションとします。 これを「基音の反応領域変化」と呼び、ある和音を別の和音に移行させる原初的な行動のモデル、と…

<不定調性論用語/概念紹介19>上方と下方のマテリアルモーション1

音集合には、上方性和音構築と下方性和音構築の二つの種類が機能和声内であることが分かりました。 基音がcのとき、 上方音は、e,g,b♭ であり、 下方音は、a♭,f,d です。 この二つが交換される現象を、「マテリアルモーション」と呼ぶわけです。 平たくコー…

<不定調性論用語/概念紹介18>反応領域で発生音をコントロールする

この図を見ながらいきましょう。 c |f |g |c | というオーソドックスな根音進行があったとしましょう。 反応領域を用いてあなたは自在にその基音に反応させる音を決められます。 機能和声的に考えれば、 基音に対してこの二音だけを反応させますから、そ…

<不定調性論用語/概念紹介17>単音概念

和音を単音と考える、という概念です。 C△を和音ではなく、単音と考える、という意味になります。 シンセサイザーは様々な音の合成音ですね。でも鍵盤一つを押したらそういう激しい複雑な音が響きます。あれも現代では「単色」といえます。 単音概念がシンセ…

(Digital Performer)バウンス範囲の選択・マーカーの捨て方

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(Digital Performer)リピートする範囲の選択

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(Digital Performer)midiの重ねて上書き録音

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<不定調性論用語/概念紹介16>上方性・下方性和音構築法

四つの三和音を作りました。 上方五度領域 c-e-g 上方四度領域 g-b♭-c 下方五度領域 c-a♭-f 下方四度領域 f-d-c これらが実際には音楽で自在に使われていくわけです。 この時、基音が上部にある和音、下部にある和音があります。 これは基音から見た序列によ…

<不定調性論用語/概念紹介15>基本和声単位

不定調性論では、数理の関連性をとっかかりにして「基本的な和音の状態」を四つ作ります。ただ作っただけです。どんどん拡張し、組み合わされてあらゆる和音ができます。 これは三度堆積に依存しない全方向の和音を作るための方法論です。 上下とも、オクタ…

音楽家が幸福になる方法

先だって、前野先生の動画を取り上げたので、合わせて別な動画も。 www.youtube.com 人が幸福だ、と考える因子をコンピュータで振り分けていくと四つぐらいの因子になる、という話です(これは心の幸福の4因子であり、他に身体的要因、社会的な状態要因など…

<不定調性論用語/概念紹介14>CG問題

コンピューターグラフィックではありません。 c音とg音の二和音の問題です。 通例音楽理論の学習すると、cとgという二和音のどちらが根音かと考えると、cがイメージに浮かぶようになります。いわずもがな、自然倍音列に対する反射的な理解が浮かぶからですね…

(Digital Performer)オーディオへの直接エフェクトの適用(オフラインプラグイン)

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<不定調性論用語/概念紹介13>数理親和音モデル

これです。 この中から、どこまでその音に反応させるかを決めるわけです。 クラスに30人生徒がいた時、 バドミントンのダブルスをやりたい、とあなたが思ったら、自分のほかにあと3人探す必要があります。二人だけではダブルスできませんし、5人集まったら、…

<不定調性論用語/概念紹介12>基音が生成する音、基音を生成する音

基音が生成する音=上方倍音列 基音を生成する音=下方倍音列 です。 これらの二つを基音を取り巻く音群として、不定調性論では扱っていきます。 本来は機能和声論もこの形式を内在させていたのですが、下方倍音列の存在を回避してした形での方法論になって…

<不定調性論用語/概念紹介11>基音の反応領域2

あなただけのとんかつソースのかけ方を見つける旅です。 機能和声はここだけを用いたわけです。それ以外の範囲に自由に拡張してください、と提案するのが不定調性論です。 だから「ちょっと変わったことやってやろう」とか言って、C△で奇妙なアウトサイドな…

<不定調性論用語/概念紹介10>基音の反応領域1

あなたはとんかつにソースやしょうゆをどの程度かけますか? そこに何かセオリーを持っていますか?誰かが決めたルールに従っていますか? ラーメンに唐辛子を入れる時、どの程度入れよう、って決めていますか? 誰かが決めたルールに従っていますか? 「基…

<不定調性論用語/概念紹介9>全ての音程を基音の振動数で理解する。

レンジ4をみてください。 c-d-e-f#-g-a♭-a#-b-c ここには短二度から完全八度まであらゆる音程が作れます。 これらの音程は、もともとは基音1Cから生まれたものです。 だからこう書き替えられます。 8c-9c-10c-11c-12c-13c-14c-15c-16c です…

<不定調性論用語/概念紹介8>上方マテリアルスケール

レンジ4を音階にしたものを「上方マテリアルスケール」と言います。 「倍音列音階」とでも言えばいいでしょうか。 c-d-e-f#-g-a♭-a#-b-c です。 別にどうということはありません。「これ、音階っぽいでしょ?」って言ってるだけです笑。これをそのま…

<不定調性論用語/概念紹介7>上方領域和音の形成

不定調性論は上方と下方のオクターブレンジ3を扱います。基音cなら c-e-g-a#-c です。これをgで分けて、 c-e-g=上方完全五度領域 (この三和音の表記=Cu5) g-b♭-c=上方完全四度領域(この三和音の表記=Cu4) とします。 そしてこれら四音をすべて…

<不定調性論用語/概念紹介6>オクターブレンジ2

c 基音 c―c 基音~第二倍音 c-g-c 第二倍音~第四倍音 c-e-g-a#-c 第四倍音~第八倍音 c-d-e-f#-g-g#-a#-b-c 第八倍音~第十六倍音 これらの倍音列の音は、基音の振動数の整数倍の音です。だからこう書き替えられます。 1c 1c-2c 2c-3c-4c…

<コラム>意識の海から、フレーズを拾う。

www.youtube.com またレッスンで話題に出ましたので、シェアします。 不定調性論は論理を学習したフィルターを通して、その向こうにある、自分自身の意識と向き合います。音楽技法を学習する時間が長すぎると、創造の瞬間を次々と失っていきます。200ページ…

<コラム>「悩む」「辛い」「難しい」「分からない」という感情を感じた時

たとえば好きなことをやっているときに感じる、表題のような感情を感じた時は、逃げずに一回立ち止まりましょう。 これは年齢を重ねてくて凄く思うことなので音楽やる若い方にも伝わったらいいなって。 プラグインの機能的限界に出遭ったとき、 アレンジが行…

<コラム>実験音楽をどう魅せるか

受講生の方の中に何名も実験音楽系の方がおります。 不定調性論と私のこういう気質を考えますと、まあ納得でございます。 実験音楽系というのは、抽象性や難解性があって当たり前で、それがないとまがい物である、というような空気感があります。 ましてや分…

<不定調性論用語/概念紹介5>オクターブレンジ

12音を平等に扱う、と決めた以上、段階的な区分けが必要です。 基音を1とすると、自然倍音の数理によって、オクターブは下記のように分割されていきます。 c 基音 c―c 基音~第二倍音 c-g-c 第二倍音~第四倍音 c-e-g-a#-c 第四倍音~第八倍音 c-d-e…