音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

ネガティブハーモニーの展開〜浜辺の歌

作曲や編曲の面からDTMのトランスポーズを使った「ネガティブハーモニー的」な発想の展開を考えてまた不定調性論に戻りたいと思います。

www.youtube.com

こちらみて頂ければわかります。

 

前回までの記事資料から、その先を考えています。

www.terrax.site

 

ここではDP9を使います。老舗です(2019時はDP10になっています)。

 

MOTU Digital Performer 9 音楽制作ソフトウェア DP9

 

DTMのトランスポーズ機能。

キーを変えたり、モードを指定したり、自分でモードを作ったり。

さらには今回の動画のように、一音一音指定したりもできます。それを利用して、写像が面倒なネガティブハーモニーの音程展開を少し乱暴に応用してみよう、というわけです。

浜辺の歌のmidiは下記のサイトのデータをお借りいたしました。

どんなアレンジにも耐えうる素晴らしいデータでした。

日本の歌・世界の歌・童謡・民謡・わらべうた MIDI(フリー素材) >> ラインムジーク

   

私はネガティブハーモニーの発想は、不定調性論における「マザーメロディ」のような状態に似ているな、と思いました。拙論の説明は良いとして、つまり、

「いかに作者が予想のつかない状態を引き起こして、それを自在に作品にできるか」

という問題です。

あんまりその結果がかけ離れていても応用が利かないし、美しいにもかからわずパッとしない結果が出ても困ります。

 

動画をご覧いただくとわかりますように、写像のパターンを変えていくと、どんどん自由になっていきます。

 

 

問題は

アイオニアン=フリジアン

という構図は絶対に崩れないので、微細に雰囲気を変えたければ、元々の浜辺の歌のメロディをリディアンにするとか、ミクソリディアンb6にする、などのモードチェンジを行うことで、音階的な変化を反転させてコントロールすることもできるでしょう。

または動画でやっている通り、写像の配列・規則を変えます。

これは不定調性論のフィールドになり、作り手の感性がとても重要になってきます。

当然ネガティブ・ハーモニーの概念を飛び越え、よりミラーハーモニーに近くなります。

 

ネガティブ・ハーモニーはアイオニアンとフリジアンを変換する限定的な方法論

モードの変換が1:1になってしまい、変化をつけたくても色彩感がひっくり返した時、全て似通ってしまう、という状況も起きます。

それであれば、「ドラえもんをマイナーで歌う」みたいな話といずれ同列になっていきます。1:1の作業だと分かってしまったら、扱い手の能力は関係ないからです。

むしろ、こういうことはAIがどんどんやって行くべきではないか、と感じます。

  

あとは出来上がった作品をアレンジャーが、自在にいじっていい、とする方法論である必要があります。

 

私には不定調性論がありますので、上記後半は拙論の「ベルトチェンジ」のような考え方で、今回トランスポーズを活用してみました(音の配置を勝手にいじってはいません。ただしオクターブは揃えました)。

 

結果どんなアレンジになっても、私は「情景」を感じました。

また、予測もつかないメロディ、展開、音形が出ていることの面白さも確かに感じました。ただこれを手作業でやれる時代ではないなぁ、と感じました。そのようにじっくり制作している時間が惜しい、と思ってしまう習慣があります。ましてやトランスポーズ機能があるわけですし。

 

皆さん一人一人はきっと他の魅力を感じることと思いますので、各位で位置付けを決めてください。ただあなたがが音楽を創造するメインの方法がネガティブハーモニーである、というようにはなりづらいのではないか?と感じました。いかがでしょうか。

 

参考

Symmetry as a Compositional Determinant: reflection

  

実は勝手に独自な解釈で既に進めている笑

circle.musictheory.jp

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