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音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

なぜユーミン作品は、人に叱ってほしがるのか;ユーミンレポート19

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歌詞については掲載しておりませんので

https://www.uta-net.com/artist/2750/

こちら等にて確認ください。 

 

ためらい

曲中には何をためらっているかの説明はありませんが、新しい恋をして今度は、より大きく深く踏み込んでいくことへのためらい、が読み取れます。

ブリッジの部分。これがサビかもしれませんが、
Dm |A7 |Dm |Bb |
もしも新しいこの~
Am Dm |Am Dm |G7 |C7 |
心の傷あともうひとつ~

というところのA7はDm短調でのドミナントで憂いがあります。

で、そのあとに続くAm DmはドミナントマイナーVmで優しい感じ。

 

ふつうは、下記のようにすると思います。
例;

Dm |A7 |Dm |Bb |
A7 Dm |A7 Dm |G7 |C7 |
こうしてA7で統一して憂いをだしまくる。
でもそうしないでAmを使ってくるあたりが、コード感を使い分けてる、という印象があります。 

新しい出会いはいいことじゃないですか。でもそこに憂いを感じてしまうほど前の恋愛で傷ついている主人公の「ためらい」がぎゅっと詰まっているようです。

 

よそゆき顔で

「しかって欲しい」系のメッセージがここでも出てきますね。
記憶が正しければ三曲目です。

 

なぜ誰かにユーミンさんは叱ってほしいのでしょう。


誰かに叱られたい、と思う時はどんな時でしょう。

 

人の感情を荒げさせ、自分も冷静でいられなくさせることを強いる、というのはどんな感情でしょう。

 

自伝などを読むと、絵画の先生とのやり取りが書かれています。

ある種のコンプレックスこのレポート後半でも下記の「ルージュの伝言」からの引用があるので参考ください。ここに叱られたい、と願うヒントが私は垣間見れます。

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ルージュの伝言 (角川文庫 (5754)) 

このアーティストの「叱って」っていうのは、挑発的でもあり、実はすごくナイーブなんだ!というような裏返しの感情も感じたりします。  

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