音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

作曲を趣味にしませんか?(その5)

2019.5.23→2020.10.15更新

<前回講座>

www.terrax.site


 

<第5回>

■作曲技術の向上のために

これまでは、無の状態からもメロディーを作ることが出来たと思いますが、ある段階まで来ると、一つの方法論だけでの作曲は壁にぶつかってしまいます。

このような段階に来たら、前回も少し触れましたが、
・コードを学ぶ
・楽器を始める
といった段階が進むべきステップです。

インターネット独学でも近所の音楽教室に行ってもOKです。

 

さて今回は、メロディーにコードをつける、という作業を書いてみます。

ここまでくるとコードをいくつか知っている必要があります。

これを聞いてみてください。

音源が再生できない時はページをリロードしてみてください。

このコード進行を聞いて何か鼻歌を作ってみてください。。

。。。すぐにはできないかもしれませんね。 あとでまた出てきます。

 

 ■『チューリップ』で考える様々なコードアレンジ

次のメロディーを題材として使います。
譜例1

f:id:terraxart:20190523113033g:plain

「さいた、さいた、チューリップの花が…」です。

このメロディーにコード(和音)を付けてみましょう。

コード(和音)とは、メロディーに合わせて楽器が伴奏をする際に使用するリズムと音楽性を備えた複数音を同時に鳴らす音楽的表現です。小学校などで先生が弾いてくれたあのピアノ伴奏です。あれを自分で作るんです。

今思えば、先生方は上手でしたね。

 

コード=和音を連続させることで、楽曲の流れが出来ます。

どうじに和音を弾いていると、メロディーの流れも何となくつかめてきます。

 

つまり和音(コード)を付けられる、ということはコードからメロディーを作ることも出来る、ということです。

コード進行からメロディーを作る、という作曲の方法です。ギターのコードを弾きながらメロディをどんどん作っていく人を見たことはありませんか?

   

それでは譜例1を以下のように簡略化します。

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

チューリップは12小節で出来ているといえます。

次の音資料を聴いてください。これはチューリップに簡単なリズムと和音を乗せたものです。
音資料1;

音源が再生できない時はページをリロードしてみてください。


この音源は次のような和音(コード)が分散和音で鳴っています。(コードの仕組みについてはこちらなどを参考)分散和音=アルペジオは和音の音を一つ一つ順番に弾いていきます。"いかにも伴奏"っぽいですね。

ギターなら、Cというコードを押さえたら、適宜弦をバラバラに弾いていく感じです。音源1のコード進行

C

C

C

G

C

C

F

G

C

G

Am

G

C

G

C

これをさらに次のようなコードで表現してみます。

C

CM7

C7

 

FM7

G7

Dm7

G7

CM7

 

Am7

 

Em7

Dm7

G7

CM7

Em7

A7

Dm7

G7

CM7

G7

C#M7

CM7

 

 

 

 

 

 

こちらも聞いてみてください(音資料2)。今度は和音を同時に弾いてリズムを作っています。

なお、このバージョンはコード進行の都合により1小節最後が増えています。
音資料2;

音源が再生できない時はページをリロードしてみてください。

このように一つのメロディーには様々なコードが付きます。ジャンルやお国柄、などによっても変わってきます。

 

そう、このコード進行、最初にコードだけ出した進行です。

 

コード進行は、「あのコードの流れが来たら、次のコードはこうなる」といった定式が定まり、いつのまにか「代表的なコード進行」や「よく聴くコード進行」というものが確立されるようになりました。

このコード進行は音楽をメロディーよりも大きく捉えているので、様々なメロディーがそのコード進行の上に作ることができます。

   

音資料3;

こんなコード進行はどうでしょう。どこかで聞いたことのありそうな切ない進行ですね。ピアノの音、っていうのも切なさのイメージに貢献していると思います。

Am7  |G  |D/F# |FM7  G|

Am7  |G  |D/F# |FM7  E7|Am7  ||

皆さんはどんなメロディーを乗せますか?
こうしたDTMソフトの存在によって、自分の頭の中にはなくても音を具体化する事ができ、様々なインスピレーションになってくれるんです。

とはコード譜サイトでたくさんコードを見て弾いて、打ち込んで行くだけです。

www.terrax.site

 

もしそのコード進行に、「切なさ」を感じたら、そういう感情に自分をあてはめてどういうメロディがしっくりくるか、心・脳に相談しましょう。

これまでのあなたの人生経験、映画やドラマなどの視聴経験、同じような感情になった時に聴いてきたメロディなどの記憶を脳が引っ張り出して、あなただけのメロディにしてくれます。

もちろんラップみたいに言葉をのせてもいいですし、歌詞のないメロディでも良いです(インスト)。

 

メロディーだけで音楽を作ることに飽きてしまったら、ぜひとも次はコード進行による作曲を試みてみてはいかがでしょうか。

コードをいくつか覚えて、弾けるようにして、繋げて弾けるようにして(そこまでに約三か月ちょっと)、そこから知ってるコードを自在につなげてコードの響きに自分の印象をのせながら鼻歌を添えていきます。

 

コードによる作曲は自分でも予想しない方向にメロディーが展開したり、複雑なメロディーが書けてしまったりします。

今の段階ではまだ、コード進行の複雑な音楽理論は考えず、様々な曲を演奏したり、聴いたりしながら、コード進行の妙技に触れると良いでしょう。

 

おまけ

音資料4;

音源が再生できない時はページをリロードしてみてください。

これは不定調性論的です、響きの印象だけで作っています。どういうコードなのか私は知りません。自分はこういう風に作るのが"おもしろい!"と感じてしまう人間で、これではヒット曲にはならないだろうな、等と自分の特性を察してしまいました笑

それでも「自分にとっての音楽」がガッツリこの手でつかめた、ということに感激ですし、そこから他者への理解、他の方法論への経緯、伝統音楽の素晴らしさも分かるようになりました。不思議ですね。アウトローになって初めてわかることがあるようです。

皆さんも自分だけの方法が確立できるといいですね!

 

 

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==コーヒーブレイク〜M-Bankのロビーの話題から==

自作のメロディをオルゴールにするっていうのも逆に21世紀っぽいよね。

  

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