音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

<不定調性論用語/概念紹介45>領域のアラベスク

2018.7.3→2020.11.5更新

不定調性論用語/概念紹介記事目次一覧に戻る

12音連関表を極限まで拡張すると、12音のアラベスクになります。

f:id:terraxart:20180624111317p:plain

あとは自由に線でも弾いて、音集合を作れば、それすなわち十二音連関表を虚んきょにして作られた音集合だ、といえなくもありません。

f:id:terraxart:20201105105639p:plain

猫。これを実際に音にしたのが下記の動画の最初のメロディです。最初の15秒だけ見て頂ければ幸いです。

youtu.be

伴奏が付いていますね。これは不定調性論的思考=音楽的なクオリアで付けていくんです。これがないと音楽に個性が付与されません。その印象を自分で構築するからあなた自身が音になります。

全てを外部の定めに任せる音楽はすでに現代音楽における偶然性の音楽によって極められています。

どんな音の流れにも意味を見出し、自分で選択し、自分で創造する、という行為です。

人が選んでいるようで、実は結構自分で選んでいるんですね。

 

 不定調性論用語/概念紹介記事目次一覧に戻る