2018.6.11⇨2020.10.18更新
<不定調性論用語/概念紹介11>基音の反応領域2こちらで紹介した表がこの数理親和音モデルです。
cという音をあなたにしましょう。
あなたはこれから様々なスポーツをします。
あなたには親しい友人が11人います。
今からバドミントンをやりたいとなれば、一人呼び出します。
バドミントンのダブルスをやりたい、と思ったら、自分のほかにあと3人探す必要があります。
野球チームを作りたいと思ったら9人必要です。
サッカーチームを作るなら自分のほかに10人集める必要があります。
これらのスポーツを音楽ジャンルにしてください。
フォークソングならcに反応するのはc,e,g,
ポップスなら、c,e,g,b
ジャズなら、c,d,e,f#,g,a,b
不定調性音楽なら11音全部、という具合に、これから作る音楽の性格に応じて音を選んでいくことが必要です。
でもこれはミュージシャンならだいたい感覚でやっています。
フォークソングで現代音楽のような演奏はしません。
使うべき音を選んで使っています。
この「使うべき音を自分で選んでいる」という行為を具体的にモデルにしたのが数理親和音モデルある、とまずは覚えていただければ幸いです。
この表は1音に対して親和をさせる音の範囲を決めることができます。
最終的には12音全て使用可能になるため、こうした使用範囲の厳密性よりも感覚的な使用を重視していきますので、ガチガチにしよう音が決められてしまう、というわけではないのでご安心ください。
「使用音のルールを自分で決められる」という発想自体が方法論の中に組み込まれている点に注目いただければ幸いです。
下記の動画でも親和音モデルが12音可能になる様を後半解説しております。
お暇な時にご覧ください。