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音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

奇抜な進行の開発から、使い慣れたコードの解釈拡張へ;ユーミンレポート54

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歌詞については掲載しておりませんので

https://www.uta-net.com/artist/2750/

こちら等にて確認ください。 

 

Sunny day Holiday

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"苦しませて"的な文章もちょっと"叱って"系の表現ですね。


パーティーへ行こう

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Aメロ(アルバム収録タイム 0:28-)
G |F/G |C/G |F |
Am |Em |D7sus4 |D7sus4 |
G |F/G |C/G |F |
Am |Em |D7sus4 |D7sus4 |

Bメロ
F/G |G/A |F/G |G/A |
Am Bm |CM7 D |
サビ
A |Bm |Cm |D |
A |Bm |Esus4 |Esus4 |

AメロのキーはGメジャー、サビのキーはAメジャーへと全音転調。
それぞれ分数コードで浮遊感を出しながら、pivotコードの多解釈性を活用。

サビに向かう前のDはGのキーのVであり、AのキーのIV。

ドミナントVへの進行感と、サブドミナントIVからの進行感がミックスされたようなまた別の進行感となってサビにジャンプするようにつながっています。コード進行の達人らしい使い方ですね。次から次へと奇特な進行を開拓するっ段階を経て、普段使っている進行の解釈を拡張している様が見て取れます。


サビに向かっての転調感というのは「なんとも言えない斬新な」転調感が意味ありげです。

またサビの展開がI-II-III-IVというオーソドックスな展開であるだけに、おかしな転調感いつまでもどぎまぎしたままサビが落ち着かない、といった逆効果もありません。

 

ちゃんと聞いていないと、聴き逃すような絶妙な転調感!!

曲を単調な展開にしていません。こういうのこそ勉強したいところ。

曲を自分で聞いてコピーしてみてください。

   

   

 

人生ほど素敵なショーはない

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Aメロ(アルバム収録タイム 0:34-)
Em7 |A7 |Em7 |A7 |Em7 |A7 |Em7 |A7 |
Bメロ
F/G |G/A | A♭/B♭ |G/C |
A♭/B♭ |B♭/C |C/D |
サビ
Em9 |Em9 |Em9 |Em9 |
Em9 |Em9 |C7(♭5) |C7(♭5) |
FM7 |G/A |
B♭/Cの流れは正確かどうか断言できません。

 

またC7(♭5)もこれまでの聴取のパターンからしても、もっと複雑なコードにしているかもしれません。

 

このように同一形式の分数コードによる連鎖や規則性は、不定調性論でいう「和声単位の連鎖」であり、調的束縛に変わる規則性を持った和声連鎖です。


時のカンツォーネ

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Aメロ(アルバム収録タイム 0:33-)
E♭m |D♭/E♭ |B/E♭ |D♭m7 G♭7 |
BM7 |B♭7 |E♭m7 |D♭m7 G♭7 |
Bメロ
BM7 |BM7 |E♭m7 |E♭m7 |
BM7 G♭/B♭ |A E/A♭ |G♭ F |B♭ |
サビ
A♭m7 |B♭7 |E♭m7 |E♭m/D♭ |
A♭m7 |B♭7 |E♭m7 |Fm7(♭5) B♭7 |~Aメロ

トレドラの主題歌につかそうな入り。と思って調べたら、1997年に公開された『時をかける少女』の主題歌だったそうです。

同曲ではBメロの展開に注目!

ユーミン楽曲のコード感「どこに行っても主和音に戻せる自信」が、VI♭M7のBM7から何段もの渦のある危険な急流を下るように、見事V7=B♭7に落とし来んで、キャッチーなサビにつなげています。

 

こういう曲のユーミン氏の声はカッコいい(私には、男気)。

多分ファンタジックな曲とご自身の等身大の人生観のようなものがストレートに出ているようなクオリアを感じるからでしょう。

 
Saint of Love

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落ちていく音楽のラインは、人を説得させるような効果があります。

この頃の民族音楽的な傾倒は、どのような意味があるのでしょうか。
でもユーミン音楽をずっと聴いていればこの進化は必然的のようにも感じます。

 

恋愛や宇宙を歌詞の大きなテーマに掲げ、音楽を書いていこうと思えば、結果、恋愛観や宇宙観、人生の意味の先にあるものに共鳴し、回帰していく感じを覚えます。

「人が作り出す音→鼓動」がビートだとわかれば、にわかに生まれた電子楽器よりも、ホーミーのほうが、人々の息遣いに近い感受性がサウンドに反映される、と考えるのは自然です。
ファンはユーミン音楽と一緒に歳を重ね、一緒に進化していけるんですかね。

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