前の記事
歌詞については掲載しておりませんので
https://www.uta-net.com/artist/2750/
こちら等にて確認ください。
SALAAM MOUSOON SALAAM AFRIQUE
Aメロ(アルバム収録タイム 0:20-)
F#m7 |F#m7 |A/G |A/G |
F#m7 |F#m7/B |E7 |E7 |
=degree=
(key=A)
VIm7 |VIm7 |I/VII♭ |I/VII♭ |
VIm7 |VIm7/II |V7 |V7 |
冒頭の二つのコード展開が印象的。
VImであるF#m7が陰りを持ったテイストで始まり、少し明るみを帯びるようなベース音の半音上行の流れ。
(このA/Gは実際の演奏はもっと複雑な構造かも)
ノーサイド
Aメロ(アルバム収録タイム 0:27-)
Dm7 Dm7/G |Am7 D7 |Gsus4 F/G |C Fm/C C |~
=degree=
(key=C)
IIm7 IIm7/V |VIm7 II7 |Vsus4 IV/V |I IVm/I I |~
冒頭は素朴であるが1ページ1ページを順にめくるような展開感、優しい思い出の感じを覚えます。半拍だけ入ってくるFmや分数コード、sus4コードが全て優しさ、思い出と言うキーワードにマッチした雰囲気を醸し出しています。
Aメロ=かろうじてCメジャーキー
サビ=Fメジャーキー
近親調へのパステルカラーに転調による「思い出感」の演出。
一緒に暮らそう
Aメロ(アルバム収録タイム 0:08-)
Gm7 |C7 |Cm7/F |B♭M7 Dm7/A |
Gm7 |C7 |G#7 |Gm7 |
=degree=
(key=B♭)
VIm7 |II7 |IIm7/V |IM7 IIIm7/VII |
VIm7 |II7 |VII♭7 |VIm7 |
ここでもVII♭7登場で独自の変化感。
ノーサイド・夏~空耳のホイッスル
サビ(アルバム収録タイム 1:24-)
Am7 |FM7/A |G |A m7|
Am7 |FM7/A |G |CM7 |
B♭ |Am7 |F |C |
A♭M7 |B♭ |C |C |
=degree=
(key=Am)Im7 |VI♭M7/I |VII♭ |I m7|
Im7 |VI♭M7/I |VII♭ |III♭M7 |
(key=C)VII♭7 |VIm7 |IV |I |
VI♭M7 |VII♭ |I | I |
B♭とA♭が出てきます。
B♭はCに対してのVII♭的な響き感
A♭はCからVI♭M7に飛躍した感
普段使い勝手が良いと感じる進行をいかに組み合わせて、その時々で斬新な響きにつなげるかという工夫、同曲はその好例ですね。
激しいスポーツをスローモーションで見るような、不思議と時空の歪んだような曲となっています。
Aメロのメロディに含まれる9th音がなんとも「思い出」感を感じます。
9thが主音の全音上で、微妙なずれ感を与えて、これがなんとも「不可思議な淋しさ」のようななんとも言えない感覚を覚えさせてくれます。
この辺の感じ方も曲によって、人によって違うと思います。
あなたにはどう聞こえるか、それを宣言できるか、が音楽学習ではとても大切かと思います。
次の記事