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Dm7⇨D♭/E♭⇨CM7/E〜ユーミンで学ぶ特殊ケーデンス;ユーミンレポート33

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歌詞については掲載しておりませんので

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こちら等にて確認ください。

 

2人のストリート

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サビ(アルバム収録タイム 1:13-)

C |C |B♭ |B♭ |
Am7 |A♭/B♭ |CM7 |CM7 |
FM7 |FM7 |E♭M7 |E♭M7 |
Dm7 |D♭/E♭ |CM7 |CM7 |

調が定まらない。

メロディはCメジャースケール(前半)とCマイナースケール(後半)を用いて展開。

三行目からコードが四度上がる。

主メロは前半二段と同じライン!!

ユーミンが以後使う技法の一つである「同じメロディに異なるコードを乗せる」技がここで現れてます。

 

ユーミンレポートではこの技が確認できた最初の曲です。

スティービー・ワンダーの楽曲『For Life In My Life』(1968)でも確認できます。


分数コードも対照的に活用され、最後は見事CM7に着地。

このA♭/B♭とD♭/E♭という私の聴取が適切かどうか、、って感じもします。

G7、Dm7/Gを使わずCM7に全音下(後半は半音上)の根音から進行するという荒技で工夫感バリバリ。

どちらの和音もC△に半音上下から絶妙に解決するコードになっており、進行感もスギョイ。

このコードに基づく下記のように一般化できるケーデンスを例示しておきます。


Dm7—A♭/B♭--CM7
または、
Dm7—D♭/E♭--CM7


これはこれでポピュラーミュージックの進行として、活用性の高い進行かも。

 

低音の進行感の弱さが逆に新鮮ですが、下記のようにしてみたらどう??

 

Dm7/A—A♭/B♭--CM7/B
または、
Dm7—D♭/E♭--CM7/E


「一般的ケーデンスでなければ音楽は脈絡を持たない」という常識を打ち破ってくれるユーミンのこれらの進行形態が痛快。引き継いでいきましょう!

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 DA・DI・DA(ダ・ディ・ダ)/松任谷由実