ひさびさに大きな地震がやってきて、その瞬間ふと何かを閃いたので、少し睡眠時間を削って即興曲を作り始めたのが昨日。
世界にあふれ大きな壁と雨のような悲しみ。そしてwars。
それらが自分に引き起こす感情はどうにもできないしうまく表現できません。
たなびくのはsmokeです。または雨?
後付けでした。
この曲は最初は「自然倍音を高音に向かって」使うキラキラとした曲を作ろう、という思いたちから作り始めました。
作り始めて、全部メロディを載せた後、これらの高音アルペジオを加えました。
何度も聞いているうちにこれは煙だ...と感じました。
こういうのはイメージを固めないイメージを置きたいので分かりやすいスケール感にしません。
これはあとで聞いてみたらドミナントモーションのような解決感があります。
却下しようかと思っていたのですが、聞いていくうちに「今世界では解決しているって宣言しているだけでは?」という疑問が浮かび、意味がわかったので、採用しました。
これは「和声単位旋律」ですが、こう云うわかりやすい響きの連鎖が作るイメージは分かりやすいけど、はっきり感情やイメージとして具体的なものにならないと思います。変に既存のイメージにも縛られない、「なんとも言えない不安」です。
今自分にあるのは「なんとも言えない気持ち」です。
ここでのAmは低音でもaが強調されています。"そこ強調されたところでいったい何がわかるの?"と云うように感じた方は話が合うかも笑
この「やるだけ無駄」感にすごく今は共感しました。
1:12-あたりのフレーズの骨子はG#mのキーで作ってあるのですがいちいち 調的外音がつかわれているのでどんどんあらぬ方向にひきづられます。
まだまだ不定調性論的作曲を始めたばかりで、自分のやり方を主張したい、的な欲求だけかもしれません。
こういうとこも1で十分綺麗に終わっているのに、なぜか2が混じって協和を破壊します。これは好きとか嫌いとかではなく、今そういうことを主張したいだけ、だと思います。
ここはめちゃくちゃV7⇨VIbM7のクオリア、進行感を使っています。
進行感作曲法です。
"音"を聴いていたのではなく"意味"を聞いていたかも。
最後の和音が気に入ってます。適当に置いて今構成音を見たら、
F#の五音音階でした。
先もG#mのキーの話をしましたが、ここでもg#をルートにおいて、明るくも暗くもない中性的な静かな和音で終わりたい、と思い置いた和音です。
コードネームにすれば、
G#7sus4(9)
ですが、この音配置、この音域でないといけません(ジブンテキニ)。
翻訳遊びをしたら、wras(表題の頭文字)はギリシャ語で「時間」、rasはウクライナ語で「人種」という意味なのだとか。