音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

嫌なお願いをされたとき。

嫌なお願いをされるのは嫌です。

自分だけ損をするようなお願い。頼み得が相手にしかないようなお願い事には文句の一つもつけたいものです。

 

ここで文句言わないと、"こいつはいつでも言ったらやってくれる、便利だぞ"

って思われて、また損な役回りが増える・・

そう思うだけでストレス倍増です。

 

下記は自省してうまくいった一例だと思います。

 

ふと昨年、ある嫌なお願いをされたとき、あまりに多忙だったので考える暇も、文句を言ってる余裕もなく、黙って2分で済ませました。

皮肉も文句も言わないでやりました。

文句を言う時間が削られたので、すぐ通常業務に戻れたのも良。

相手はお礼を言うこともなく、当たり前かのようにただ通り過ぎていきます。

 

相手は

・面倒なことをお願いしてる

・頼むのは悪いと思っている

を態度に出せず、他でもやっていて相手に文句を言われてさらに自身のモチベーションも下げるタイプ。

 

ただ。今考えると、私の方にも甘えているところや、"上手に乗っかってる"ようなところがありました。それらは相手から見たら「責任逃れ」「いいとこ取り」をしているように見えたのでしょう。

私自身に隙、甘え、逃げ得みたいなサインを相手に与えていたのです。

 

これに気が付けば、だいぶすごい人です。私は気がつきませんでした。

 

だから、嫌な頼み事をされたら、普段自分は相手に「楽をしている、責任を負っていないと思われている、何もわかっていないやつと思われている」可能性を考えましょう。

そんな中頼まれた仕事は、あなたへの印象を変えるチャンスです。

チャンスだ!と思ってやってみてください。

それにより相手の誤解を解くきっかけになり、仕事ができることを示すきっかけにもなり、信頼につながる一手です。喜んで完璧に期待以上にこなしましょう。

 

この話にはおまけがあります。

いやな事を頼んだ相手が、別案件でこちらに便宜を図ってくれるようになったのです。

また逆にちょっとした消耗品を買ってきてくれるとか、ちょっと片づけを手伝ってくれる、とか。

やはり私に不満があったのかもしれません。色々やってくれたのは「誤解を解くよ」というサインだったのかもしれません。

私ももっと責任を分担しないとな、と直感しました。

 

結局自分が相手のことを嫌な奴のままにしていたのだと感じました。

自分にも責任があったのです。全く気がついておらず、むしろそこを反省しました。

相互理解こそコミュニティ発展の重要なポイントですね。