当ブログでの音楽理論関連基礎記事の目次(基礎)〜年代別独学のススメ
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第8回 調の譜面に慣れよう1
この「調」を覚えてくるといよいよ音楽的になってきます。
調号についてはこちらをご覧ください。
ト音記号の右側に#や♭が付いている譜面を見てください。皆さんが持っている譜面にもこのような記号が付いていると思います。これは「調号」といい、「その調で使用する音階」をあらかじめ指定している約束記号です。この#や♭が付いた五線の音をシャープさせなさい(半音上げなさい)、または♭させなさい(半音下げなさい)、という指示です。
それではDメジャーを例に考えてみましょう。
さて上の図を見てください。そもそもなぜ#や♭が譜面の最初についているのでしょうか。これが調です。
それでは#が付かないまま上の音符を弾くとどうなるでしょう。
微妙なマイナースケールですね・・・。では#をCとFに付けてみましょう。
これは誰でも知ってるドレミファソラシドですね!
これはD音から始めたドレミファソラシドになります。
普通ドレミファソラシドというのはドから始めます。
それをレから始めたら、当然違う音階になります(モード:"旋法"といいます)。
みなさんがカラオケに行くと、自分のキーに合わせてカラオケを高くしたり、低くしたりしますよね。「キーを上げる、下げる」などと表現しますが、これは上記のような変化記号のシステムをボタン一つで変えているわけです。ですから表のように#ばっかりになる大変読みづらいキーもあれば、ハ長調のように変化記号が最初に付かないキーもあります。
初見をやるなら、これを覚えるのは必須です。譜面のリズムがある程度読めるようになってきたところで、この調に慣れる初見を練習していきましょう。ここでは#と♭4つまでを扱っていますが、5つ、6つと付く譜面もあります。いろいろ探して積極的に読んでみましょう。
練習問題1
<Gmajor>
<Fmajor>
まずは#一つ、Gメジャーと♭一つFメジャーです。
練習問題2
続いて#二つ、Dメジャーと♭二つB♭メジャーです。
練習問題3
続いて#三つ、Aメジャーと♭三つE♭メジャーです。
練習問題4
続いて#四つ、Eメジャーと♭四つA♭メジャーです。
第9回はこちら。
==コーヒーブレイク〜M-Bankのロビーの話題から==
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