2018.7.11→2020.11.8更新
この楽譜の音に合うコードを付けてみましょう。
この時、不定調性論では、このような「メロディの大枠」を「マザーメロディ」といったりしています。これからメロディになる元のメロディの意味です。
これが決まっていると和声付けしやすかったり、非機能的な和声でもトップノートに規則性があることで前後の流れに意味を設けやすくすることができます。
ではまず機能和声的にコード付けしてみましょう。
このようにコードを付けたら、さらにメロディを発展させてみます。
最初のメロディとは関係がなくてもいいです。
これは一つ一つきっかけを作り、着想を拡張して、どんどん新しい音楽のモチーフを構成していく作曲の方法です。
今でも時々こういった感じの作業をすることがありますが、あまりにも使いすぎて今では最終型から最初にできるようになってしまいました。
当然和音は不定調性的にもつけられます。
不定調性論では、和音もまたメロディになります。
このようにつけたら、今度はこの新たに付けた和音の流れを聴きながら新たなメロディを作ります。
そうやってできたメロディをもとにまた和音を付け直します。
こういった作業をしていくと、少しずつ自己が入り始め、着想が固まり、自分が今どんな曲を作りたいか分かるようになってきます。
この辺りの動画でそういう作り方を紹介しています。