音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介55>マザーメロディ★★★

 

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最初C△ではじまったこの二分音符のフレーズにあったコード付けをしてみましょう。

 

この時、不定調性論では、このような「メロディの大枠」を「マザーメロディ」といったりしています。これからメロディになる元です。

通例はスラントライン、とかいうのかな?

これが決まっていると和声付けしやすかったり、非機能的な和声でもトップノートに規則性があることで前後の流れに意味を設けやすくすることができます。

 

こんな味も素っ気も工夫もないものをメロディと呼ぶべからず、と考える方もあるかもしれません。

ではどのような要素を持てばその旋律は「メロディと呼べるのか」。考えてみて下さい。個人の決めた範囲以外で通用するルールはないのではないでしょうか。

 

そこでこのように「母旋律」という呼び名で、メロディの元になるものを呼称します。

 

ではまず機能和声的にコード付けしてみましょう。

 

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こうなるとメロディもその和音に合わせて細分化されますね。

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当然不定調性的にもつけられます。

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こうなるとメロディを細分化するときも上記のようにオルタードな使用音が減るであろうことが予測できます。

 

こんなふうなメロディでなくても。c音がずっと続くだけでも様々なヴォイシングによってメロディの聴こえ方は千変万化します。

 

one note sambaのような作風の曲は、この和音の色彩感を利用した不定調性的価値観の音楽です。

不定調性論では、和音もまたメロディになります。

 

無調的メロディ、速弾きのメロディ、ノイズによるメロディ、様々なメロディが現代では存在します。

シンセによるアルペジオのプリセットや、複雑な音色のシークエンスを作るメロディなど、人が作るメロディ、AIが作るメロディ、偶然性のメロディ、様々なメロディが存在すること認め、音楽の主たる存在である「メロディ」存在そのものへ解釈を拡張していきましょう。