コード進行のルールはご存知ですか?例えば、
Tから進むことのできる機能 T SD D
SDから進むことのできる機能 T SD D
Dから進むことのできる機能 T
という基本進行のありかたです。
やがて近代音楽がこうしたルールを打ち破っていきます。
Key=Cで
G→F→Cはもはや利用されています。
すると、
Tから進むことのできる機能 T SD D
SDから進むことのできる機能 T SD D
Dから進むことのできる機能 T SD
となります。
これであとは、D→Dのみが残るのみです。
Bm7(b5) G7 CM7
とか
Bm7(b5) G7 G
とか。でも当ブログではビートルズがHELP!でV7-V的な印象を与える動きであっと驚かせてくれま(転調部分でのII7→II的進行)。ですので、
Tから進むことのできる機能 T SD D
SDから進むことのできる機能 T SD D
Dから進むことのできる機能 T SD D
と全ての進行が可能だ、とこじつけて言うこともできます。
ゆえに不定調性論ではこうした進行規制ははじめからありません。
ここにSDmを入れると
Tから進むことのできる機能 T SD SDm D
SDから進むことのできる機能 T SD SDm D
SDmから進むことのできる機能 T SDm D (SD??)
Dから進むことのできる機能 T SD D (SDm??)
となります。
C |Fm F |C |
C |G Fm |C |
みたいな進行は一応ルール外です。
もしあなたが「人がやっていないこと」をやりたいなら、こうしたタブー的進行にトライしてみてください。
最初は違和感があるかもし得ませんが、音楽的なクオリアによって「意味を持たせようとする」と音楽的な意図が浮かんでくるかもしれません。
こうした進行を自分の中で許せるようになると、不定調性的な展開も自然となってきます。
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