2018.6.28→2020.11.2更新
これを書くと本当にオカルト扱いされるし、その筋の宗派の方に入信を迫られるし、それを競技に活用することはできるか?みたいなことに大金を積まれて、不定調性論で不治の病が治る可能性があることを証明してくれたら幹部になれて、一生研究に没頭できますよ的な、みたいのとにかく人間怖い。
はっきり言っておきます。不定調性論は私が音楽を作るために有用なだけであって、一切の宗教や信教の教義とは関係のない存在です。
似たようなものがあったとしてもそれは意図しない類似であり、見つけ次第訂正文をいれます。
音はただの音であり、それをどのように信じるかを誰かに強制する必要はありません。
誰に頼まれなくても音楽に感動する時は感動するし、それでひっそりと心が癒される、ということが大切で、あって、誰かに同調することなど意味がありません。もっと大きな存在とか存在意義自体に同調するのだから、他に何かの概念を解する必要とかないんです。誰かが介入しちゃいけないんです。
あ、こういうこと言うからか笑
ここでは冒頭だけを述べます。
いずれほとぼりが冷めたら負の振動数の音について別途特集記事で紹介します。
鍵盤をこのように基音中心に考えれば、そこに対称性があるのは言うまでもありません。この状態を数直線で考えてみましょう。
このように負の数を用いて考えますと、
基音cにとってgとは、3倍音であり、fは-3倍音である、という考え方も可能です。
マイナスの振動数などありえませんが、gとfを対称的な存在としてとらえて、c,f,gを主要な三音に置くためには、こうした思考がどこかにないと起こりえません。
本来リディアンクロマチックコンセプトは、このマイナスの振動数の概念を上手に展開できればうまく行ったんです。どこを地表にするか、を決めて、あとはマイナスの領域、存在しない領域、としてしまえば人間の感覚に則した独自の音楽方法論ができたと思います。
たださすがに「負の振動数は無理やろ」と思うのが人情かです。
常識破り自体に当時はまだ限界があったからです。
でも下方倍音だって、鳴ってしまえば全部実音なのに、概念だけでいうとなんかすごい倍音がある、みたいなモンスター理論ができます。
下方倍音を人間が感じる時間概念と照合すると、非常に面白い音楽論ができます。
ただこれをいうと色々オカルトの人が来て困ったという嘘のようなホントの話があるので予期しなかった私は躊躇しました。
ここでは無難に触れておきます。
拙論ではまず対称性を考えます。
ドミナントモーションは、上方の三倍音からの帰結
サブドミナントモーションは、下方の三倍音からの帰結
と書けば、ドミナント、サブドミナントの持つ対称性が見えてくるでしょう。
ドミナントは完全五度、サブドミナントは完全四度、と覚える方法と同時に、この二つの音の対称性も捉えておくと、音楽への理解も柔軟になると思います。
不定調性論では、
F→C
と
G→C
は「それぞれの進行感を持つ」と考えます。それは「ドミナントだから」「サブドミナントだから」という漠然とした理由ではなく、それぞれの位置取りが違うから進行感も異なる、という至極あたり前な理解です。だからこそ
D→C
も
Ab→C
も
Bb→C
も...etc
それぞれが違う「進行感」があり、あとは「いつそれを使えばいいか、をあなたの音楽的なクオリアが判断できること」のスキルを鍛えていけばよいだけです。
たとえばメジャーコードについての連鎖はビートルズが研究し尽くしていますし、どういうコード進行を作れば、どういう雰囲気になり、どんな曲想の時、そのメジャーコードの連鎖が使えるか、についてはビートルズを聞けばよいわけです(つまりそれなりの勉強は必要なわけです)。