音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介40>反応領域の形態模写★★★★★

 

機能和声論は"なぜか"

基音cに対して、C△を想定し、さらにg,fを持ち出して、同様にG△、F△をつくり、

C△+F△+G△

で調性を創り出しました。

 

え?なんでC△をつくったの?え?どっからfもってきたの?

え?なんで全部にメジャーコード作るの?

という理由は曖昧なままです。

 

これを手法化して拡張しておきましょう。

 

不定調性論では、これらはすべて「基本和声単位」を作るときに生まれる方法論でした。

しかしスケールや調性を考えないので、C△を作った後、F△やG△を作るのは個人の自由です。

 

反応領域という考え方を推し進めると、使用音の反応を形態模写することができます。

 

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またc,g,fは対称領域和音ですから、本来より正確な形態模写は、

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これだとC7sus4(9)が出てきます。

何だそれ、と思うかもしれませんが、これが反応領域の形態模写です。

C7sus4(9)の構造にはこうした対称性が隠れているんです。気が付きませんでしょ?

だからメジャーコードであれば、

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これも自然なメジャーコードの単純拡張であると思います。

また下方領域を活用しますと、きれい調的世界が出ます。

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実は機能和声は下方の数理の関係性も用いたほうが、人が納得のできる方法論を作りやすいんですね。

 

もちろん宇宙を成り立たせるのに虚数の概念が必要なように、上方倍音列ばかりに頼って未だにそのまま教えている音楽理論が上手にこれらの仕組みを取り込めて、解釈できれば、きっと素晴らしい方法論が生み出されるでしょう。