音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介29>結合領域和音

基本の和声単位が出来たら、あとは自由な組み合わせです。

 

私たちは、刷り込みよって、三度堆積の和音を特化して考えていますから、和音創りのげ原点に戻るとき、

機能和声で通例作れる和音と、その後のジャズ、フュージョン、現代音楽などで作られる和音を同じ方法論で作れること

がとても大切です。

例えばミラーコード、コンパウンドコード、四度和音、二度和音、イニシャルボイス、クラスター、ポリコード、ピラミッドコード、ヒューズドコード、様々なコンセプトの和音がありますが、これらをすべて、一つの方法論から作ろうとする、という試みです。

 

不定調性論では基本和声単位Xu5、Xu4、Xl5、Xl4をどんどん組み合わせることで特徴的な和音を作り、その構図を拡張する事で様々な現代和音も作っていきます。

 

今回は教材で結合領域和音と呼ばれているものです。

 

これは構成音が二音以上共通な和音を合体させることです。

 

たとえば、

Cu5+Bl5=CM7

Gl5+Ebu5=Cm7

Cu5+Cu4=C7

Cua3+Bbl5=Cm7(b5)(Cua3は水平領域和音..後述)

などなどです。

 

Cm7(b5)以外はすべて基本和声単位の組み合わせから作れます。

 

また当然その前に、結合していない領域の和音も作れます。

Cu5+Du5=C(9,#11,13)

とか

Cu5+Eu5=CM7(b13)

とか

Cu5+Fu5=C6sus4M7(10)

とか

Cu5+Gu5=CM7(9)

 

Cu5+Du5+Eu5=CM7(9,#11,b13,13)

とか自由自在に組み合わせの可能性は出てきます。どれを使うか、どれを排除するかはあなたのルールに従ってください。

つまり基音和声単位は、様々な複雑な和音の元になる和音という考えによって、調性、不定調性に関わらず、音楽のジャンルを超えて、12音を用いて自在な和音作成が可能になるわけです。

 

その他も組み合わせてみてください。

<l5を例に>

Cu5+Cl5=FmM7(9)

Cu5+Cl4=Csus4(9,10)

Cu5+C#l5=C6(b9,#11,)

Cu5+Dl5=C7(9)

Cu5+D#l5=CM7(#9,b13,)

Cu5+El5=C6

Cu5+Fl5=C7sus4(b9,10)

Cu5+F#l5=CM7(9,#11)

Cu5+Gl5=CM7(9,#9)

Cu5+G#l5=C(b9,b13)

Cu5+Al5=C6sus4(9,10)

Cu5+A#l5=C7(#9,#11)....

 

 なお、1音だけしか共通音がない和音を「希結合領域和音」と呼んでいます。