音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介28>C△-Cmライン

あとは意思の上で閉じた世界を作るだけです。

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これが不定調性論で考える、調の枠組みです。

これを人の意思の中で作るか、外すか、を行うことで調的な音楽を作るか、無調にするか、を自在に選ぶことができます。

この枠組みを機能和声論は設けています。不定調性論はいつでも取り外し可能で、廃棄することもできます。

「C=主和音が挟み込む世界観」「Cを挟み込む世界観」のなかに「調的枠組み」「調的重心」という世界観があり、それに従うのが機能和声論であり、それを取り外すのが

不定調性論です。不定調性論の「センターコード」というような発想は「Cを挟み込む」というような世界感の拡張とも言えます。そして学習者は、両方を学び、自分の意思で音楽を作り、早期から発信し、考えることができます。そこからヒット曲を生み出す方向に向かうか、独自の見地を究めるかはその人の人生経験に基づいて分化するのものになります。

 

次の質問を考えてください。

CM7  Dm7  G7  と流れてきたとします。この時、あなたは

CM7、DbM7、F#m7(9)

の三つにコードを推し進めたとします。つまり、

①CM7  |Dm7 | G7  |CM7 |

②CM7  |Dm7 | G7  |DbM7 |

③CM7  |Dm7 | G7  |F#m7(9) |

という進行がそれぞれできた、というとき、

 

このとき、

Q1.あなたはなぜG7からCM7に向かったのか

Q2.あなたはなぜG7からDbM7に向かったのか

Q3.あなたはなぜG7からF#m7(9)に向かったのか

という問いを答える時、必ず「あなたの意思がそうした」または「結果としてあなたがそれを良しとした」という結論を無視するわけにはいかないでしょう。

 

そこに神が介在していようが、音楽理論に従ったものであろうが、ルールに準じたものであろうが、それを犯したものであろうが、それを行った責任はあなたの意思にあります。理論がそう仕向ける、というように信じることは洗脳を許すことです。

 

あなたは自在に、枠組みに準じたり、反したりができる、ということに気が付いてください。

ルールに従って人を救える時もありますし、ルールに反する事で人を助けることもできます。

私たちは強い意思によって、それを常に毎秒毎秒選んで生きているわけです。

 

だからこそ自分の意思で決定することが本当に自分の日頃の希望に叶っているかを考えながら決定していく必要がある、と考えて頂くことが重要なのではないか、という考えに落ち着きます。

 

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『先のモデルを少し解説してみましょう。

・Cが挟み込む領域(赤枠)=基音による外包的解釈における頂点はC、最下部はFm

・Cを挟み込む領域(青枠)=基音による内包的解釈における頂点はF、最下部はCm

・この二つの解釈を統合すると、頂点はC、最下部はCm

・関係性は機能和声解釈ではCとCmとFとFmというグループで閉じることができる。

 』

調が引き起こすI△とImの優位性を図式化されたモデルで考えて一つの思考のパッケージに収めてしまうことで、あなたのなかに「調の絶対性」が洗脳しすぎてしまうのを緩和して保管出来ます。

それに従わないのは悪、ではなく、それに従わない方法も当然ある、という位置づけで学習を進める事で、その人が持って生まれた素養の領域を生かしたまま伝統機能和声の概念を理解しよう、というわけです。

 

このモデルは、本来、各人が音楽活動の中で無意識のうちに作っていくものです。

 

それを具体的に、こういうふうに考える、このブログのように示すことの出来る人(変な人w)は なかなかいないと思います。

 

もし何となく自分の思考と、伝統との間に静かな違和感がある方は、一度自分お嗜好を追求して頂くと良いと思いますし、その際の参考資料になれば幸いです。