参考
自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80
学習したことを覚える工夫として、自分が毎日使う知識から覚える。
「音楽理論書は辞書」です。
辞書を読むのは大変です。
もう少し具体的な目標にしてみましょう。
「今年は自分のオリジナルを1曲作りたい」が一番の目標なら、
日々「オリジナルを作る」
これだけをやってください。
また、
「スタジオでいつも楽譜を読まされるから、初見ができるようになりたい」
「友達とセッションをやっていて、もっと自由にその場でアレンジがしたい」
「後輩にDTMを教えなければならない」
などなど、切羽詰まった課題がある人はそれそのものからやってください。
初見をやりたいのに、楽典から読み始めると初見はできるようになりません。楽譜の最初の音の意味からわからなければ、その音から調べてください。そうすれば一つ一つ読めますし、覚えるのも早いです。
DTMを教えなければならないなら、自分で架空の相手に教えながら作業してみてください。必要な知識を覚えるのも早いでしょう。
これを「テスティング効果(Testing Effect)」というそうです。
脳は「この情報はこんなに使う機会があるのか。ならば覚えておこう」と判断します。
だそうです。その知識を繰り返し使うから覚えられるようになります。
同書では、人にその知識を話すことも「使う」事に繋がるから記憶が定着しやすい、と書いてありました。
自分で覚えたら会話の席や、動画やSNSでひたすら話してみるのも良さそうです。
アウトプットの方法まで考慮に入れた上で、勉強すると良いと思います。
モーダルインターチェンジを使いたいと思ったら、やり方をネットで調べて、あとはひたすら曲を作って、反映させていかないとモーダルインターチェンジは身につかない、ことになります。
だから「音楽理論を勉強する!」という考えではなく、あなたが今年、何をできるようにしたいか、のその目標に向けて早々に直接行動していってください。
意志は有限リソース
脳は興奮した状態を冷静な時にイメージできない
シンセサイザーAAA(EDM用) 15000円(プリセット数1000)
シンセサイザーBBB(Hip-Hop用) 15000円(プリセット数1000)
シンセサイザーCCC(Rock用) 15000円(プリセット数1000)
各2セット購入の場合 25000円
オールバンドル(3シンセ全て) 32000円
あなたはEDM制作用のシンセが欲しかった時、サイトでこんな販売をしていました。
3つ全て買うとかなりお得です。ソフトシンセは持っていても邪魔になりません。
一つ買って調子がいい感じだったら三つ買わないと損だ、と思ってしまいます。
(実際には全て試奏ダウンロードを使ってみてから決断すれば良いことです。)
シンセサイザーAAAだけ買えば済む買い物ですけども、あなたはそれだけで満足できるでしょうか。
二セット購入の場合と三セット購入の場合という選択肢がそこにあると、ついセット購入を考えてしまう人もいるのでは?
このセット購入の選択肢がなければ買い物は単純です。
特にこの二セット購入の選択肢はこの場合必要だと思いますか?
それなら最初から三セット購入だけ売り込めばいいと思ったりしませんか?
でも、三セット購入しかなかった場合、研究では三セット購入を選ぶ人は少ないそうです。
しかし二セット購入の選択肢がそこに加わることによって三セット購入を選ぶ人が30%以上増えるそうです。
このように最初に安い製品を提示し、次にお得な商品を提示する方法を「おとり効果(Decoy Effect)」というそうです。
そこに別のシンセが加わったらどうでしょう。
EDMtop12アーティスト監修シンセ 19800円(プリセット数1000)
これも購買意欲に混乱を起こさせるための一つの手です。
どんどん冷静に考えることが面倒になってきます。
そして考えることが疲れると、正しい判断ができなくなります。
これを「自我消耗(EgoDepletion)」というそうです。
こうなると人は普段しないような決断をしてしまうそうです。
朝からの疲れがたまると、午後は嘘をつく確率が高くなるそうです。
道徳心も有限リソースなのだそうです。
仕事で疲れた深夜の爆買い、大仕事が終わったあとの飲み会で酔いつぶれる現象です。
ショッピングは朝ごはんをしっかり食べて、ブドウ糖満タンで気合を入れて10:00-11:00の一時間で!とかって決めて臨まないと、つい買いすぎたり、余計なものを買ったりします。
買い物売り場で「買いたい」と思う感情が、冷静さを失っている感情だと気がつくのは難しいです。
これを「感情移入ギャップ(EmpathyGap)」というそうです。
脳は将来の自分に感情移入することができません
欲しくなったときの衝動を、冷静なときに想像するのは難しいものです。
でもこれは200万くらい投資すると流石に思い出せます笑
投資家は、市場が荒れても「自分は冷静に対処できる」と勘違いしています。
性的に興奮したときの自分の衝動を、冷静なときには想像できません。
豊かな老後の愉しみや貧しい老後の切なさを、具体的に思い描くことが難しく、貯蓄を軽視しがちです。(抜粋引用)
冷静さを失うからこそ、人生は予期しない刺激的なものになるのかもしれません。
シンセを買う前に
「これから冷静さを失うぞ」
と3回唱えてから売り場に行きましょう。
頑張りすぎてしまう人を支える方法
真面目で真剣に夢を追うアイドルさんとかタレントに頑張りすぎちゃう人が多いです。
頑張ることは絶対な業界なだけに、周囲の大人がしっかり体調管理をしてあげないと知らないところで体を壊したりします。
自分でレバーを引くと餌が出る装置で餌をもらうことに慣れたネズミは、ただお皿の上に餌を置いても、やはりレバーを引く装置から餌をもらうことに習慣づけられてしまうそうです。お皿の餌を食べた方が楽なのに。
これは動物界に共通して起こるのだそうです。
労働の喜び、習慣の持続...
これを「コントラフリーローディング効果(Contrafreeloading Effect)」というそうです。
一生懸命働いている人に「三日で30万の仕事があるんだけどやる?」って聞いても承知しないタイプの人って周りにいませんか?
タレントさんでもとにかく遠距離を通うことをなんとも思わないとか、
夜遅くまでやって頑張った感を感じてしまうタイプとか、いませんか?
それらは自分の夢のために払うべき犠牲、みたいに感じてしまう人。
もともと人は何かを人から指示されるのを嫌う傾向があるのだそうです。
「○○○○しなさい」って言われると反発してしまう心理的傾向にも名前がついていて「リアクタンス(Reactance)」というそうです。
同時に「機能的固着(Functional fixendness)」と言って、ある物の使い方が一度身についてしまうと、他の使い方を見出しにくくなる、といったことも関係がありそうです。ハサミにはハサミの使い方がある、と信じていませんか?
自分の通勤距離はこうあるべきって、慣れてしまって長時間でも「苦にならない」「ちょうどいい」などと言って溜まっていくストレスを見過ごしていませんか?
現状を維持する傾向も脳の性向であり「現状維持バイアス(Status quo bias)」です。
現状を変えたいのにそこにいてしまう、、って本当にあるあるです。
タレントさんが頑張りすぎていて、「君は大変だからもっとこうした方がいい」って言ってもコントラフリーローディング効果とリアクタンスが同時に起きて、プロデューサーに反発してくるかもしれません。
これはあなたに反発しているのではなく、脳の傾向なのだ、と思ってみてはいかがでしょう。こういうちょっとした反応を読み違えると、険悪になったり、コミュニケーションがうまくいかない、と漏らすようになります。結果として潰されるのはタレントの方です。
同書には
職場でも家族でも友達でも恋人でも、「ただなんとなくうまく行っているとき」はルールをつくらないほうが良好な関係を保つことができます。
というアドバイスもあります。
家が遠距離すぎて仕事に支障が出るようなサインが出始めたりした時に解決策を提案する、でも遅くないかもしれません。
頑張れる時はコントラフリーローディング効果で頑張れてしま鵜から、それが問題に感じません。
しかしそれによって寝不足になったり、集中力が欠けてくると、早朝深夜の電車で小さなトラブルが起きる、といったことが起きます。そしてそれを本人は報告しません。ガミガミうるさい上司だと「大変なら近くに引っ越せ!と言ったろ?」などと後付けで言われるのは嫌だからです(後知恵バイアス)。
だから普段の接し方、サポートの仕方が「報告のしやすさ」を生む、という点でもとても重要だと思います。
また、トラブルは仕事の時の"調子"にも出ていたりします。
ちょっとふてくされたり、なんてことがない失敗を笑顔でカバーしていたり。
こういう小さな黄色信号に適切に声がけできる人が「優れたプロデューサー」だと思います。
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そして猫だけがこの錯覚効果がないんだとか。
猫のように生きたい、って思うのは、潜在意識は現実に上手に同化したい、って思いがあるんでしょうかね。脳だけが何か他のことを考えているのかもしれません。
天狗になること
これは人のホルモンのせいで、「ミスをした時に生じる不利益」を感じづらくなります。"調子に乗っている人"はホルモンのバランスの示す方向に忠実で正直です。素直な人は天狗にもなります。
偉ぶっているのではなく、体内物質に敏感に反応している繊細な人です。
この「天狗」には「嘘を平気でつく」「道義心に欠ける」といった症状も出るそうで、そういうタイプの人に変貌したら要注意です。
2010年のカーニー・カディ・ヤップの実験より。
何人かの被験者に、体が大きく見える姿勢、または小さく見える姿勢を1分間取ってもらって、その後唾液の分泌物の検査をする、というもので、調べるのはホルモン物質で、
気持ちが萎縮したときに出る「コルチゾール」
自信に満ち溢れているときに出る「テストステロン」
体を丸めていた人は、コルチゾールが増え、テストステロンが減ります。
大きく見せようとした人はその逆。
様々な質問にも大きく体を見せる姿勢を取っていた人は肯定的な回答をしたそう。普段座っている椅子での姿勢がふんぞり変えるタイプだと、どんどん天狗になりやすい、普段電車で猫背で座っている子は、落ち込みやすい、等々の生活サポートの手段としてもこうした情報はきっかけになります。
