音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

変化記号の起源の話

# 、♭、X(ダブルシャープ)、♭♭(ダブルフラット)、、♮(ナチュラル)記号はすべてアルファベットの「b」から生まれた、という話です。

 

フラット、ダブルフラット、シャープ、ナチュラル、ダブルシャープがどういう過程で出来たか、というお話です。

   

これは、音楽学を勉強されている方であれば、当たり前なのかもしれませんが、私は専門的には分かりません。自分が持っている書籍から知りえた事だけです。出典も明記します。

 

もともと

C  D  E  F  G  A  H

がメジャースケール、全音階のドイツ語名ですよね。

参考図書によれば(諸説あり)、

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♮bとb♭を印刷所が、活版印字の型で区別して、

堅いbの印字をb♮扱い。

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と柔らかいbの印字がbフラット扱い。

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として印刷状のbとb♭を区別しているうちに、印刷所の活字印字の硬いbの底が欠けたのか、擦り切れたのかhのようになってしまった結果、

♮bはh、フラットbはbで対応するようになったそうです。

 

つまり、どっちももとは「b」であり、印字フォントの差で分けていた、というのです。

 

別の説では、ABCDEFGHというGの次のHが♮Bとして採用された的な解釈もあるそうです。これもありそうですが、それなら最初からBがbフラット扱いになるので、どうなんでしょうね。

 

AのあとなぜBではなく、Hだったのか、という事についても諸説あるようです。

でも、どこの印刷所でも二つのbの印字フォントを持ってるわけでもないし、印刷所によっては「あ、うちには硬いbがねーや、じゃあ、hでよくね?似てるし」

みたいな対応で

"「本書のhはbのナチュラルだからよろしくね?」みたいな注意書きしておけばよくね?"

的に考えたところもあったとかなんとか。いわゆる「間に合わせ」です。

これもありそうな話です。

 

まさか当時のやむを得ない印字処置が、現代において海を越えて世界のスタンダードになっているとは、当時の諸先輩方も思いもしないのではないでしょうか。

 

そこから変化する音は全て「b」のバリエーションを用いよう、と発想します。

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全部bからできている、というわけですね。

 

日本語の嬰ハ長調とかの「嬰」は「嬰児」生まれて間もない子など「加える」の意があり、中国からの音楽用語です。

 

sharpには「頭の切れがいい」という意味と類似して甲高い、鋭い、という意味からニュアンスがくみ取れます。少しはずれた高い音は耳触りですからね。

 

flatには「意識をフラットにする」という意味に類似して、抑える、単調な、音がさえない、というような今度は力が抜けていく意味になります。

 

ダブル=du(2)+plus<プラス>の語源があり、

 

ナチュラルには「自然」という意味はもちろん、気取らない、といった意味もあるそうです。

 

<出典;参考>

 

 

こういう本は一回棚から降ろすと、つい読みふけってしまいますよね。

その他にKadenzには「戦死」という意味がある、みたいなことも学べます。

自分が弾ける唯一の楽器、ギターは古代ギリシャの撥音楽器「キタラ」からきている、とか。スペインで訛って、フラメンコなどの地でギターという名が生まれた、とか。

キタラー - Wikipedia

知ってそうで知らないことって人生沢山あり過ぎて困る。

 

今日は質問をもらってそんな雑談になりました。 

 

ちなみに文章で記号の♮の出し方は下記の記事で。

^音楽入力使用の記号の"ユーザー辞書登録"でストレス回避。(mac)