これは分子構造モデルのリディアンとロクリアンです。詳細は省きます。
この対称性が面白いですよね。
これは、
こういう音程関係の対称性があるから生まれてくるわけです。
このような現象を拙論の用語で「ベルトチェンジ」と呼んでいます。
上方と下方を用いるからこそ見えてくる音の数理の諸関係です。
これを活用しまして、
このような対称性が見つけられます。
ドリアンがひっくり返しても同じ、というのは有名ですね。
これを和音に適用してみます。
CM7 /=/ D♭M7
Cm7 /=/ Dm7
C7 /=/ Dm7(♭5)≒Fm6
Cm7(♭5)≒E♭m6 /=/ D7
(記号/=/は領域対応の等号とします)
この時、
D♭M7 → CM7
は経験的に解決感がありますが、Cm7 Dm7のように浮遊感のある進行にもなります。その他のコードも考えてみます。
C/=/Fm
Cm/=/F
Csus4/=/Csus4
Cdim/=/F#dim
Caug/=/Caug
C(♭5) /=/A♭7omit5
CM7(#5)/=/D♭mM7
CM7(♭5) /=/D♭sus4M7
Cadd9/=/Fmadd11
Cmadd9/=/F(11)≒B♭M7(9)omit3
C7sus4/=/Csus4(9)
C7(#5) /=/A♭aug(♭13)
C7(♭5) /=/D7(♭5)
Cdim7/=/Cdim7
C6/=/Fm7
C6sus4/=/Cmadd11
こうした裏返しの領域和音の関係や響きの奇抜さも見逃せません。