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<不定調性論用語/概念紹介47>和声の分子構造における形態模写

2018.7.5⇨2020.11.6更新

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たとえば、CM7をこのように作った時、なんかアンバランスですよね。

そこでEのレンジ2の五度音を配置、というイメージでCM7を考えると、ここに対称性を作ります(形態模写)。

 

 

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CM7(9)のできあがりです。

とうぜん、

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こんなふうにすることもできますよね。

CM7(9,#11,13)です。

 

 

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②はgの下方五度領域cと水平領域音e♭の発生をそのままcに活用してCm7(11)を作りました。

③はcの側面領域と上方領域で作ったCmの対称性でaを加え、Cm6を作りました。

④も同様に反応領域の形態模写を作り、Am7とCm7を作りました。

 

こんな風に対称性を作っていくことで作られる機能和声和音があったりします。

和音には対称性や隠れたバランスを想像することができます。

これらも12音連関表から作る関係性です。

 

<対称性を持たせないことでも意味は生まれる>

また「神秘和音」 ていうのがありますよね。この和音は12音連関表の中では対称性を持っていません。

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同一和音の神秘和音の中心音を変えれば、それなりにフォルムも変わります。Cの神秘和音も対称性が完全にあるわけではありません。

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似たようなより対称性のある和音も作れます。

 

何を持って「対称性」とするかもどんどん発展させて行ってください。

神秘和音がいつ対称性を持つかは、上記参考ページで連関表を提示しています。

 

 

これも絶対的真理なのではなく、そういう解釈ができる、という発想の方法です。

視覚的に音の発生を構築するやり方が面白い、と思ったら研究してみてください。

 

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