音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介31>対称領域和音★★★★★

領域の変換や結合などが今まで出てきましたが、それぞれの領域の和音を等量含んだ和音をここで紹介します。

 

基音cの上方三倍音はgです。下方三倍音はfです。

これらを組み合わせた和音を、

Cul3

と表現します。

 

アッパーとローワーのu,lを両方書き、三倍音である3を書きます。

この辺は、教材用の表記ですので、そういう構造がある、とだけ認識して頂ければ、宜しいです。これは当然、

Csus4

ですね。

こう書くと、いかにもC△が変化した和音である、というような偏見を与えます。

実際、f-c-gと並べて、低音が優先なら、中心音はfであるべきです。

これに呼応したのが、リディアンクロマッチクコンセプトであり、その恣意性を指摘して独自展開したのが「ブルーノートと調性」であったと思います。

 

その先、となると、さらに人の感覚による恣意性をむしろ重視する、という考え方で不定調性論のアプローチを作りました。

 

拙論では、和音作成のために第八倍音までのレンジ3を扱いますので、その他に

 

Cul5=c,a♭,e

Cul7=c,d,b♭

 

というのもできますね。

このような和音を「対称領域和音」と呼んでいます。別に覚えなくていいです笑。

これらもcを中心に派生させることができる和音として、和声単位として扱います。

 

三度堆積和音ですと、四度堆積やミラーコードを作ることはできません。

しかしこの方法ですと、使う音は限られていますが、基本的にあとで出てくる、「十二音連関表」に基づいてあらゆる和音が作れることになります。

機能和声論という完璧な一義的方法論があるので、それ以外をすべて統一で考える指針を不定調性論では外縁部から作っていきます。

 

教材ではシンプルな様々な三和音から紹介しています。

あとは組み合わせるだけ!