音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

ほぼ全曲ビートルズのコード進行不定調性考察「Abbey Road」2(2017)

ビートルズの不定調性コード進行研究

2、サムシング - Something

   

 

 

イントロ
F Eb G |
コーラス
C |CM7 |C7 |F Em |
D |G |Am AmM7 |Am7 D9 |

F Eb G |~

イントロはビートルコードですね。


そのあとコーラスの中では、二つのクリシェがあります。

C→CM7→C7

Am→AmM7→Am7

ですね。

 

ところで皆さん「クリシェ」って音楽理論的に分析できますか?

なんで半音ずつ変わっていくのが「イイ」と思うのですか??

これって機能でいえば、トニックの連続ですよね。

 

C-Cadd9-C-Cadd9

 

でもクリシェなんじゃないの??違うの?

クリシェって何?

 

これがもしあなたの言葉で説明出来たらあなたは、あなたの音楽理論をすでにお持ちです。いつもは「クリシェ」って名前で定義して素通りしているはずです。

皆が良く使うから、それでいいと思っていませんか?

みんながあまり使わない方法には訳がある、とか思っていませんか?

 

あの子は、変わっているからみんなから時々いじめられている、仕方ないけどね。

あの子は、良く頑張っているから皆から尊敬されている、当然だよね。

 

っていうのを音楽にも該当させていませんか?

 

音楽は最後は宇宙の道理を用いる事ですから、人間の価値観は関係ありません。

 

クリシェを用いるのは、

 

ワタシが気持ちイイから

以外ないんです。これがクリシェの音楽理論的な説明"に代替される唯一の答えです。

先人が使っていて、あれ、イイナ、どうなってるんだろう、ああ!簡単じゃん!それイタダキ。というだけです。これを作った人が偉い!!というだけで、こういうものを創った人は常に音楽理論の研究の結果生み出していったわけではないでしょう。

 

そしてこのことは、実は全ての音楽的技法に言えるんです。それを認められれば自由になりますし、自由になれば、初めて「オレ、ちゃんと勉強しよう」ってなります。

不自由を強いるから勉強が嫌になるんです。

勉強すれば今あなたが悩んでいることなどすっ飛びます。

 

勉強は、あなたの悩みを解決してくれる希望を常に見せてくれる存在でなければなりません。

 

 

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「コード構成音が一音ずつ変化する進行」はクリシェ、と一般的にいますが、不定調性論ではさらに拡張し「掛留概念の拡張進行」と呼んでいます。

たとえば、


C△--C#dim--Dbm-- Dbm(#5)


というような進行も、いってみればクリシェであり、掛留概念の拡張進行です。

何でもかんでも和音の1音だけを変えてみて下さい。

(これを「静進行」と分類していきます)

 

C△ |Csus4  |C△omit3(#5)  |GM7omit5   |

(b-f#-g)   |(b-f#-g#)   |(b-f#-a)  |BbM7omit3  |

Bb7omit3  |Bdim7omit3  |E△/B  |Em/B  |

C△  |

 

(b-f#-g)というのは、この三音の組み合わせ、という意味です。

こういう世界が可能であることを知り、結果的にあなたの音楽の答えは、誰か偉いミュージシャンが持っているのではなく、あなた自身の中にしかない、そういう思いで音楽を作り、一般理論の学習のために音楽学校に行くなり、自分の活動を応援してもらうために学校で勉強してください。

 

     

3、オー!ダーリン - Oh! Darling
ポールによる"ハチロク"です。

 

中間部が盛り上がってカッコいいです。


Bメロ
D |F |A |A |
B7 |B7 |E7 F7 |
E7 Eaug |

 

このアルバムは今度は、このブルージー7thが連発して出てきますね。
この頃の作曲マイブームだったのでしょうか。

キーはAですから、IVのDに向かって、VIbのFに、はたまたII7に、と激しく動きます。

DのあとFを持ってくる、っていう思考はどこから来るのか、

という話になると思いますが、これは

「別に、普通に出てくるよ、この展開だったら」

という人と

「全然わからん、全くイメージ沸かん」

の二種類しかありません。ゆえに議論がされません。出てくる人は、創っているうちに探し当てる可能性のあるコードです。全然イメージが湧かない人は議論の対象にすらならないのでこの話題は出ません。

それでは音楽的文化が拡張しません。

 

なぜD→Fに行くか、というと、D→Fにいく心象的イメージが浮かぶ、からです。

もしあなたが「明日の朝、何食べたい?」と言われたら、あなたは何をイメージしますか?何か食べたいものがあるかどうかを考えますよね。そのとき、今場所の千秋楽の相撲を思い出したりしないはずです。

つまりDまでたどり着いた流れの中で、音楽的脈絡や歌詞のメッセージが、次どうなりたいか、と作曲家に訴えかけて来ているんです。

 

もっとこうダイナミックに、とか

もっとぎゅっと詰め込んだ感じに

ここでガーンと広がった感じに、

など、瞬時にして判断して、そういう響きの流れを見つけていきます。

 

大事なのは、音楽を聴いて、そういうイメージが湧くかどうか、ということです。

これは才能です。

でも教えることもできます。これはちょっとした物語を書くことに似ています。

 

私は小学校の頃、読書感想文を絵に書く何かそういう企画で、本を読んでいなかったので実際に存在しない本の絵を書き、(県で)表彰されました笑。

あれ?イイのかな?と一瞬思いましたが、まあきっとみんなこの絵に騙されちゃったんだな、とか思ってそれはそれでよし、としました笑。。

たしか一匹の猫が、島に渡ってアドベンチャーをする、とかそんな内容でした。絵は家に今でも飾ってあります。色が良かったんだろうな、とか時々帰省してみて思ったりします。

このストーリーが浮かぶように、それを訓練していくことが不定調性論の根幹です。

機能論や先人の技は味のよくわからない、出来上がった料理に掛けてみなければどんな味のするか分からない調味料にすぎません。でもイメージやストーリーが分かると、それをどの料理にいつ注げばいいか分かるようになります。

つまり音楽を学ぶ、というのは、あなたの感性の感じるところを学ぶ、掘り下げる、ということです。独学でもできます。

家に引きこもっているあなたでもできます。ぜひ自分の力で人生を開き、飯の種を作り、人に尊敬されてください。外に出よう!!と思えますから。

 

この曲のD→Fは展開部での盛り上がるところで出来ます。

がつーーーんときたかったのでしょう。

 これはがつーんのコードです。短三度上げですからね。

転調だとか、代理コードだ、とか考える必要はありません。

短三度の連鎖は二音同音二音反行ですから、ボイシングの伝統的にダイナミックに動く宿命を背負っています。

だから普通に一般曲を聴いたことのある人は、あ、ダイナミックだな、って思える要素を備えています。あとはそれをそう感じるか、別なように感じるかが個性です。

ユーミン氏の「ひこうき雲」の"アノ和音"です。分かる人は分かりますね。

別にダイナミックだって感じなくてもいです。あなたの感じかたを大切にしてください。

 

で、なかったらこんなに世の中にいくつもコンプレッサーのプラグインがあるはずがない。一個ありゃいいじゃん。

いろんな価値観や発想があるから、いろんなのがあるんです。

 

 

それにしてもポールの声色って本当に千変万化しますね。

この人は、声も楽器。普通歌で全部表現しようとしてしまうものですが、総合音楽的なまてゃプロデューサー的なボーカリスト、作曲も編曲もするボーカリストは、「俺の歌にこういうギターをかぶせて、一緒に和音を創ろうぜ!!」っていう感じでバンドしているのが分かりますよね。歌が100%じゃなくて、バンドの音があって100%。だからバンドの音にもこだわる、ということになりますね。 

 

 

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