音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ;ちょうど30分のピアノのつぶやき/不定調性ピアノ曲

合間になんとなく作ったちょうど30分のピアノ曲です。

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なんとなく作りたかったので。

考え事も30分考えていると飽きてきます。

運動も30分以上やると汗ばんで脂肪が燃焼を始めます。

ストレッチやヨガも本格派でない限り、30分で十分リラックスをすることができます。

そういうとき音楽を流すとしたらどんな音楽がいいんでしょう。

 

我々音屋からすると、ヒーリングうんたらミュージックというのは、それっぽさだけが探求されていて私たちは聴きません。

例えばヨガだったら、ヨガをやってるっぽい雰囲気になるような音楽になっています。

本来集中すべき空間、瞑想すべき空間を作れるとは限りません。

(ただしなんでも慣れがあって、慣れるとそういう音楽で良くなってしまう、というのも賛否両論です)

 

音は情動を引き起こします。記憶を刺激します。

では感情を引き起こさず、集中の情動を引き起こすならどういう音楽がいいんだろう、と考えました。

 

無調にしすぎれば殺伐とするし、調を出しすぎると安易になるか、難解になるか、いずれにせよ調性のある音楽は音楽に気を取らせてしまいます。

音楽は聴かなければ価値は生まれないし、聴かれない音楽はチープであり、あってもなくてもどうでも良い音楽です。しかしこの場合音楽は最初から主張をしないが作品として成り立っているものでなければなりません。普段の自我で聴くのではなくもっと奥の方にある意識に聴かせて存在できる音楽を作りたいな、と思いました。

 

瞑想をしたいとき、集中して軽作業をしたいとき、心を無心にして作業したいとき、読書をしながら聞ける音楽はどのようなものだろう、と考え、不定調性のコンセプトを使った音楽を作りました。

 

この曲はヴェロシティ(音の強さ)がある範囲に設定されて一定ですから耳を変に刺激したり印象に残そうとしてません。音量を最小にすると時々高音が聞こえる程度になりますが、全体の構成がそうした濃度にも耐えうるように工夫されています。集中したい状況に応じて音量を下げてください。読書や何かを考える、と言った場合も30分がちょうど良い時間ですが、なるべく聞こえないぐらい小さな音にするとちょうど良いです。

調は不定ですが荒んだ印象の無調性がないぶん柔らかで優しい流れを作ることができます。

 

一音一音脈絡を感じながら作っています。その脈絡とは、

・あなたの集中を阻害しないこと

・この音楽の主人公はあなたの意思であること

という二点への特化です。

 

音楽に耳を取られることなく、しかし集中の線が切れることなく、雑念がまろやかに溶けていくような音楽の流れをイメージして音を配置していきました。繰り返し用いているパターンもありますが、流れに応じて変えていますから気がつかないでしょう。何時間聴いていても疲れない音楽を目指しました。入眠にも使えますが、ピアノの音はアクティブなので、ソフトな音に設定して(イコライザーとかで)小さめで流してください。高音は入眠時刺激があります。

 

あなたの集中に「音の呼吸」を添えるだけの曲です。

 

時間を決めて30分集中したいとき、無心で作業したいとき、などの目安音楽としてご活用いただければ幸いです。そして気持ちがアクティブなときは、ジャズとかロックを流した方が健全ですよ?

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