元曲YOASOBIさんの「怪物」の冒頭のベース音かっこいいですよね。。
カバーをさせていただいて、こちらはりんな氏の声の響く場所がすごく違うので少しEQで加工しているのですが、ご質問いただいたので、セッティングを公開しますね。
使用したのはSERUMです。あの音聞いて「あ、SERUM(Sylenth1)だな」とかって思わなうDTMerがいましょうや。ご本人がどのようなセッティングでお創りになっているかはともかく、我々カバー勢はそう考えます(きっと)笑。
Acidicというプリセットを使ってます。
膨大なプリセットを持っているので、
こんな風に買ったプリセットや集めたプリセットをフォルダー分けしてます。
(プリセットの分け方など)
Acidというウェーブテーブル一枚で薄かったのでOsc Bにもコピーして、少し鳴らすところ(WT POS)を変えました。Warpセクションも一応選んでますが値は0です。
Unizonが10本と5本みたいな違いもありますね。全ては分厚く太くするための処理です。どうせあとで歌が乗ったら削るのですからセッティング上は分厚くしておきます。
フィルターはマキシマイザー的に使ってます。音が変化しないようにブンあげ、みたいな使い方。ひどい使い方だけど本当にシンセを使っているとこんな風なありえないセッティングになるものです。DTM動画のように全て把握して音を作る、なんてことはなかなかやらないと思います。
VoicigセクションはMONO/legato化してます。音を繋げるためですね。
ちなみにピッチベンドはオクターブで設定しています。
SUBオシレータはこんな感じ。音程をくっきり出したかった爪痕が見れますね。
これが全てこのサウンドに影響があるとは言い切れません。
LFOは今回は全てバイパスです。このベースは絶対に揺れないべたっとした音ですゆえ。
エフェクトはこんな感じ。もともと入っていたリバーブを切り、あとはぶっとくするための試行錯誤の結果、こうなったと思われますが全てがちゃんと機能しているかどうかはわかりません。少なくとも"こんな感じがその時は一番いいと思った"です。
Highを思いっきりあげといてDistはhighを切る!っていう笑。
集めるだけ集めてあとでカットするっていう自分なりの音痩せしないための処置です。
そしてあとはEQでボーカルの歌唱音域を削って低音も削ってます。カラッとさせます。
このHighの削った感じは全体の印象に合わせたためかと記憶します。
今聞くともう少しDetune削ってもいいかな?とか感じました。
なんかすごく考えて音作ってるように見えるかもしれませんが、作ってる時は時間との戦いですし、めちゃくちゃ焦って、試して変えて試して変えて、と嵐の中にいるようです。決してじっくりツマミを睨みながら手順を追って作っているわけではなく、何度もなんども欲しい音が出なくて焦っていろんなツマミを弄っては少しずつ近づいて行く感じです。1日で作れない時は、その日はとりあえずの音で進めたりします。
修行だなぁ、、って思います。
SERUMの凄さ、DTMの面白さ、音楽の奥深さ、など音作りの話って尽きませんね。
もしこれで興味を持たれた方は色々な音を作ることにトライしてみてください。
お試しあれ!
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