音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

(Digital Performer)Digital Performerでクリックパターンの作り方〜ビジュアルパンチ

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DPで録音や再生時にクリックを鳴らす場合があるときのプラスアルファな設定について書いておきます。

普通は、

こんな感じの設定ですね。この画面の「クリック」部分をクリックすると、

こんな画面が出ます。

いつものクリックは「ビートクリック」です。

 

ちなみに「クリックタセット」はその名の通りお休みです。

こんなふうにすると、3小節目からクリックが鳴り始めます。

曲中幾つでもタセットを挟んでクリックを消したり鳴らしたりできます。

 

ちなみに選択して余計なクリックを消したい時は上記の赤枠あたりをクリックして選択してdeleteしてください。

 

今回はもう一つの「クリックパターン」の話です。

あまり使う機会はないかもしれませんが、DPの機能として知っておいても良いインフォメーションです。

 

この3/8d 131314...てなんか数学っぽくて触れたくない感じありますよね、

今日はここを覚えてしまいましょう。

まず環境設定の「クリック」を開いて音色とボリュームをこのくらい極端にしてみます。

 

次に環境設定の「クリックディフォルト」を開きましょう。

この画面でさまざまなクリックパターンを作ることができます。

「クリックを試聴」をオンにして、上の赤枠の白いところどこでもクリックしてください。選択がなされ、クリックパターンが視聴できます。

 

これで理解してください。

2 2 1 1 1 1 / 8

とは八分音符で、

タータータタタタ

なんです。

スラッシュの右は音符の大きさです。/ 8 は八分音符の意味です。

 

なお大事なのはスペースです。

2(半角スペース)2(半角スペース)1(半角スペース)1(半角スペース)1(半角スペース)1(半角スペース)/(半角スペース)8

と、ちゃんとスペース入れてください。11と並んだら"じゅういち"になってしまいます。

 

Indicator Note type

1 = Whole note

2 = Half note

2t = Half note triplet

2d = Dotted half note

4 = Quarter note

4t = Quarter note triplet

4d = Dotted quarter note

8 = Eighth note

8t = Eighth note triplet

8d = Dotted eighth note

16 = 16th note

16t = 16th note triplet

16d = Dotted 16th note

32 = 32nd note

32t = 32nd note triplet

32d = Dotted 32nd note

tripletは三連、dottedは付点です。これで音符の長さを設定してください。

水戸黄門だったら

3 1 1 1 3 1 1 1 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 / 8tです。

こんなクリックが出たら笑ってしまうわけですが、まあこのくらいは現場に必要ですね。

これ、全部赤いんですが、これだと全部アクセントになってしまうので、

アクセント消したい部分を選択してcommand(またはctrl)+Bを押してください。

強調が解除されます。強調したい時は逆にこれを行えば赤太字になります。

最終的にはこうなったんですが、結構なんか無理して臨場感作ってる田舎の暴走族感あって面白いです。

だからなんだよっていう感じですが。

 

だから4/4の拍子の時に、三連のクリックが欲しい時は、本来は拍子を12/8にすればいいのですが、

クリックパターンを上記のようにすれば、三連四拍のノリで曲を捉えることができます。

 

 

なおこのクリックパターン、PC側がこの行動に慣れないとよくDPが落ちるので、この作業中はよく保存してください。

最新macでも落ちますから、PC側の問題ではないと思います。

 

<おまけ>

ビジュアルパンチ

例えば、大画面に映像を写せる状態で、大勢にクリックを聞かせられないような収録の場合、プロジェクトメニューからムービーを読み込んで、

 

再生すると、曲のテンポに合わせて白い点滅ボタンが同期します。

特に映像自体を見る必要がなければ、映像は真っ黒の画面が点滅がわかりやすいと思います。

この手のクリックは、リズムの大きなノリに合わせてもらう程度のクリックなので、実にロック的な発想、という感じもします。点滅のどこがアタックか、がわかりづらいのであくまで目安的です。

またユーザビリティの観点から、聴覚が不自由な場合にも活用できると思います。

 

クリックはもっといろんなことができるのですが、他の部分はまた別の機会に!

 

お試しあれ。

 

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