音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

ソフトシンセのお勉強、はじめませんか?〜SERUM編6

前のペ←ジはこっちだよ。

www.terrax.site

 

<WAVETABLE EDITOR>

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まずは触ってみましょう。イニシャルプリセットにして、OSC A窓の右上ペンマークをクリックします。

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この状態で鍵盤を弾くと、上の波形が鳴ることになります。

 

あとはグラフと作図です。右下のグリッドを縦1横1にして左メニューでサイン波を選ぶと、簡単にサイン波ができ、音を鳴らすと、サイン波になります。

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そのあとでグリッドを細かく分けてもいいですし、

最初から(8,8)において、

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右下メニューからサイン波を選ぶこともできます。その他のシンプルな波形もここで選べます。

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数式がわかる人は、ここに式を入れてもいいです。ここに""でくくって英単語を入れると、その発音を作ってくれる話は以前もしましたね。

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マルチの方は、まさにWAVEtableができるんですね、これ、一旦画面を戻してみると、

f:id:terraxart:20190512130413p:plainこのばってんで戻ります。

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いつもみるやつになってますね、このときWT posにLFOをかければ、ポジションを動かしてくれるわけです。

 

また当然、LFO画面で周波数を選び、オプションドラッグすれば、、

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ドラッグされます。

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もちろんエディターで編集が可能です。

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例えばスクエアの波形で。

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普通のサイン波を描くとこうですが、

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点線のボタンを使うと、左右のグリッドの接点と接点をつなげる形で整形してくれます。

グリッド単位でこれらの整形ができます。やってみればすぐわかります。基本的にグリッド単位で上下できるのですが、「グリッド内を上下できる」でより細密に動かせます。

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一番の下の矢印は対照的にセッティングしてくれます。

まずはこのへんで最初のポイントはOKです。

++++++

<矩形Binで波形を書く>

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ごめん、正直いうわ。

使ったことない。今回勉強してみて面白い!!って思ったけど、これを使って音を作っていられる納期がないし、スキルもないです。、ただ先生なので、ある程度使えないと話にならないので頑張ります!

わかったことを書きますので面白いな!!って思ったら誰かにも教え絵あげてください。使いたい人がいるかも。

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まずは矩形Binのところで右クリック、「Clear all」でリセットされます。音が鳴らない状態になります。

f:id:terraxart:20190514160740p:plainこの状態ね。

ここからsin波を選びましょう。これは復習。

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こうなったら、まず左上の赤ワクで囲った「wave to FFT」ボタンを押しましょう。

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このように反映されます。そうなんです。この窓の上側が周波数と割合、下が位相の位置分量(マニュアルには位相オフセット、とあります)です。

ちょと意味違うかもしれないけど、我々シンセ素人はそれでわかります。

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薄い灰色のところがオクターブの上方倍音列になっています。ごめんな、不定調性論が下方倍音使うんで、上方とかカッコつけてるけど、ふつーの自然倍音列です。

今波形で出てる音は、こんな倍音がこんな割合で出てるよ!!

っていう視覚図なんですね。わかりやすすぎて死ぬ。

別の音を選んでみましょうか。

f:id:terraxart:20190514161844p:plainHPF squareとか。選んだらまた左のボタンをクリック!

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こうなります。おおお、波形の倍音比率と位相がよくわかります。

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横にスライドしならラインをかけます。上のエリアも同様です。

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またcommand押しながら、スライドさせると、高い音域から一括選択されて、上下させると、現在の割合を同僚のまま持ち上げてくれます。

これはボリュームアップみたいな感じでそのまま一括上下の役割を果たします。一回ラインを描いた後で使う技でしょう。

 

ラインを描いて

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割合そのままに持ち上げる。選択した位置より広域のみを一括選択します。位相側は位相側で個別にできます。

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当然ながら、

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これで

f:id:terraxart:20190514162723p:plain下の欄を50%にすれば、

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位相がずれます。

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当然、これは基音、2倍音、4倍音、8倍音だけならしています。だから基音の3オクターブ上までのオクターブ音が全部なります。

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これは32倍音までオクターブ音を鳴らして、微妙に含有割合を変えたやつ。

シンセやる人なら大体想像がつきますね。パイプオルガンみたいなやつ。

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このズームボタンで最大にすると512倍音まで鳴らせるっぽい。。世の中のシンセ音SERUMだけで作ろうとしている感あり。

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まあ最初は、複雑そうなプリセットを選んで、FFT画面を見て、うーんすごいねぇ(わからないけど)っていうしかない笑。必ずWave to FFTを押すのを忘れないで。。

大事なこと、

FFTエリアは独立しているけどここをいじっちゃうと下のwavetableが即座に反応するから、気をつけて。作った音が一瞬に消えます。

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困ったらこのアンドゥリドゥ。これがあるあたりがSERUMすげー!!ってなるよね。

 

FFTエリアは倍音の含有量を操作するので、どういじっても聴感覚上は音が痩せるか太くなるか、みたいな感じだと思っていただくと良いでしょう。

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例えばこいつに、

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こんなふうに適当に入れても、まあ、元音をすこしゆがませたかなぁ??ぐらいの感じです。よほど繊細に最初から音を作る人のためのツールっぽいこの感じ。

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<FFTエリアの右クリックメニュー>

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上下それぞれにメニューがあります。これも使ってみればすぐわかります。

Clear HF,Clear LF

ロー側、ハイ側のカット

Generate Saw

全ての倍音を生成

Randomize--

ランダムに倍音を足していきます。場合によっては原音が崩れてしまうので、事前に自分で試してみましょう。Randomize allを使うとノイジーになります。

Create random series gaps

倍音のbinにランダムに空白を作ります。二度これをやるとどんどん空白が増えてしまいます。

Progressive Fade

どんどんサイン波に近づいていきます。高音をどんどん削っていきます。非常に緩やかな破壊型ハイパスフィルターです。

Shift octave Up,Down

ウェーブテーブルの音をオクターブ上下させます。便利です。しかし鍵盤で弾いた原音より高くはなりますが、低くはなりません。下方倍音ではないからですね。

Repeat Bin group

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例えばこういう波形をBinで書いて作ります。

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こうやってマウスで指定したところまでをリピートします。

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Repeat Bin groupをクリック。

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この三つの山が繰り返されます。

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拡大するとこれが収束する感じになっています。最初の波形の形が維持されていきます、数学的な処理をしたい方にオススメ。

Draw Odd Harmonics Only

偶数Binを除いて配置ができます。マウスが偶数Binで反応しなくなります。

Draw Even Harmonics Only
奇数Binを除いて配置ができます。マウスが奇数Binで反応しなくなります。

これは2、4、6、8倍音を発するか、1、3、5、7倍音を発するかの違いです。後者の方が少し尖った音になることは予想できますね!

これらのメニューの位相小窓でのメニューも同様に作用します!

 

次回はいよいよウェーブテーブル本メニューになります!

 

その7に続く!

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