1ms=1/1000秒です。しゅごいエンジニアさんによると人は1/1000秒まで聞き分けられるそうです。 実際脳科学の本などを読むと人間の耳は音の同時性に対してかなり敏感だそうです。狩人の名残ですかね。生きるために必要だったのでしょう。
DAWではなんとなくこのmsを使ってしまいます。
DPを使って1/1000秒を見てみましょう。
まずテンポ60にて。
テンポ60の時は1拍が1秒です。
この1拍を1000に区分けしたのが1/1000秒です。
まず一拍を4分割した16分音符一つは0.25秒となります。
もう無理そうだけど。
DPのシーケンス画面でグリッド値を0|001として見てください。
これで16部音符が120分割されました。
本当に1/1000秒なんて聞き分けられるの???オカルトじゃない???って気がしながら笑
テンポ60での1ティックは0.002秒とわかりました。2ミリセカンドです。
二つルーラーを作るとわかりますね。
上図おっきいデータが十六分音符120ティック、0.25秒(250ms)です。
上図の下のちっちゃこいぽっちが1/120ティックです。拡大してみると、
これが0.002秒あたり。この半分が1/1000秒です。
聞き分けられるわけなくない???
DPはさらに細かい区分けができます。
MIDIデータはこれ以上短くなりませんので1/10000のデータを作ることができませんが、
このようにずらして1/10000秒の遅れを作ることはできます。
驚くなかれDPはさらにルーラーを設定することができます。
いや驚くなかれ1/1000000秒。100万ぶんの1って。この解像度。これを表現できるプラグインがないのではないか、とか思ってしまいます。
タイムフォーマットの設定はこんな感じです。
リアルタイム設定でサブルーラーに小節(メジャータイム)をあしらっています。
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では、エンジニアが言っていた、1/1000を聞き分けていただきましょう。
ディフォルトで使えるピアノ音源「DLSmusicdevice」を使っています。
左チャンネルに1ミリ秒のディレイを1回混ぜる設定で、バイパスしてありますから、ディレイはかかっていません。
次にディレイを入れてみます。こんなの分かるわけない。。。
え!
ちょっと音が右に流れる感じがしました。個人差あると思いますが、音量は二倍になり、左に1ms音がダブっただけで、音の印象は明らかに変わっています。
本当に1/1000 ずれてるのかな!!??と思ってオーディオファイルで見てみました。
上のファイルがディレイがかかっているものです。谷がずれてますね。
この山の差が443-343で0.001秒です。1ms確かにずれていると解釈できます。
わ、聞き取れるわ笑
つまり1/1000秒を聞き取る、というのは、正確にその時間差を聞き取るのではなく、
「なんらかの音像の違いを聞き取ることはできる」
ということであると言えます。
例えば10msになれば、もう二つのデータを合わせたらかなりぶれて聞こえるでしょうね。10-50msぐらいボーカルや生演奏のデータは後ろに下げると安定感が出たりします。初心者だとツッコミがちだから結構後ろにずらすと安定して聞こえます。
私だと、1/1000はどのようなずれ方をしているのかは波形を見ないとわかりませんが、1/1000ずれたら変わる音像があり、状況によっては私でも聞き分けられる、とわかりました。
ちょっとびっくり。
数字に弱いので解釈間違っていたらそっと教えてください。
というかDPの分解能高スギィ!!!!!!!!
お試しあれ!
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