音楽教育活動奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と...旧音楽教室運営奮闘記。

太陽とクオリアとピアノ作品「hot whisper」〜不定調性論を実際に用いる

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木漏れ陽のゆらめく感じからこのパターンのフレーズが出てきました。

静かな太陽と木々の囁き、みたいなイメージ。

 

後半はピアノでは弾けない感じになっています。

オーケストレーションしたくなるやつですね。興味はないのですが笑。

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去年、今年と、暑いのをウダウダ言っているだけではすまない一年で、どこか心苦しいというか、心の底は冷え切ってしまっているような感じです。

このピアノの感じ、光を見ながら作った割には冷たく感じませんか?

 

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これも不定調なのですが、ふっと浮かんできた音なので、特に意図して、分析的に置いた音ではありません。

特に自分の曲ではこういう風に作曲するようにしています。

当サイトで「音楽的なクオリア」と呼んでる"感覚"ですね。

 

皆さんは直感的にパッと何かひらめくことってありませんか?理屈ではなく。

その時のひらめきを「ヤマ勘でやった適当な事」ではなく、普段の修練の成果として出てきた直感的判断と思ってみてはどうでしょう。

考えて出す時とは違う、普段の自分の深層心理の応答、みたいな。

 

普段の仕事制作では半分以上考えてます笑

 

直感なんて何の説得力もないから、みんな勉強し、権威を持ち、ステイタスを引用して自分の行動に説得力を与えようとします。社会が納得する音を作り出せない人は根拠を明示しないと。大した音も出せず、根拠も示せなくてもやるのがアート精神の歴史で、そこにはひたすらにアーティストの意気だけがあります。

作りたいと思える想いが、ちゃんとあるか自分で確認しているのかも知れません。

 

やっぱりピアノ曲は面白い、と感じます。

意外でした。ピアノとギターだったら絶対ギターって思って、ピアノは生まれて30年ぐらい大っ嫌いだと思い込んでいたので。こんなに自在な抽象性を具体的に表現できる楽器だったとは!

また頑張ります。

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