参考
ギターを弾く人で「音楽理解のスピードをアップしたい」と思うなら、ギターのフレットの音配置を覚えたほうが便利です。
ギターのフレットを覚えると、ベース、ウクレレの基礎も自動的に覚えていることに気がつくでしょう。
- <STEP0>2日(覚えるのにかかる目安日数)
- <STEP1>1日
- <STEP2>2日
- <STEP3>2日
- <STEP4>7日
- <STEP5>1日
- <STEP6>7日
- <STEP7>1日
- <STEP8>1日
- <STEP9>7日
- <STEP10>7日
- <STEP11>14日
<STEP0>2日(覚えるのにかかる目安日数)
c-c#-d-d#-e-f-f#-g-g#-a-a#-b-(c)
c-b-b♭-a-a♭-g-g♭-f-e-e♭-d-d♭-(c)
の12音の名称で覚えましょう。
これはもうパターンを自分で認識して「九九」のように覚えてしまってください。
理屈は後でいいです。
シャープ表記とフラット表記があり、どちらも覚える必要があります。
c#=d♭
d#=e♭
f#=g♭
g#=a♭
a#=b♭
です。
この段階で頭がこんがらがる人はまだフレットを覚える段階ではありません。
一旦下記のページでドレミを覚えていってしまってください!
なお、例えばc#とd♭を状況によって分けて考え、表記できるスキルもいずれ必要になりますが、このフレットを覚えるという作業については二つをイコールにしてとりあえずどちらかを応えられればOKです。
以下覚える日数が書かれていますが、気にせず、60%覚えたら音どん先に進んでください。意欲的な人は2週間ぐらいで覚えられます。
コードの仕組みを勉強していたら一週間で覚えてしまうかも。
<STEP1>1日
0フレットの音を言えるようにする。1,6弦は同じ、他は四度、三度を知っていれば楽。
ちなみに通常の4弦ベースはギターの6,5,4,3弦と同じです。上記の図で言うと下からE,A,D,Gが4弦ベースのフレットと同様です。
<STEP2>2日
異弦同音の位置関係を覚える。間4フレットまたは3フレット空けると同じ音、であることを覚えます。
チューニングで覚えている人もいるでしょう。この異弦同音関係はギター全体で等しく存在しています。いつでも弾いた音と違う弦の同じ音を言えるようにしましょう。足しさんと引き算です。
1弦0フレットはeだから2弦だと5足して5フレットがe...的な感じで。
<STEP3>2日
オクターブの位置関係を覚える。とりあえずぱっと弾いた音のオクターブ違い、異弦同音違いをすぐ弾けるようにする。
最初は覚えたE,A,D,G,B音あたりをフレット全体に覚えてしまう。必ず同じ位置にオクターヴ音があるので形で覚えてしまう。2,3弦の関係性だけ勘違いしないように。
1弦と6弦は真下真上(2オクターブ違い)。
6-4弦、5-3弦は右一つ向こう。
4-2弦、3-1弦は右二つ向こう。
6-3弦、5-2弦、4-1弦は左一つ向こう。視覚的に覚えるといいです。
こういう絶対に変わらないものはとっとことっとと覚える!
<STEP4>7日
5フレットまでの変化記号の付かない音を覚える(Cメジャーキー)。
5弦の3フレットはC・・・そしてオクターブ上は2弦1フレット・・・などと呪文のようにトイレに入っているときなど唱えてみましょう。
手探りで指を動かしてみて、頭の中で弾いてもいいでしょう。ギター弾けない時はこの「フレット言い当て連想ゲーム」をやると本当によく覚えます。
<STEP5>1日
6弦と1弦は音が同じ並びであることを覚える(2オクターブ違う)。
6弦(または1弦)から5弦までを覚えればいいことに気が付く。
また4弦は6弦と2フレット違う、5,3弦も同じ関係、等と関連付けて覚える。
音を口に出しながら弾いていくことを癖付ける。できれば音程も歌えるといい。
<STEP6>7日
それぞれの隣の音を言えるようにする。
変化記号を付ければよい。
左なら♭、右なら#
変化音を覚える前にみっちりハ長調(Cメジャーキー)の音を覚えればOK。
6弦5フレットはAだから4フレットはAbまたはG#・・・などと関連させて覚えましょう!というか口に出していくといいです。
やがてあなたの共感覚が働きます。
「5弦の4・・・?・・・そこはc#だ。。。」
と反射行動が出来るようになります。
これは今からやっていれば半年後にはある程度イメージが連鎖されて、脳の神経が定着します!そこまでの我慢です。
後は一生大丈夫!。
のはず・・。
私は弾いてないけど忘れないっすね…、
この「フレットの形で覚える」とコード構成音なども楽勝です。フレットを思い浮かべて和音の形え音を挙げていけばいいんです。
<STEP7>1日
12フレット=0フレットであることを知る。
では11フレットは?
つまりギターは0-11フレットまで覚えれば12フレット以上は0フレットからと同じである、ということが分かる。
17フレットは17-12で5フレットと同じ!!
でも、引き算しないでイメージが湧くようにしてください。
<STEP8>1日
関連付けて7-10フレットを覚えよう。
たとえば8フレットでCメジャーコードをバレーコードで押さえるとこう!
だから6弦8フレットはC、すなわち1弦8フレットもC。
同様にオクターブの関係から4弦10フレットC。
コードの構成音の位置も覚えられるよ!
<STEP9>7日
またその周辺の変化記号のない音を付けてみよう。
コードのテンションとかを分かってくると、
となっており、それぞれがどの音名に該当するかもすぐわかるようになります。
だから1弦8フレットはCだから、9thは全音上で10フレットだから、1弦10フレットはD、11フレットはDの半音上だからD#、これは短三度だからe♭!!。
みたいに連鎖させて覚えていきます。
そしてあとは、
<STEP10>7日
変化記号を付けて言えるようにしよう。
あとはコードフォームで覚えたり、テンションの位置で覚えたり、半音の関係で覚えたりしていきます。
そして。・・
<STEP11>14日
暇な時に呪文をつぶやきながらフレット上を旅しよう。
寝る前に布団に入った最初の1分。頭の中で自分のギターフレットを思い出しながら・・視覚的に目をつぶってつぶやくのです。
・・・ああ今日も頑張った‥6弦5フレットはA、5弦5フレットはD、5弦7フレットはdの全音上だからE、4弦7フレットは五弦5フレットのオクターブ上だからA、さらに上のオクターブは2弦10フレット。
また、
3弦17フレットは17、12がgだから、
13がg#、15がa#・・だから17はその全音上のC。
最初はこんな感じでしょう。
それにたどり着く前に眠ってしまうこともあります笑
そして
ようはどのフレットの音でもさらっと言えるようになればいいです。
英単語を覚えるときのように、単語めくりカードならぬフレット数字めくりカードを作ったりできれば将来ギターを教える人へのプレゼントにもできます。
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アベレージ、だいたい2か月ぐらいで脳回路ができるでしょう。
その人のライフスタイルによります。どのくらいギターのことに集中できるか、という状況にもよります。
若い時に覚えてしまえば一生頭から離れません。
ぜひ、音楽の仕事を始める前に覚えてしまってください。
信じてください。私なんて特に大した才能もなくても、これのおかげで制作スピードや耳コピが格段に速くなってるんですから!!!