音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

「Pretzel Logic」「Midnite Cruiser」 / Steely Dan★★★

スティーリー・ダンの不定調性進行分析

45,Midnite Cruiser / Steely Dan



 


Steely Dan - Midnight Cruiser


Dm |C/D |Bb F |G |
Dm |C/D |Bb F |G |

Dm-C/Dとベースを固定して流れる感じ、どうですか?

「ああ、そういうのもあるね」と感じるか

「ちょっと都会の雑踏とか浮かんでくる」とか感じるのか、人それぞれだと思います。まずそれを自分に認めましょう。あんたの完成が感じていることを世の中の定規に合わせない、っていう感覚です。

で、作曲する人は、その感覚を用いてください。

 

Bメロ
Gm |2/4 F |G |
2/4は拍子です。

拍子指定が書かれていないところは全て4/4。


ちょっとした繰り返しが「次に行きたい感を作る→これがドミナントへ行ったときと同様の異なる進行欲求を作り出している」ということを良く分かっている人たちです。

 

変拍子というのも、ある種の欠落感が進行欲求を生み出すのかもしれません。

高度過ぎて多くの人に理解されないでしょう。

 

「そんなこと考えて音楽聴かねーし」

みたいな話は日々聞きます。でもそれは「君はそれでもいいよ」って言う話だけなので、ここを議論しても仕方がありません。

興味があればやる、

人生でそれ以上の動機はないと思います。

 

サビ
C |G |Bb |F |
C |G |Bb |F Am |2/4 Em F |F |

これはビートルズの「A Day InThe Life」の
「あーあああーあああーあああー」
の逆ですね。

 

C-G-D-Aというのがビートルズ。その逆方向に行ってます。転調感もありますが、なによりこのメジャーコード連鎖が持つページをさらさらとめくっていくような展開感が面白い進行です。

 

この「肝心なところでのドミナントコードのなさ」が都会的でクールで、見栄っ張りな感じのアーバンライフが感じられたり。ちょっとやってることが見事過ぎて、そのエッセンスは「芸術音楽」と言われるものに匹敵すると思うのですが、なかなかスティーリー・ダンをそういうふうに言って好かれてる人あまり見たことない笑。。

 

まあバンド名の由来も軽い下ネタだしね笑

スティーリー・ダン - Wikipedia

 

でも不定調性的に、機能和声の先に行くとき、とても良いインスピレーションをくれるバンドであることは間違いありません。教わったことすべてひっくり返してくれるので、洗脳が説ける人もいるかな、、でもそのためには「これこれこういうふうに考えます」って言う考え方がいりますよね。そこで拙論使って、自分のやり方作ってね、と当ブログは訴えるわけです。

 

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44,Pretzel Logic / Steely Dan


Pretzel Logic

 

これはブルーでは無いブルース。"グリーンブルース"とでも呼べばよいでしょうか。そんな色彩感ですね(共感覚)。

 

Am7 |FM7 |Am7 |Am7 |
Dm7 |Dm7 |Am7 |Am7 |
D/E E/A |C/D D/G |D/E E/A |C/D D/G |
D/E E/A |C D |C |FM7 |
G |Am7 |Am7 |

 

という1コーラスです。
ブルージーシャッフルビートに乗って、ブルースかと思わせるような感じでぜんぜん違う、でもぼーっと聴いているとただのブルースに聴こえてくる不思議な意図を感じます。

 

例えば、

C7 |( ) |( ) |( ) |
F7 |( ) |( ) |( ) |
( ) |( ) |C7 |( ) |

カッコ内を自由に埋めて12小節のオリジナルブルースを完成させてみよう!

みたいな課題、やってみて下さい。

 

この曲ではFM7がまた異様にかっこいいですし、後半の分数コード波状攻撃!

 

ここではたとえばE/AつまりG△/C=V/I

 

という和音が使われています。

 

ただのF-G-Cを

F△/G--G△/C--CM7

として、音楽作れるか、みたいなことです。

 

なんでこんなことが出来るか、を考えるのが学校、それを実際使えるようにするのは学校では習得しきれません。だから「使い方を身につけられるかどうかは自分の責任」なんです。

上手く行ってる人に聞いて、どんどん自分で上達していっちゃいましょう!

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