音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

SynthMasterの使い方10-LFO画面の解説

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LFO画面

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また音色を皆さんも作っていただきながら効果を確かめましょう。

イニシャルプリセットにして、FILTER1のCUTOFFにLFO1をかけて、ルーティング画面でFILTER1ONにしてみましょう。

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すると下記のようにオレンジ範囲が指定され、その範囲をウニョウニョ動いてくれます。

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そこでDAWのテンポを120にして、SNYCを点灯させ、リズムを1/8にしましょう。

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これで演奏すると、現代シンセっぽい感じになってきます。

この「time1」とは通例で、time1.5が付点音符、divided by3 は三連符です。このあたりは楽譜の知識のある人は意味がわかると思います。楽譜わからない人は一旦ご自身で揺れる感じを覚えてしまえば良いと思います。

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では波形を選んでみましょう。波形ネームをクリックすると選べます。

今回は「Buchia」の「Fr4-Buchia Modular 1」にしてみてください。わかりやすいので。この時、名前の上でマウスホイールをスクロールさせると音色がどんどん変わります。

 

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これで一旦弾いてみてください。なかなかですね。

次にBIPOLARも試してください。センターから負の方向への変化が効きます。

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通常時。

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BIPOLAR時。オレンジ色の振れの動きを観察してみてください。

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そしてGATEは左にひねると、波形をゲートします(ひねったぶんフラットにする)。

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TONEは波形そのものが変わっていくので「トーンが変わる」ぐらいに考えて良いと思います。「こう変わる」みたいな約束事がよくわからないネーミング笑。

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BITSは波形の「粗さ」だと思います。どんどん階段状になり連続スクエアサウンドに近づきます。

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DUALモードも試してみましょう。

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これは二つの波形を合成して新たなLFOを作るものです。もうついていけていません。

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こうなりましたか?

二つ目を同じシリーズのFr4 Buchla Modurar 3にしてみましょう。

このままだと上側の波形しか音に反映されません。

 

そのあとで、画面左の「XFADE」を触ってみましょう。

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12時の位置にすると、二つの波形が半分ずつミックスされます。

 

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反対側に振り切ると、二つ目の波形が表示されます。

シンプルな機能ですね。

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このXFADEにMIDIキーボードなどのモジュレーションホイール(ピッチベンドではない方向)にかけると手元でフェード具合が操作できる、とかもうシンセの達人のやること。

波形がどんなサウンドになるか把握していないのにミックスフェードなんてとてもとてもイメージできません。

わたくし的浅学者は前回の手書き波形で書いた方がわかりやすいかもしれませんね笑

 

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あとはスピード、ヴォリューム、フェイズ、ノイズは回してみればわかります。面白い波形使っているときは、これら自体にLFOをかけても面白いです。

 

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DELAYは音に対してどのくらいLFOの揺れの掛かりを遅らせるか、

ATTACKはどのくらいのスピードでLFOの現状の深さのうねりに持っていくか、

RELEASEはその掛かり具合へのリリースです。波形によってはわかりやすくなるかもしれませんが、よくわかりません。

S-Hはsample and hold、これも回してみればわかります。

 

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最後に謎ボタン FINALツマミについて触れておきます。

おそらくこれは本来、LFOの掛かり具合の最終値をどこまでリリースするか、といういいで深さを調節するツマミだと思いますが、通常どういじっても反応しません。

バグかもしれないのですが、私の知識がないのかもしれません。

どうでもいい知識ですが、下記の設定にして見てください。

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イニシャルプリセットに戻して、sine波を選んで、FILTER1のCUTOFFにかけておきます。このとき、TRIGGERをGlobalにします。

SYNCの1/4ぐらいにしておいてください。

これで弾きながらFINALを回しても多分反応しないと思います。

もしこれでFINALが0の時音が小さく、あげると音が大きくhighが効くようなことがあれば、それが正解です。つまり最終ボリュームをこのFINALが調節してくれるわけです。

もし私と同様に変化がない人は、一旦Monoを選んでしばらくいじってみてください。

またはRandomにしてみたり、ある瞬間からFINALを左いっぱいに戻すと、フィルターがhighを抑えて柔らかい音になります。そうなったら弾きながらFINALを右に回すとフィルターが開いたような効果が出ます。

なんじゃこれ???

という感じです。あとで治るのかな??とか思ってます。

Monoモードは、同時演奏に対して一度のLFOをかけます。

POLYモードはアルペジオのように弾くと、一つ一つに反応してくれます。

Randomは相変わらずよくわかりません笑

こういう機能のメリハリみたいなのもマイナーアップデートの対象なのかなぁ。

 

ここまで触って音を作った経験がありませんが、プリセットのLFOをチェックして攻略して音を微細に変えていくことはこの記事でできると思います。

 

ちなみにプリセットのLFOがどこにかかっているかは、

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このようにマトリックス画面を見ればOKです。上記ですとLFO1がオシレーター1のWave Indexにかかっていることがわかります。

 

ちなみにBIPOLAR時のLFO範囲などの調整は

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・演奏しながら

・つまみの12時の位置にマウスを置き(できれば一旦目盛りも12時近くに)

・マウスで上下すれば-方向と+方向が動きます。

この辺癖がありますね。


お試しあれ!

 

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