前回
元祖現代シンセ沼と言われるSynthmaster。
シンセを知らないDTMerが絶対触れないシンセ。
「ちゃんとさわれば色々できる」と言われて誰も使いこなせていないシンセ。
あまりにも有名なシンセで音も良いのに、難解さゆえに敬遠されています。
実際、現代のその他のシンセに比べると、ちょっと前時代的な扱いにくさがある、という印象が拭えません(すみません、私が無知なだけかも)。
でもFalconの上っ面を攻略できたので、
調子に乗っていきたいです。
v2.9.9.64bitの現段階最新のバージョンで解説いたします。
とりあえず公式のビデオが見たい、という人は、こちら。
イケてるプロダクトマネージャーFulyaさんが語りかけてくれます。
77ページのオフィシャルマニュアルに沿って、
・初心者的情報
・音をいじるためにサクッとできること
をまとめておけば、かなりの人が買って使っていないだろうこのシンセを気分転換に使えるようになるのではないか、と考えています。
上記ページに「BULENT BIYIKOGLU」氏がceoとして顔写真があります。
この方が作ったシンセです。顔が見えるとシンセのイメージも変わります。
トルコのアンカラに本拠地があると情報にはあります。
トルコは親日国としても知られていますね。
skinの変え方
これがディフォルト(Preset)のスキンカラーで、
画面を右クリックで色々skinが選べます。なんか2.9.9になってskinが増えてます。大きさと一緒に選べるようです。
いつもオレンジにしてます。
パソコンのキーボードを弾いても音が鳴るようになりました。
ただし、スキンがsT Tranquil Blue XT、sT Dark XT、またはsT White XTの場合のみキーボードが表示されます。
PCキーボードの音割り当ては、鍵盤に薄い青文字で表記されています。
全skinに対応してからリリースでも良いよ笑
scaleの変え方
今回はもう一つ目玉機能を。スケールチェンジ機能を書いてみましょう。
通常は、右クリックの場合、「Change grobal scale」は「Equal Tempered」つまり平均律を選んでおいてください。
この鍵盤画面ならGROBALを選んでおいて、右の枠をクリックして、やはり「Equal Tempered」を選んでおいてください。これが通常の平均律の鍵盤です。
この部分でGROBALのままscaleを選ぶと、音律がそのスケールの文化に合わせた調律になり、その音階に相当する鍵盤が薄緑になります。
さらに、この画面で
画面右クリックの「Change grobal scale」を「preset」にすると、鍵盤全体が選択したスケールでのみ弾けるように音配置が変わります。
インドのラーガまで選べる、というマニアックすぎる仕様。そこに凝るのか。。
マニュアルによれば300スケール選べるんだとか。誰のためのシンセなのか。
トルコ人ミュージシャンは世界のスケールに表現手段を求めるニーズが多いのかな、とか思ってみる。所変われば。
もし、ですが、上記のスケール鍵盤仕様、うまく鍵盤が変わらないときは、今示したボタンやプルダウンメニューをぽちぽちいろいろいじってください。
この辺も「なんか触ってるウチにできた」みたいなところがあって少し怖い笑。
値のどこを最初に変えていけばそうなるのか順番がよくわからないんです笑
鍵盤の出ないskinでは画面右のSettingで下記の赤枠内を色々ぽちぽち変えてください。
この辺ちょっとした変更順番のわかりにくさがこのシンセが億劫になっている気がしないでもありません。
まずは触って遊ぶところから、でした。引き続きSynthmaster解説シリーズ続けてみたいと思います。
購入の仕方
昔気質のシンセ沼にはまっている余裕のない方には良い意味でオススメしませんので、話の種に買っておくなら、regular price99ドルで良いと思います。
すごく気に入ってしまった!!
となれば、ぜひちまちま買わず、
全部入りで。oneも入って、全てのエクスパンジョンが入って30000円(アップグレード価格)。新発売されるエクスパンジョンも自由にダウンロード追加可能です。それでいいのか!この永久購入システム、将来は変わりそうですね。
お試しあれ!
次回